ワンド オブ フォーチュン
(オトメイト)
魔法使いの憧れの学校、ミルス・クレア魔法院。
小さなころから魔法使いを夢見る主人公ルル(名前変更可能)は、そこに編入することになりました。
しかしそこで、ルルには魔法使いならだれでも持っている『属性』がないことが判明。
無属性の魔法は危険だから、このままでは魔力を封印すると言われてしまいます。
6か月後の最終試験までに・・・はたしてルルは属性を身に着けられるのでしょうか?というわけで。 {キャラ別感想ページへ}
6か月間ミルス・クレアの生徒として頑張るお話です。
攻略対象は
ユリウス(声:櫻井孝宏)・・・優秀で美形なため人気が高い。親衛隊もいる。しかし本人は魔法のことで頭がいっぱい。風属性。
ノエル(声:鈴木千尋)・・・自称『世界一の魔法士になる男』。ユリウスをライバル視しているらしい。土属性。
ビラール(声:高橋広樹)・・・ファランバルドという国の第二王子。言葉がうまく話せないが、穏やかで落ち着いていて優しい。水属性。
ラギ(声:柿原徹也)・・・ハーフドラゴン。特異体質で悩んでいて、その治療のためにミルス・クレアに来ている。火属性。
アルバロ(声:鈴村健一)・・・ちゃらちゃらしていて適当な遊び人風。面白いことが大好きでからかうような物言いをする。光属性。
エスト(声:入野自由)・・・14歳という最年少の天才少年。他人を拒絶している。闇属性。それに加えて、
エルバート(声:藤田圭宣)・・・教師。ミルス・クレアの卒業生で、寮監もしている。優秀なのに自分に自信がなく、落ち込みやすい。
アミィ(声:沖佳苗)・・・ルルのルームメイト。家が高名な占い師の家系。占星術を専攻している。おとなしく真面目で優しい。光属性。
ともエンディングを迎えられます。(アミィは友情エンド)
ミルス・クレアは全寮制の学校なので、ルルたちは全員寮住まい。
男子寮と女子寮の入り口を魔獣が守っていたり、庭や厨房をゴーレムのプーペと呼ばれる人形が歩き回って仕事をしていたり、
魔方陣や不思議なアイテムが飾られた教室がたくさんあったり、
魔法学園っぽい雰囲気が結構楽しい世界観(*^▽^*)
ゲームのタイプはアドベンチャーなのかな。
セーブやロード、好感度などを見られるメニュー画面は、ほぼいつでも呼び出せる仕様で
好感度が上がった時に教えてくれる『愛キャッチ』という画面効果もあります。特に便利なのが、バックログで前の文章の画面に戻れる機能。
やり直したいときにすぐにその場面に戻せるため、一応クイックセーブやロード機能もあるけど、
使う必要ありませんでした。そしてフルボイス。(主人公以外)うん、素敵♪
主人公のルルちゃん(ついちゃん付けで呼んでしまう)は、すごくかわいいです(#´∀`#)
素直で明るくて一生懸命頑張る子で・・・。純粋で天然。
「お花さん」とか「プーペさん」とか呼んでいるので、ちょっと幼い感じですけど、
ものの考え方が優しいので癒されましたVvと言っても最初は語尾に「!」ばかりだな〜と思って、ちょっと慣れなかったけど・・・
そのうち、元気なルルちゃんには合っていると思うようになりました。誰に対しても否定的な考えを持っていないし、真剣に受け止めるすごくいい子だから
人に好かれるのが分かるような気がします。ルルちゃん大好きです。ルルちゃんのキャラグラフィックもすごいかわいいし。
このゲームはキャラグラフィックも綺麗ですが、スチルもとても綺麗なのがすばらしいです。
キャラとかグラフィックとか世界観とかとにかくすごく気に入ってるんですが・・・
ちょっと微妙な部分もあります(;´∇`)プレイをするうえで、必要ない意味のない部分があって、そのせいで時間がかかるというような。
私はその部分を飛ばすためにいつもスキップ機能を使っていましたが、
時々音が飛んでしまったりして(そのあとで復活するから続行はできるけど)何となく微妙でした。
ルルちゃんの朝は、あいさつから始まります。
ランダムに寮のロビーに現れる攻略キャラとあいさつを交わしてから学校に出発。好感度によって三段階に分かれ、仲良くなると「一緒に登校しよう」と誘われるのですが、
ランダムなので目当てになかなか会えなかったりします。
私はエストとの一段階目のやり取りが何気に好きなので、エストと会えるとあたり〜♪と思ってました。
そのあとは、授業の選択。
「知識」「魔力」「技術」の数値を攻略キャラそれぞれの目標まで上げなければオトせないので、
彼らの重視する項目の授業を選んでうけます。しかしこの時、学院の他の場所へも行けるんですが、場所移動が縦スクロール型なのが非常に面倒くさいです(;´д` )
先生の教室までスクロールするのも面倒くさいし、他の場所へ人を探すのも大変です。
どうして一画面に全部の場所を一度に表示する形式にしてくれないのか。
