遥かなる時空の中で3

  (コーエー)


昔の日本によく似た異世界にワープしてしまった女子高生が、世界を救いつつ恋を叶えるシリーズも三作目。
今回は前の二つとは雰囲気ががらりと変わりました。

今作の舞台は鎌倉時代によく似た世界・・・源平合戦に巻き込まれることにΣ(゜Д゜|||)

主人公は春日望美(変更可能)、『白龍の神子』と呼ばれる存在です。                {キャラ別感想へ}

攻略対象の八葉たち

天の青龍:有川将臣(声:三木眞一郎)

地の青龍:源九郎義経(声:関智一)

天の朱雀:ヒノエ(声:高橋直純)

地の朱雀:武蔵坊弁慶(声:宮田幸季)

天の白虎:有川譲(声:中原茂)

地の白虎:梶原景時(声:井上和彦)

天の玄武:平敦盛(声:保志総一朗)

地の玄武:リズヴァーン(声:石田彰)


異世界の伝説に『京に災いが起きたときに京の守護神である龍神が神子を遣わし、救ってくれる』というものがあります。
遥かの1、2ともに舞台は京、龍神が遣わした神子が主人公でした。

そして八葉と呼ばれる八人の男性が、神子を守る役目を担っていました。

龍神は四方の神を従えており、東が青龍、南が朱雀、西が白虎、北が玄武と呼ばれ、彼らの加護を受けた二人の八葉を天地にわけていました。


しかし、この3の世界では龍神はすでにほろんだといわれており、京は怨霊だらけで、神子は守るべきはずの場所に行くことができません。

当然八葉もバラバラで、八葉というものを知らない人がほとんど、立場も違うし、みんなで一緒に京を守ろう的な雰囲気はまったくありません。


龍神とは黒龍と白龍という二つの性質をもった存在で、守る力を失った龍神は二つの存在に分かれ、黒龍は消滅し、白龍がなけなしの力で神子を呼び求め、それに答えたのが主人公だったのです。

黒龍も白龍もそれぞれ守護する神子はいますが、八葉を従える神子は白龍の神子だけ。

黒龍の神子の朔(声:桑島法子)は怨霊の声を聞けるため、戦いに身を投じていて、主人公と親友になってくれる頼もしい存在。
これまでの黒龍の神子は「敵」みたいな感じだったためちょっとうれしいです♪


主人公がワープする前に出会った少年が、白龍(声:大谷育江&置鮎龍太郎)でした。
今作では、神子のサポートをしてくれる『星の一族』がいないため、白龍がいろんなことを教えてくれます。

白龍とも恋愛エンド迎えられますが・・・私の中では恋愛対象ではなかったかも(;´∇`)

常に神子を大事に思ってくれるため、キャラとしては大好きですが。


源平合戦を脚色しつつ使っているため、きいたことのある人名がいろいろ出てきますし、攻略キャラまで実在の人物の名前そのままです。
私的には微妙です・・。

よく似た世界なのはいいけど、オリジナルの名前にしてくれたらもっとよかったなーと。

歴史好きで、歴史乙女ゲー好きな人には何の問題もないと思いますが。

主人公が戦争に参加して人を斬るという設定も私は好きになれませんでした(・ω・`*)

今までみたいに怨霊を浄化するだけなら、神子っぽいし、現代の女子高生としても許容範囲だと思いますが
その時代の人じゃないのにそんなことまでさせるのはやだな・・・と。


じゃあつまんなかったのか、というと、とても面白かったですヽ(*⌒∇⌒*)ノ

設定が好きになれなくても、物語はちゃんと作られていて、神子は勇ましいし、八葉も素敵だったし、盛り上がる部分もあって。

私としては1>3>2の順番に好きかな、と思う感じ。どれもみんな好きなんですけど。


そして3の目玉というと、『時空跳躍』です。

必ず1周目はバッドエンドになるように展開し、「この過去を変えたい」という強い想いから、
時空を超える力(ラストに入手)を使って過去を上書きしていくという流れです。

今回はルートに入ると物語が変化するという仕様になっているため、全員物語が違うのが特徴的。
おかげで全員飽きることなく楽しめるという素晴らしさです。

あと、周回プレイが必須なので、自分たちの強さや好感度を引き継げるのはよかったです♪

展開がみんなシリアスしてるのにレベル上げなんかしてられないよって気分だったので。

2周目からは、1周目とのセリフの違いを楽しんだり、選択肢で違う展開にできて
物語がよりふくらんで楽しかったです。

ルートに行くためのヒントもきちんと教えてくれるので、
攻略サイトのお世話にならなくてもクリアできたのも嬉しかったヽ(´▽`)/(ゲーム下手)


そんな中、ストーリー重視だとしょうがない部分かもしれませんが、3でガッカリした最大の部分は
『告白』がほとんどないということ。・゜・(ノД`)・゜・。

「ここに残ってほしい」または「一緒に行きたい」という言葉こそ、異世界の彼らから聞きたい一番の見せ場セリフ!!

まったくないわけではないけど、1や2みたいに全員ほしかったので、非常に残念です。

エンディングの一枚絵と共に彼らの心の声(モノローグ)があるのはシリーズ共通で嬉しいものですが、
乙女ゲーで告白って最重要だと思うのです。


とまあいろいろ文句も書いたけど、『時を超えてハッピーエンド』の醍醐味をたっぷり味わえたので、
プレイ中ひたすら盛り上がって堪能いたしました(*´▽`*)

大団円エンドも面白かったですし。アレの続きがファンディスクなんですね〜。


4はポリゴンと3Dぽいのと、悲恋のキャラがいるらしいということなのでプレイはしてませんが、1〜3まではそれぞれとてもお気に入りの乙女ゲーです♪


好きなキャラ
1:譲くん&敦盛
2:将臣くん&景時

八葉のつながり(絆)は今回は非常に薄いので、もともと兄弟の将臣君&譲君ペア、景時&朔ペアが好き。
京を守るはずの龍神と神子だけど、京のイメージはあまりない・・・。

ただ星の一族(神子をサポートするはずの人)の末裔に会えたのはなんか嬉しかったです。

{キャラ感想}ネタバレ
将臣くん 九郎 ヒノエ 弁慶 譲くん 景時 敦盛 リズヴァーン


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