遙かなる時空の中で2

  (コーエー)


『遙かなる時空の中で』の第二弾。
これが発売された当初はパソコンで、次がPS2でだったため、プレイ不可能でした。
感慨深い(*´▽`*)

『遙かなる時空の中で』の時代から100年後という設定で、舞台は同じ『京』です。

主人公の花梨(名前変更可)はいきなり不思議な場所へ飛ばされ、
そこで一人ぼっちさまよっているところを謎の男:アクラムに助けられ、
気が付いたら異世界の京に立っていました。

困っている花梨を導くように現れたのは__八葉。

ここから花梨の不思議な冒険が始まります。

と、いうわけで。                {キャラ別ページへ}

攻略対象は八葉と、アクラムです。
女の子では紫姫と、千歳と友情エンドが迎えられます。

天の青龍:源頼忠(声:三木眞一郎)

地の青龍:平勝真(声:関智一)

天の朱雀:イサト(声:高橋直純)

地の朱雀:彰紋(声:宮田幸季)

天の白虎:藤原幸鷹(声:中原茂)

地の白虎:翡翠(声:井上和彦)

天の玄武:源泉水(声:保志総一朗)

地の玄武:安倍泰継(声:石田彰)

アクラム(声:置鮎龍太郎)

紫姫(声:大谷育江)・・・星の一族の姫。
千歳(声:桑島法子)・・・もう一人の『龍神の神子』

異世界の京を守護する神さまは龍神と言って、花梨は龍神の声を聞ける唯一の存在としてあがめられる神子。
龍神に使える四方の神:四神。
彼らの守護を受けるのが八葉で、それぞれ天地に分かれて呼ばれています。

なので八葉は神子を守る存在ということになっています。

星の一族は龍神の神子に仕える存在で、占いの力に優れており、1でも2でも神子のサポート役をしてくれます。

龍神の神子が呼ばれるのは、京に危機が訪れたとき。
神子は八葉を従え、京を守るのが役目です。


突然異世界に来てしまうというのは素敵シチュエーションでお気に入りなので、2も楽しみにしてました。
そしたら、あれ?一人ぼっち・・・(゜Д゜|||)

1の時はそもそも一緒に異世界に来た友達もいたし、八葉全員お出迎えしてくれたというのに・・・
2ではわけのわからないところに一人ぼっちです!

しかもそのあと八葉に発見してもらうわけですが、一人しかいない八葉。

さらには今回の八葉は、花梨を神子だとも信じておらず、自分を八葉だと自覚していない・・・!

さらにさらに言うならば、星の一族の紫姫の双子の兄:深苑からも冷たい態度を取られる始末。

なに、この孤独。・゜・(ノД`)・゜・。

唯一、紫姫だけは最初から「神子様」と優しく接してくれて、その優しい態度、神子への信頼は最初から最後まで変わることはありません。
それはとても嬉しいけど・・・。

初回はもうガッカリで、始めたそばから孤独を感じるとは夢にも思っていなかったので、不満たらたらでした。


が、まあ、その代わりと言ってはなんですが、
最初に花梨を助けてくれる八葉は、神子で八葉だから助けるという、主従関係抜きに親切にしてくれるわけです。

そのあとも花梨を神子とは信じていないものの、一人で放り出すのはかわいそうだと思って毎日会いに来てくれます。

この恋愛が生まれるしかないシチュエーションも素敵じゃない?(#´∀`#)


最初にどの八葉と出会うかは、自分で決められます。
青龍→『勇気』
朱雀→『優しさ』
白虎→『強さ』
玄武→『賢さ』

さらに、天地どちらと出会うかの選択。
青龍→『避ける』か『動かない』
朱雀→『逃げる』か『黙っている』
白虎→『声をかける』か『かけない』
玄武→『笛の人』か『助けを求める』

これによって最初に出会う八葉が決定。
なかなか面白いですね、こういうのも。
・・・初回は寂しい気持ちになったけど(^−^;)


そして序章では、八葉探しがメインになります。
行ける場所は少ないので、基本的に歩き回っていれば会えないことはありません。

ただし仲間にできるのは最大四人。
最初に出会ったのが頼忠だった場合、『天の四神』であるイサト・幸鷹・泉水は仲間にできますが、この時点では『地の四神』の勝真・彰紋・翡翠・泰継は仲間になりません。