授業はちびグラフィックがちょこっと動く簡単なワンシーンで終わります。
キャラのちびグラフィックがみんな可愛い・・・。
そのあとはランダムで、攻略キャラが魔法について困っているのをルルちゃんが手助けするというワンシーン。
これが挿入されるときもあれば、飛ばされるときもありますが、私はスキップで飛ばしてます。ルルちゃんの能力(知識や魔力、技術の合計値)が高いと彼らの手伝いをできて喜ばれる、低いと断られる、という一人につき2パターンの会話しかないので完全に飽きるのです。
この会話によって能力が変化することも好感度が変わることも何もないので、一回見ればそれで十分という会話なのに、ほぼ毎日挿入される・・・。
そして、帰り道。ランダムで攻略キャラの誰かと会って、あいさつをかわします。
好感度によって三段階の会話に変化し、二段階めからは一緒に寮に帰るというシチュエーションになります。
ランダムなのは朝と一緒。
そして寮の外観スチルが入って、今度は夜の行動選択画面。
再び縦スクロールの場所選択です。外観スチルが入るたびに読み込むから必要ない気がするし、スクロールは面倒です(^−^;)
ルルちゃんは属性を身に着けなければなりませんが、その唯一の方法が、『攻略キャラと一緒に勉強する』というもの。
勉強すると、彼の属性の数値が上がります。攻略キャラをオトすには彼の属性にならなければならないため、好感度を上げるためにも、属性値を上げるにも
彼が必要です。ところが寮のどこにいるかを探すためにスクロールしないとわからないし、スクロールしてもいないこともある。
そのため、バックログからの場面巻き戻しを使って、見つかるまでロードする羽目になったりするわけです。基本的な一日の行動はこんな感じ。
加えて、授業がないのが土日ということになってるんですが、土曜日がほぼ無駄なのでいらなかったと思いました。
日曜日のように行動することもできず、アイテムを使ったりミッションの確認をするだけのどうでもいい一日。それがカットされているだけでもちょっとスッキリしたような気がします・・・。
ちなみに『ミッション』は、学院内で起こる様々なトラブルを、ルルちゃんと攻略キャラ達が解決するという
魔法学院の生活やキャラ同士のかけあいを眺められて、結構楽しいミニイベント。30個もあって、とても気に入っています(*^▽^*)
朝夜の行動選択の時に、キャラの横に星マークがついてるとき、そのキャラから始まるミッションがあるという証で
三人に話しかけて詳細を知り、週末に解決する話になります。一つのミッションにつき攻略キャラが二人絡んできて、選択肢によって片方の好感度と属性値を両方あげられるのでなかなか嬉しい。
ただこのミッションも、そのキャラ開始ミッションが3個とかあるため、どのミッションが開始するか話しかけるまで分からないのはちょっと不便ですが。
イベント以外は基本的に同じことを繰り返すゲームなので、スキップを多用しながら進めていきます。
せっかくキャラ育成を入れていても、することは彼の属性で満タン+彼が重視する能力にあげるだけで、
ちょっと単調な感じがしてしまいます。見た目に何か変わるようなものもないから、達成感もないし。
しかし彼の好感度を上げるための会話は結構数が多くて、しかも聞いた会話は全部聞き終わるまでリピートしないので
細かいことですがそういうところは嬉しかったです♪
とてもよかったのは、『メモリス』というアイテムですね。
学院のあちこちで拾えるアイテムで、キャラとのイベントをクリアすると使えるようになるものです。大抵イベント後の彼の思考をのぞき見するという感じで、いろんな彼の気持ちを見れてとても面白い。
一度手に入れると次のプレイでも引き継いでいて何回でも見ることができます。
ミニゲームの景品にも笑いましたし、攻略キャラ以外のキャラたちも味があって個性ばっちりです。
私は結構マシューが気に入っていたので、マシューは攻略キャラじゃないのか、などと思っていたのですが・・・
彼は好きな人がいたのね(゜▽゜;)攻略キャラ以外とも話をすることができるので、彼らの考えを知るのも面白かったです。
最終試験では、ルルちゃんはパートナーを選ぶことになります。
攻略キャラごとのルートに進むのですが、どれも結構シリアスしててドキドキしました。面白かったです(*´▽`*)エンディングもかわいーーー♪と思うのがいろいろ。とても気に入りましたこのゲーム。
まあ、好きなキャラと好きじゃないキャラ、ばっちり分かれましたけど・・・楽しいゲームでした♪
ちなみに、キャラの好き順は
1:エスト・ノエル(超お気に入り)
2:エルバート(お気に入り)
3:ラギ(好き)
微妙:ユリウス・ビラール
好きじゃない:アルバロという感じですね。
キャラ語りです。ネタバレです。
ユリウス ノエル ビラール ラギ アルバロ エストUP エルバート&アミィUP