泰継
前作で泰明(地の玄武)の師匠だった安倍清明が残した精髄から、安倍家が作った人造人間。
1の泰明とそっくりなのは、晴明が二つの精髄を作り、一つは泰明として世に生まれたけど、もう一つは精髄のまま残しておいたからということらしいです。晴明がもとを作ったとはいえ、完成させたのが安倍家なため、泰明の方が出来がいいと思っている泰継。
時々「私は先代(泰明)と違って力がない」と言っていて、ちょっとコンプレックスがあるみたいです。かわいい(*´ω`*)泰継は一人庵で暮らしていて、三か月眠り、三か月目覚めっぱなしという体質だそうで。
便利なんだか不便なんだか微妙な感じですね。
通常恋愛では、みんな心のかけらを失うため、泰継は初めて「忘却」を知ったと言います。
そのことに戸惑っている様子。
初回は二段階めで自分は人ではないと言っていたのですが、一段階めでも選択肢によっては人じゃないと明かすようでビックリ。でも前作と違って、ひとじゃない発言への失敗選択肢はなかったのでよかったです(;´∇`)
後半の玄武の章では通常イベントで、泉水と神子に、自分は人間じゃないと告げる場面があります。
花梨が知っているかいないかで若干セリフに変化があって面白いです。三段階目では、人じゃないことを信じられない花梨を抱き抱えて、一気に木の枝にジャンプするという所業をやってのけますΣ( ̄□ ̄;)
「このくらいすればお前も信じるだろうと思ったのだ」
いや、そんなことしなくても・・。信じてほしかったのですか?
泰継は、心のかけらによって、「先代のようになりたい」という望みを知ることになります。
泰明は八葉の務めが終わった後、神子のために人間になったと伝わっているそうです。
でも自分には力がないからおそらく人間にはなれないだろう、と・・・。しかし四段階目。
泰継は力が抜けていく不安とともに、
「お前のために、お前のそばにいるために人になりたい」という願いを持っていることを打ち明けてくれます(*´ω`*)そして訪れる眠り。
今は目覚めの時期なのに、と不思議な気持ちになる泰継。
眠っちゃって焦っているところが可愛いです♪そこで花梨は、「もしかして人になったんじゃないですか?」と。
ああ、なるほど・・・眠りっていうのも、急に訪れたら、力が抜けていくみたいだものねΣ(゜ロ゜;)
人になれたことを喜ぶ半面、役目が終わったら花梨が帰ってしまうことが辛いと感じる泰継。
全部気持ちが素直に表に出てて妙にかわいい・・・。
物忌みの最後の時は、恋愛が進んでいるとラブラブです。
龍神に意識を奪われて、気を失ってしまう花梨を心配する八葉の姿がツボ。
普段無感情、無関心な泰継もとってもかわいくなります。「行ってはいけない。お前は今強い力の影響をまともに受けてしまったのだ。
自分を手放してはいけない。お前の代わりはいない。−−いかないでくれ!」
「お前を奪うものを許すことなどできない。お前は何より尊い存在だ。
その心に一点の陰りも与えたくないのに。なのに、なぜ・・・。
なぜ私にはその力がないのだ。・・・私にはお前しかいないのに・・・」気を失った花梨が目覚めると、安心するみんな。
花梨は自分がどういう風になっていたかわかっていないので、
基本的にのんきですが・・・八葉の方は気が気じゃなかったという感じです。「もしお前が完全に龍神に飲まれてしまっていたら、私のことなど忘れてしまっただろう。
いやだ、お前に忘れられたくない。お前が私のことを見知らぬ者のように扱うことなど耐えられぬ。
・・・あ、ああ。あまりたずねないでくれ。私は思いを制御する術を、まだよく知らないのだ」制御しなくてよし.:*・。ヽ(´▽`)/。.:*・°
っていうか、泰継のテレ顔、すっごい乙女みたいなのでちょっとびびりますけど!
ところで、1章を天、2章を地にすることで泰継の急展開恋愛が見られるようになるわけですが、
天地の玄武にすると、一番かかわる泉水とのやり取りを見ることができます。
しかしほかの三人と見てみたくなり、1章を頼忠にしたところ、淡々とした冷ややかなやり取り具合が笑えました。「お前は源氏の武士か。花梨が神子と信じているのか」「はい」
「そうか。私は信じていない。意見が異なるようだ」「・・・・」わあ、険悪。そのあとで頭を冷やしてくると去った頼忠が、のちに倒れた花梨を心配してきたときに、明日からはちゃんと天の八葉も来るようにすると言ってくれますが、その際「それに帝を奉する者たちからも神子殿をお守りしなければなりません」Σ(゜Д゜|||)
頭を冷やしてもやはり険悪。ちなみに、この日自分が一緒にいたのに呪詛に気付かず花梨を苦しませてしまったことで、泰継は自分を責めます。
「先代の地の玄武であればこのような失態はなかったはず。私が力不足なのだ」かわいい(#´∀`#)泰明と比べると泰継は最初から人間らしいと思います。
急展開の方でも忘却がないという話に。
しかし人じゃないと明かすのは二段階め。そこでもやっぱり先代みたいに人になりたいが、力がないからなれないだろうと考えているっぽい。
でも人じゃないせいか、泰継は他の人ほど暗い過去を暴露とかがないためシリアス度は低めです。ただ、「私が院に与することはないが八葉の務めは果たす。それ以上にはならない」とかわざわざ言ってるところが一応反対勢力かという感じ。
三段階目はやっぱり眠っちゃう泰継。ここでは仲のいい人が、泰継のところまで案内してくれます。
なんと泰継、魂魄が体から離れたとか言って、透明になっちゃってるしΣ( ̄□ ̄;)花梨が必死に探してくれるのを、心地よいと感じている泰継。胸がいっぱいになって涙を流し・・・。
花梨は泰継を「人なんだよ」と信じることを告げ・・・。
ハラハラしたけど、泰継ちゃんと元通り(*´▽`*)
「お前と離れたかった。だからお前が院のそばにいることをことさらに強調した。
だがだめだ。お前のことを考えない時はない。この痛みを忘れられない。
全てが終わり、お前が帰る日の来ることが耐えられないと思った。
独りになるーーそう思うと胸が痛い」ああ、素敵な告白♪
あまりイベントに大きな差がないので、通常恋愛の方がイベント数が増える分、好きかな。
眠っちゃって焦る泰継が可愛いというのもあるし。
泰継は、スチルは京エンドの方が好きです。現代エンドだと、髪切って「誰これ!」になっているので。
セリフはどっちもいい感じ。どっちかというと現代の方がすごい気がするけど。現代エンドセリフ。
『淋しいという言葉をお前は私に教える。たった一人残される恐怖。
お前を思うたびに浮かぶこの淋しいという痛みは、それでいてどこか優しい。
お前がそっと痛みを暖かい何かに変えているからだろうか。そばにいてくれ。離れないでくれ。微笑んでくれ、私に。
ああ、きっと私はお前を抱きしめずにはいられない。この愛しい想いとともに。お前に触れ、声を聞く。ただそれだけが私を人たらしめるのだ。
お前を思うこの気持ちこそ、私が生きている本当の意味なのだから』幸せそうでよかったね泰継(#´∀`#)
泰継は、共通シナリオで必ず最後に人間になるというキャラです。
最初から人間っぽかったからなのかな。
そしてそれをとてもうれしそうにしているので、よかったなあと思います♪