ストーリーについて


ストーリーについてネタバレバシバシで書きたいと思います(^.^)



このドラクエ5は、時の流れを感じるストーリー編成になってるのが新鮮でよかったです。
まず「少年時代」そして「青年時代」さらに「父親時代」


○少年時代○
少年時代といえば、プックルとの出会いがよかったです(*´▽`*)
レヌール城のお化け退治をこなすともらえるキラーパンサー。
名前はいくつかの候補の中から選べますが、私達は「プックル」が一番可愛いと思って決定。
それ以後毎回プックルにしてます。

ちいさな主人公の後を、これまたちいさな猫ちゃんみたいなプックルがついてくる光景は実に可愛くて、非常に和みます。

パパスの後をくっつく主人公と同じくらいに(^v^)

少年時代はまたたく間に過ぎ去りますが、とっても大好きな時代です♪

そういえば、サンタローズの村にいる薬師に話しかけると、
「坊やは不思議な目をしているな。坊やに見つめられると心が和むようだ・・」と言われるときがあります。
なんかすごく気に入ってます。このセリフに心が和む・・(#´∀`#)


そして少年時代との決別は・・・・パパスの死。

ドラクエ3でも目の前で父を失いましたが、またしても・・・。
本当にこの歯がゆさ、悲しさ、悔しさは、何回プレイしてもつらいです(>_<。)

パパスはカッコイイお父さんだったからなあ・・・。


○青年時代○
青年時代の幕開けは十余年ヘンリーとともに奴隷として過ごしたという、ドラクエ史上かつてないほどの暗い人生を歩んでいた主人公。
ビックリしました。

ただのわがままひねくれ王子だったヘンリーもただのちょっとエラそうな明るい青年に成長。(奴隷だったのになぜこんなに快活なのか不思議)
ヘンリーのせいでパパスが死んだのに、全く恨むでもなく仲良くしているらしい主人公。心が大きい。(←ちょっと根に持ってる私とは違う)
そして何度も脱走を図っているというたくましさ。

その心が実を結び、ついに脱走を果たしたヘンリーと主人公&(ヘンリーが一目ぼれした)奴隷のマリア。

と、序盤からかなりドラマチックに展開していきます。


そして青年時代序盤にして、5の最大のポイントである
モンスターを仲間にできるシステムが始まります!!

戦い終わった後、モンスターが起き上がって「仲間になりたそうにしている」という文字が出る。
これがまあかわいいこと!!q(≧∇≦*)(*≧∇≦)p

最初はスライムとかブラウニーとか弱いモンスターしか仲間になりませんが・・。

ホントにこのシステムは嬉しかったです♪
私が5が一番気に入っている理由の一つですから。
ただ後半になってしまうと人間キャラが増えてくるため、私はあまりモンスターを使わなくなります。
初回はスライムナイト&ゴーレムという最強パーティーを組んで、ラストまで一直線でしたが・・。

モンスターによってはレベルがそれ以上上がらないとか上限があるのが残念でした(;´д` )


そして子供の頃に別れたプックル(というか奴隷として連れ去られたから別れざるを得なかった)との再会。
プックルは、もともとは恐ろしいモンスターであるはずなのに、主人公のことを心のどこかで覚えていたため、人間を襲わないで畑のものを食べて生きていたようです。
なんてかわいくていじらしいんだ・・・。・゜・(ノ∀`)・゜・。

そしてずっとパパスの剣を大事に守っていたプックル。
素晴らしすぎるイベントです!!大好きだ!!


・・・このイベントでは、結局主人公がプックルをけしかけていたと勘違いされてしまって微妙に後味が悪いのですが、村の中で一人だけお礼を言ってくれる優しいおばちゃんもいるし、何よりプックルがいとおしいので、イイですよね〜〜。
もちろん後味が悪かろうがなんだろうが、モンスター退治の報酬はいただいていく( ̄+ー ̄)



青年時代一番大きな山場といえば、何と言っても結婚。

ヘンリーもいつの間にやら(主人公がちょっと遠くに旅している間に)マリアとゴールインをしており、
「もしかしたらマリアはお前の方を好きだったのかもしれないけど」発言。
だから鬼の居ぬ間に・・・マリアをオトしたわけですね?
まあ最初からヒトメボレしてたみたいだし、別にいいですが。
・・ただどのようにしてマリアをオトしたのか、そのあたりを見てみたかったです。


そして主人公も、母親を助けるために魔界へ行く必要がある→そのためには天空の装備をつけた勇者が必要→天空の装備を探そう
という流れで、天空の装備を探していたため、
天空の盾を所有しているルドマンの娘の婿として立候補することに。

なぜならば婿には天空の盾をプレゼントすると言われてしまったから。
・・って、思いっきり盾目当てですが(;´∇`)とりあえず。


ここでの結婚は必須ですが、結婚相手は二択。
これはなかなか画期的かもしれません。
通常RPGの相手役は決まっているので、最初は驚きました。

・・・私としては、二択にしてくれてありがとうヽ(´▽`)/
と言いたいです。
このおかげで、5が大好きです。

逆に言うと、この結婚でどちらも好きじゃなかった場合、かなり苦痛になると思います。
5のストーリーは「家族」が根底にあるので・・・。


そして主人公が実はグランバニアという国の王子ではないかという展開。
うん、いい展開です。
やっぱドラクエと言えば、主人公は勇者だよね(゜∀゜)
そのへんの旅人で終わるなんて信じられないもの!!

