泉水


母親の女六条宮が院の妹で、彰紋とはいとこ。式部大輔という役職に就く、身分の高い貴族。
笛を得意とし、穏やかで優しいが、母親からは常に厳しくあたられているためか、自分を役に立たないものだと思い込んでいる。

自分に自信がないところも優しいところも笛が得意なところも1の永泉そっくりです。
ついでに言えば、末法の世であるため仏門に入って祈りをささげたいと願っている、信心深いところまでそっくりです。
ちなみになぜ出家しないかというと、母親に禁止されているからとのこと。

女六条宮は常にいとこである和仁を大事にし、泉水にも和仁をたてるようにと命じてきました。
そのため和仁は泉水を見下した態度で接してきます。まああの人はいつもだいたい誰にでもそうではあるんですが。


しかし、後半、とんでもない事実が発覚します。
後半の章は天地の四神がメインということになってはいますが、どちらも和仁と彰紋がメインです。
そして、何よりも泉水が陰の主役となっているのです。

なんと泉水は、院の実の息子であり、和仁が女六条宮の息子であるとΣ(゜Д゜|||)

女六条宮は、同じころに生まれた院の息子と自分の息子を取り換えて、自分の息子を東宮にしようと画策したのでした。
何だかもともとは自分の兄が東宮だったのになくなったり出家してしまったため、今度は息子を・・・と考えたとか。


この大きな陰謀を知ってしまった彰紋は一人悩み、明かせば多くの人が苦しむうえ、大問題になることで言えずにいました。
しかし最後には、言うことを決断します。和仁と泉水に・・・。


そんなわけで、泉水は通常恋愛も急展開も最後は同じようなイベントになります。
真実を知った泉水がそのショックから立ち直り、神子への想いを告げるという感じ。

いつイベントが起こるんだ〜ってヒヤヒヤしました(;´д` )


通常恋愛では、天の四神は「院」側なので、すでに院が認めたもう一人の龍神の神子がいる状態。
泉水は、もう一人の事も信じているけど、花梨の事も大切にしてくれます。
優しい彼は、「誰の事も疑いたくない」のです。

泉水は自分に自信がまったくありませんが、その大きな理由は、母である女六条宮からそう思わされているからです。
出家したら寺に迷惑がかかり、出仕して位が上がっても同じだから、ひっそりと目立たないように生きることを命じられてきた。
それを母の気遣いだと思っているかわいそうな泉水(つД`)

彼のイベントはいつもかわいそうな感じですが、三段階目では自分に自信が持てないと言いながらも、スチルでは神子に触れているという大胆っぷり。結構すごい。

四段階目は前述のとおり、神子に励まされて勇気を持とうと必死な泉水がかわいそうだけど可愛いです。
「あなたを特別に尊く感じるのは、あなたが龍神の神子で私が八葉だからだと思っておりました。
でも、違うのですね・・。あなたをお慕いしているから、あなたは特別で尊いのですね。
私はあなたのために強くなります。ただ、あなたのためだけに・・・」

花梨を抱き寄せるスチル(#´∀`#)控えめなようでいてわりと。


そして泉水は、通常の進行イベントで「何か気がまぎれるように、甘いものか気分転換できるものをお持ちします」と言ってくれる素敵な人♪

それは最初に天を選んで1章一緒に行動することにしても、地を選んで2章を一緒に行動することにしても言ってくれます。
てっきり笛を吹いてくれるのかなと思っていたのですが、そうではなく、中イベントの時に贈り物を届けてくれる細やかさ。
選ぶものによって持ってきてくれるものが変わる、何気に細かいのが嬉しい(*´▽`*)

天と地で「気分転換」を選んだら、てっきり同じものを届けてくれるのかと思ったら違っててビックリしました。
こういうどうでもいいようなところのささやかな違いってすごく好き♪


急展開恋愛の泉水は、笛を吹くことがメインの話。
彼の吹く笛の音色を「綺麗だけど寂しい」と感じる花梨。
かつて僧に、「あなたの笛の音色は亡者と同じ類の淋しさがある」と言われたことがある泉水。
そのため、きっと自分には欠けたところがあるのだろうと考えているようです。

そして二段階め。周囲から評判の高い笛の音色。
しかし泉水は、笛が吹けなくなってしまったようです。
たまたま泉水と花梨が一緒にいるところに遭遇した女房が、「この娘のせいで笛が失敗したのではないのか」といちゃもんをつけてきました。