八葉に会えない場合は『力の具現化』を行います。

『力の具現化』は、その地に流れる五行の力を札に変えられる神子特有の能力。
札は戦闘での回復や、八葉への贈り物など多種多彩。
手に入れられる方法はミニゲームです。

1の時は神経衰弱のみでしたが、2ではミニゲームの種類が増えました。

『貝並合見』・・・神経衰弱
『遊気野菜』・・・穴から出てくる兎にえさやり(もぐらたたき系)
『麗気流転』・・・欲しい札のところでゲージを止める
『蹴鞠演義』・・・落ちてくる玉を貴族にあてる

最初からできるのは、天の四神の場合『貝並合見』と『麗気流転』
地の四神の場合『『遊気野菜』と『麗気流転』です。
蹴鞠は後半。

私の好きなミニゲームは『遊気野菜』と『蹴鞠演義』ですね。
モグラたたき系って結構好き(*´▽`*)兎可愛いし。

蹴鞠は貴族にあてるのが楽しい・・。スカッとする?

『貝並合見』は元々好きじゃない神経衰弱というだけでなく、最初から貝を並べ替えてしまう札があり、並べ替えの音が非常にうるさい。
読み込みも入るしうっとうしいのでできればやりたくないのですが、
天の四神と始めてしまうとしばらくの間これしかできなかったりするのが悲しい(つД`)

麗気流転は一番簡単なミニゲームです。光のゲージを好きなところで止めるだけなので労力いらない。

どのミニゲームも、その地の同じ属性を持った八葉だとちょっと有利になります。
パーフェクトを取ると同行八葉の新密度が上がるのでお得。


八葉たちが花梨を神子だと信じていない理由の一つに、この京にはすでに龍神の神子(千歳)がいるからというのがあります。

京は今、二つの勢力争い・・・『院』(現帝の父)と『帝』・・・親子の争いで不穏な空気に包まれています。
末法の世と言われ、人々は絶望している・・そんな暗い時代。

そこへ院の元に救世主たる龍神の神子が連れてこられたというから大変Σ( ̄□ ̄;)

天の四神は『院』派、地の四神は『帝』派に分かれていて、考え方も彼らに沿っています。

なので天の四神は「院の元に連れてこられた神子がいるし・・・」と言う考え、地の四神は「あの神子は信用できないが、だからといって花梨を神子と認めることもできない」と言う考えなのです。

おまけに花梨も今までただの女の子だったので、神子という自覚も力も乏しい・・・。
前途多難な神子(;´д` )
それでも神子として認めてもらわなければ、京を救えず、自分の世界に帰れない以上やるしかないのでした。


一章からは、神子は本来の役目『京を救う』ために行動していきます。
最初に選んだのが『天』なら『天の四神』と、『地』なら『地の四神』と協力して、彼らの支持する院もしくは帝を助けるために奔走します。

その傍ら、残りの四人を八葉に勧誘することに。

二章は反対勢力側の八葉と協力するシナリオ。
今まで入れなかった場所に行けるようになるので、新しいミニゲームも可能になります。

後半の三章、四章は『天の四神』か『地の四神』ルートのシナリオへ。

1のときもそうだったけど、後半が微妙です。
前半は八葉の中から一人、それによって展開も細かく変わってくるためとても楽しいのに、後半は二択しかない・・・。
なのでちょっと飽きちゃうのが難点。


さて、神子のやることは、ひとまず京にはびこる怨霊を倒して土地の力を高めることです。
土地には五行の力が流れており、それを取り戻すことで八葉が術を唱えることができます。

五行の力は神子の力の源なので、できる限り怨霊を退治して力を集めておけば強い術も使い放題(*´▽`*)

戦闘では神子は直接攻撃はせず(弱いので)八葉を応援するのが主な行動になります。
八葉を応援すると集中力がたまり、術を使えるようになります。

力の具現化で手に入れた回復符で、彼らを回復するのも神子の役目。

1の時は神子には集中力がなかったけど、2では神子にも集中力ゲージがあります。
のちに手に入れる『四方の札』の術攻撃は三人の集中力が必要なので結構面倒です・・。

八葉への応援言葉はランダムでいくつか選ばれるので、好みそうな応援を選ばないと逆に集中力を下げてしまうのが気をつけなければならないところ。

その中で、『応援合詞』というシステムがあります。
これは特定の応援言葉を言うと、続けてもう一回応援言葉を選べるというもの。
その組み合わせが彼の好みに合っていれば集中力は大幅にアップ、
さらに神子の集中力も上げてくれるスペシャルチャンス( ´ー)ノ