・・・ただなぜか、主人公が天空の装備を身に着けられなかったのはかなりのショックでしたが・・・・。

どうして?
主人公勇者でしょ?
なのになぜ身に着けられないの!?。・゜・(ノД`)・゜・。

・・・と、かつて父パパスも身に着けられないことで嘆いたらしいけど、
身に着けられると全く疑いもしていなかった私の大ショックに比べりゃかわいいものでしょう。

そのうち時が来れば力が覚醒するとかして、身に着けられるようになるのだろう・・・。
と、そう信じて進むことにしました。このときは。


○青年時代後半○

奥さんが勇者の子孫であるという事実を聞いて、びっくりしたまま石にされた主人公(と妻)
そのまま8年が経過。
相変わらずすごい展開です。

この時が流れる間、オートで進んでいくのですが、この時の移り変わりがとても気に入っています。

石にされた主人公はオークションにかけられ(石像と思われて)とある金持ちに買われます。
そこで庭に置かれた主人公は8年の月日を過ごすことになるのですが、春にはピンクの花一色になり、桜らしきものが散り、夏は緑、秋は枯葉が舞い落ちるセピア色・・・そして冬は真っ白。
キレイです・・・(*^▽^*)
眺めていると和みます。

・・初回プレイの時は、出かける直前にちょっとドラクエをプレイしようと思っていたらその展開になり、目が離せない(中断できない)のでものすごく焦ったという思い出があるシーンでもありますが・・。
いやー、ドラクエでオートとか、全く想像もしてませんでした。
さすがスーファミは一味違います(;´∇`)
以後のプレイでも、その初回の焦りを思い出してしまう、ある意味特別なシーンになりました。


そして、8年後・・・
なんと大きくなった息子&娘(双子)が主人公を迎えに来てくれます。

妻は石にされる前に城で双子を出産していたので、その子たちが大きくなっていたのでした。

そして衝撃のセリフ。
「お父さん、ボク天空の剣を装備できたんだよ!」

・・・・・・・・・・・・・・・Σ(゜Д゜|||)

ええええええええええええええええ!!???


なんと勇者は自分の息子だった・・・・・!!!


・・これは痛恨のダメージでした。
多分今までドラクエをずっとプレイしてきた人はみんなそうだと思うのですが、主人公こそが勇者であると疑いもしなかったのに、
主人公はただの王子、いや、王子だってすごいことはすごいけど、(今となっては王に昇格した)
選ばれた特別な人間ではない・・・・。
この衝撃。

今の今まで自分が勇者だと思ってきたのに実は違っていたというのは、天才が実は凡人だったと知らされるのと(多分)同じショックです。
妻が勇者の子孫だから、その子供が勇者ということだったのか・・・。

しかもそのあとの主人公のステータスを見ると「勇者の父親」などとむなしく書かれているのが泣けてきます。

今までは「グランバニア王」というそれなりにカッコいい名前だったのに・・・。
まるで付属品扱いではないか。

そのあと勇者を待ち望んでいたというテルパドールでも、常にみんなの目線は主人公の後ろの子供に注がれている。
なんだこの疎外感。


二回目以降はもうこの展開にも驚きはしないし、慣れましたが・・・
初回はすごいショックでした。

・・・やっぱり主人公が勇者の方が好きですね(;´∇`)
慣れた今でも。
まあストーリー上仕方ないんだとはわかっていますが。


初回は子供たちへの愛情もほとんどなく、
私たちはずっとスライムナイトとゴーレムを連れ歩いてラストまで向かいました。
・・しかしもしかすると勇者の息子へのやきもちもあったのかも・・?