散々ひどいセリフをのたまって、この娘のせいじゃないならここで笛を吹いてくださいと迫り、笛を失敗すると「やっぱりこの娘のせいではありませんの!?」と叫びます。
今のやり取りのせいで、泉水の心が乱れたとは全く考えていない自分勝手ぶり(゜▽゜;)すごい女房だ・・・。

女房が去った後、泉水は、笛が増えなくなった原因は、自分の心が急激に変わりすぎてその変化についていけないからだろうと打ち明けてくれます。
それは花梨が来たことでおこった大きな変化。
ということはある意味あの女房の言ったことは当たっているわけですが・・。

私の世界は今あなたのことでいっぱいなのです。
あなたのことを考えること、それは戸惑いであり、そしてよろこびでもあるのです」
告白してます(#´∀`#)


後半の章は天地のどちらをメインに据えるかを選べますが、天を選んでいた場合、最後の章が玄武です。
中イベントで随心院にいくと和仁がいて呪詛を行っており、その呪詛はあっさり花梨が払うのですが、そのあと彼が邪気を放ってきます。
通常は泉水が笛を吹いて邪気を払ってくれる流れなのですが、急展開の二段階めを終えていると、泉水が笛を吹けません。

「ですが必ず神子は御守申し上げます」という泉水に、「お前に呪詛をぶつけていたぶってやる!」と和仁。

「やめて!」防ぐ花梨。
「神子・・・ありがとうございます」と泉水。・・・守られているのでは(;´∇`)
せっかくの泉水の見せ場がなくなってしまったのは残念ですが、イベントと連動している中イベントが嬉しい♪

三段階目は、泉水と一番仲がいい人が、泉水が神泉苑に行ったことを教えてくれてそこまで送ってくれます。
はじめてプレイした時にイサトがいたので、「??なぜここにイサトが?」と思ったのですが、なるほどそういうことか!とイサトのセリフを聞いて納得。
それにしても貴族大嫌いのイサトが泉水を心配していて、なんかおかしい(*´ω`*)

泉水のところへ行くと、傷ついた泉水が落ち込んでいました。
今まで母が自分に厳しく当たるのが愛情だと信じていたのに、自分を憎んでいたと知った衝撃。

しかし泉水は、そこで自分を励ましてくれる花梨のおかげで、気づきます。

「神子の優しさは私の孤独を暖かくとかしてくださった・・。
あなたも私も気づかないうちに。私は知らず新しい生き方を見つけていたのです」

そして奏でる笛の音に、さみしさはもうありませんでした。
「・・この笛には私の神子への想いを込めました」
「私はこれからもずっと・・・あなたへの想いをこめて笛を奏でていくつもりです」

笛という楽器が、告白の素敵さをより高めてくれてとても素敵Vv


どちらも泉水はずっと自信がなくて、優しくて、素直で・・・かわいくてかわいそうで。
どっちのイベントもいいけれど、急展開恋愛の方が好きかもしれません。
笛を吹く泉水の立ち絵も好きだし、音もいいし、笛と恋心の連動が素敵だから♪


ちなみに一筋プレイをしようとしているときにも、泉水は重宝します。
急展開恋愛の一段階目は、泉水が用事があるので今日は失礼しますと紫姫に伝えている所から始まります。
泉水にくっついていかなければイベント失敗できるため、新密度を下げずに失敗して、
そのあといくらでも彼を連れ歩けると言うのがありがたかったです。


泉水は現代でも京でもどっちでもいいセリフだったしお気に入りです。
ただ、現代に来るのに、何の躊躇もなくあっさり来てくれたことに驚きました。
彰紋と違って、「行きたいです」「来てくれるんですか?嬉しい!」というあっさりっぷり。

泉水も貴族だし、院の息子なんだけど・・(;´∇`)それは内緒だからいいのか?

セリフやスチルは京の方がラブラブなのですが・・・
立場とかを思うと、泉水が京にいるといろいろ問題が起こるんじゃないかという気もするので、
現代の方が安心かな〜と思いますね。

でもセリフは京を載せてみる。
『ずっと胸が痛かった。あなたのことを思うと切なくて、苦しくて・・・。
私は今までずっと特別な何かを持ったことがなかったから。
だからこの痛みの名前がわからないでいました。

でもあなたが教えてくれた。これは愛しいという気持ちなのだと。
触れたら消えてしまうまぼろしのように美しいあなた・・・。

あなたのために生きていきたい。あなたのそばに寄り添っていたい。
そう思った時初めて、この痛みが本当に、暖かく優しい想いになるのです・・・』

こういう繊細な人には政治のドロドロは似つかわしくないですもんね(*´▽`*)



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