・・・なのですが、これまたランダムなため、絶対に特定の言葉の選択肢が出てくるわけじゃない・・・。
面倒だから一回成功したらセットで言えるようにしてほしい。

また、恋愛イベントによって追加で応援言葉が増えることがあります。
しかし増えたセリフがランダムに追加されてしまうため、イベント起こした人じゃない人にも言える始末。

というかその分他の応援の枠が減るので、非常に邪魔です。
せめてそのキャラにだけ言えるようにしてほしかった・・(;´д` )
当然他の人に言ってみたら下がったし・・・。

神子の基本的な行動が応援しかないんだから、たった五枠しか選択肢がないのは問題です。
全部の中から選べるようにしてほしいし、それだと時間がかかるからセット機能つけてくれると嬉しかったです。

とまあ、文句がいろいろありますが、応援が成功すると彼らが喜んでくれるのは嬉しい。

他にも、『かばってもらった時』『彼がダメージを受けたとき』『神子がダメージを受けたとき』『彼がクリティカル出したとき』に、選択肢が出ることがあります。
いずれも成功すると集中力アップ、失敗でダウンです。


神子は一人では外出できません。
必ず八葉の誰かを伴って出かけます。

八葉と二人で出かけることもできますが、基本は八葉二人と。
怨霊も倒しやすくなるし、ミニゲームでパーフェクトを出しやすくなります。

仲が良くなると八葉から「今日一緒に同行したい」という申し出を受けることがあります。
同行したからと言って特別なイベントは発生せず、いつもと同じように行動できます。
想う心(新密度)が上昇するちょっとしたおまけシステム。

怨霊を倒した土地は、ミニゲームができるようになるので、
そこで戦闘に使う回復符や、八葉の新密度アップのためのアイテムを入手。
同行八葉の好きな『花』『紙』『香』を取ると、彼の新密度がアップするのもちょっと嬉しい♪

決まった期日に起こるイベント以外は、神子の行動は『怨霊退治』と『ミニゲーム』が基本です。


そしてメインの恋愛イベント。

最初に選んだ八葉が『天』なら、『天の四神』とは『通常恋愛イベント』が起こせるようになります。
そして『地の四神』とは『急展開恋愛イベント』が発生させられます。

『通常恋愛イベント』は、同勢力の八葉との恋愛。
『急展開恋愛』は敵勢力の八葉との恋愛。

なぜか神子も最初に出会った八葉の支持する側についてることになってしまうので、敵勢力の強い土地には敵勢力の八葉を伴わないと行けません。

そういう状況なので、同勢力の四人からは味方と思われており、
敵勢力の四人からは信用が低めです。

『通常恋愛イベント』は、彼の抱えている悩みや問題を知ることができる四段階構成のイベントです。
大抵一段階目は明るく、二段階〜みんな暗い雰囲気に突入。
三段階目〜音声付で、四段階目最後にやっと明るい雰囲気になる形。
中にはそんなに暗くならない人もいますが。

同勢力の八葉は、穢れで彼らの記憶の一部を失っており、
その記憶の一部『心のかけら』を取ることで恋愛イベントが発生する仕組みです。
八葉には京の中で好きな場所がそれぞれあり、彼の好きな場所へ行くと心のかけらを手に入れられます。

『急展開恋愛イベント』は心のかけらを取らずに起こるイベント。
敵勢力の四人は心のかけらを失っていないので、新密度(信じる心・想う心両方)を上げて起こすものです。

三段階構成のイベントで、一段階目は様子をうかがう雰囲気、二段階目〜戸惑いが大きくなり、三段階目は声付きで、敵勢力だけど神子を大切に思っていると告げられる形。

恋愛色が強いのは急展開恋愛の方です。
通常恋愛は彼の悩み相談が主体なので、事情を知らない初回向け。
急展開の方では悩みは割と早回しで、神子との信頼関係の方に重点が置かれています。

どちらも最後のイベントではラブいセリフを言ってくれるので気に入ってますが、どちらかと言えば急展開の方が好きかな(#´∀`#)
惹かれることにとまどう感じがとてもツボVv