そして後半には、再びサプライズが。
天空の城をよみがえらせるため、昔壊されたオーブが必要ということになって、なんと過去に戻れたのですが・・・

そこは自分が子供のころ訪れたサンタローズの村だったのです。
そしてパパスもいます。
どうやらもうじきラインハット城へ向かう頃のよう。

そこで主人公は、パパスに「ラインハット城へ行くな」と忠告をすることができます。
まあ、してももちろん信じてもらえないし聞き入れてもらえませんでしたが・・・。
くーー、切ないイベントだ。なんかもどかしい。

このあとパパスはラインハットでヘンリーの(自分勝手な行動が招いた)誘拐騒動で命を落とすことになるので・・・
「お願いだから行かないでーー!」と思ってしまう。
たとえ未来が変わってしまうとしても。


そして、初回プレイの時ビックリしたのは・・・

子供時代、サンタローズで「村に怪しい男が来ていろいろ聞きまわっている」と言われた時期がありました。
その人物に声をかけると、「きれいな宝石だね、見せてくれないか」と主人公の持っていたオーブ(お化け退治で拾った)を要求する怪しい男だったため、私たちは「いいえ」と断りました。

何回も「いいえ」を繰り返したのに、その男はしつこく要求してくるため、しぶしぶオーブを渡しました。
男はすぐにオーブを返してくれたため、私たちは「・・なんだ、疑って悪かったなあ」と思っていたのです。


・・・・・・・・・・。

しかし。

その怪しい男はなんと、今の自分だったのです( ̄― ̄°)


子供の自分があれだけ怪しんだ男が自分自身だったとは・・・。
そのことに精神的ダメージを受けた私たちは、
目の前の少年時代の自分が、とても素直にオーブを渡すのを見て
「記憶が間違っている・・・」と思いました。

・・・そのまま「いいえ」を連発する過去を見せられても、ものすごい嫌な気持ちになったと思うので・・記憶を修正してくれたのはありがたかったですが。

なんにせよ、昔の幸せしか知らなかったあどけない自分・・・これから父が目の前で死に、奴隷生活が待ち受けているなんて思いもしない純朴な自分に、どうやら励ましの言葉をかけてあげた様子。

「うん、どんなことがあってもぼくは負けないよ」

ああ・・・・頑張るのだよ、昔の自分・・・・。

・・・なかなかいいシーンですよね。
素直にオーブを渡してさえいれば(; ̄∇ ̄ )

もちろん二回目以降は、素直にオーブを渡すことにしています。


このイベント関連では、子供時代に一緒に旅したことがある妖精のベラとの再会もあって、懐かしいです。
まあ大人になってしまった主人公は、素では妖精を見ることができなくなってしまったのでちょっと悲しかったですけど・・・。
なにしろベラは、自分たちの姿が見えたのは主人公に特別な力があるためかもしれないと言ってたのに(子供時代)、
結局大人になった主人公は見ることができなくなった。

その後、荒れ果てたサンタローズに住んでた少年にも見られたみたいだし、自分の子供たちも見ることができる。
ってことは子供ならだれでも見られたというわけで、
ここでも主人公は特別じゃないということを感じさせられたからです( ̄― ̄°)



その後、妻との再会を果たし、母マーサを助けるために魔界へ。
しかし結局目の前で母は殺されてしまう・・・。
父だけではなく母までも。
このへんはかなり残酷だなあと思います。

しかしこのシーンは、割と嫌いではありません。

倒れた母が、それでもなんとか息子のために力を使おうとすると、
パパスが「もういい、あとは息子たちに任せよう」と姿を現すのです。
そして二人は寄り添って幸せそうに消えていく。

ずっと離れ離れにされていた夫婦がやっと会えた。
この優しい感動が、悲しみを覆い隠してくれるからです。・゜・(ノ∀`)・゜・。


そしてエンディング。
・・好きなところに行けるわけではなく、勝手に場所を指定されてですが、いろいろなところにあいさつさせてくれます。

このエンディングがかなりお気に入り♪
主人公たちは妻、息子、娘を連れてみんなで世界旅行してるみたいな感じ。

平和になった各地をめぐるというのは、やっぱりドラクエでの伝統というか、しみじみしてよいものです。
結婚相手の家族との会話や、選ばなかった方の相手や家族との会話が違くなるので、その辺も面白いです。

そして最後にグランバニアに戻ってきた一家は、パーティーを開き、
みんなでくるくるダンスを踊ります。

と、それを見つめるパパスとマーサ・・・。
主人公たちの幸せな姿を見て、安心して二人は二人の世界へ旅立っていきます。

感動。

何回見ても、やっぱり感動です.:*・。ヽ(´▽`)/。.:*・°

ラストにパパスとマーサが出てこなければ、ここまでの感動はなかっただろうなあと思います。



主人公が勇者じゃないというところだけが微妙ではあるのですが(しつこい)本当にすごくドラマティックなストーリーで、満足でした♪

まあそんなにドラマティックを求めてはいないんですが(ドラクエには)
悲しいことがあっても、優しいというか、プレイした後にあたたかい気持ちになれるようなそんな話でした。

やっぱドラクエは、人間が悪いとかいう切ない4みたいなのより、モンスターVS人間のほうがいいなあ。(4も好きですけど;)
後味がサッパリしてるほうが好みです。

ホントに最高に好きなドラクエですね(*´▽`*)



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