神子はあくまでも中立の考えなので(京の人間じゃないため)
同勢力だから、とか敵勢力だから、の安心や切なさがまったくなく、八葉だけが思い込んでるわけですけど。

心のかけらを取ると想う心が上がりますが、かけらをとったあと好きな土地を訪れると『お話デート』ができます。
好きな土地関係の話をしたり、彼の性格とか趣味とかちょこっと話ができて、想う心アップ。
心のかけらがない敵側勢力の八葉も起こせるので、想う心あげにピッタリ♪

ただミニゲームしたいときは、八葉の好きな土地はどこかというのをちゃんと把握しておく必要がありますが。

好きな場所の情報は、ミニゲームが終了した直後(ランダム)とか、紫姫と話すことで教えてもらえます。


また信じる心もしくは想う心あげに、『物忌み』というイベントもあります。
これは神子が穢れを受けないために、決まった日にちに一日休養する名目で、八葉の誰か一人と過ごすことになる日。
前夜に文を送って翌日に来てもらう形です。

このとき、八葉の好きな文の色・好きな花で文をだし、さらに八葉の好みの香をたいておくと想う心がたくさん上がります。

物忌みでは八葉と会話をし、その受け答えで信じる心か想う心を上げられ(三択なので、どちらも上がらない選択肢もある)
その後、八葉の考え方などを聞くことができます。

そして最後の物忌みで、恋愛イベントが進んでいる八葉と過ごすとスチルが見られます♪
惜しむらくは、音声がついてないこと・・・(T_T)


『遙か』は、期間の長さの割に恋愛イベントが少ないゲームなので、
ひたすら怨霊退治とミニゲームの日々を送ることになりかねません。

ゆえに1の時も『八股プレイ』を狙うプレイヤーが続出。
1の時はかなり調整が難しいプレイだったようです。
しかし2では大分簡単になったという噂・・・。

それなら一度挑戦してみようと思い立ち、心を鬼にしてプレイ開始。

私は基本一途プレイ推奨なので、二股をかけることすら心苦しい。
・・・のですが、この2ではお気に入りが八人中四人なので、残りの四人をすでに二股プレイでオトしており(さすがに四股はできなかった)
心苦しいながらに初心者ではありません。

簡単というなら、本当に楽に八股できるのだろうとタカをくくっていたのですが・・・挑戦は失敗に終わりました。・゜・(ノД`)・゜・。
辛かったのに・・・頑張ったのに・・・ひどい・・・。

結果は七股でした。
心のかけらの方は後回しにしていたのがあだになり、期間限定のイベントだったようで起こらなくなってしまったのでした。

このようにまたがけプレイをしていると、割と時間がないゲームとなります。
1・2章は物忌みが一回しかないのに3・4章では二回に増え、
通常イベントの条件が天地の八葉を連れてないとダメだとか、この場所には二回行くだとか、すぐに終わらせられないものだったり、『方忌み』という『その日一日行けない方角』の日まであります。
おまけに八葉それぞれに勝手に出かける日があり、何回ロードしてもいないとか、結構調整が面倒でした。

いつものんびりプレイしてるから気付かなかったけど、
なるほど八股は楽じゃない。
これで楽なら1はどれだけ難しかったんでしょう。
2では割と心が上がりやすくなっているので、確かにまだ簡単な方なのだと思います。

急展開恋愛の方はみんな最後のイベントが夕方〜夜に発生するものなので、一日普通に行動できるところがまたがけしやすいポイントでした。
次に挑戦するときはもうちょっと練らなければ・・・と思いますが、果たしてその日は来るのかどうか。

当然ながら一途が一番、のんびりと楽しめるので(*´▽`*)


好きなキャラは、イサト・彰紋・泉水・泰継。(朱雀&玄武だ)
翡翠はどうも好きではなく、残りの三人はあまり興味がわかない感じでした。

とはいえ、2もとても気に入っているゲームです♪
ゲームの雰囲気やキャラが若干1と似ているところがあるので、とっつきやすかったです。

ちなみにアクラムもオトせますが・・・まあ、うん。花梨が幸せならそれで。

{キャラ別感想}ネタバレ
頼忠 勝真 イサト 彰紋 幸鷹 翡翠 泉水 泰継UP


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