カノンとF太郎の世界 初代カノン
その2


共和国暦490年、1日。
新規国に颯爽と降り立ったPCカノンカノン
コークショルグ・リムウルグに所属、良く気がきく女。
この国で、天下を狙います。
次いで桃ちゃんから譲り受けたおもしろブサイク、F太郎F太郎移住。
すでに14才となっているので、子供の頃の「おもしろ」部分はなくなっています。
コークショルグ・バハウルグに所属、超ワイルド、「コーク」「ジマ」の才能アリ。所持金55935プゥ。


同じ移住者同士、仲良くしましょう。
そして、結婚しましょう。
そして、その金をいただく。
そして、その才能ステータスを子供に引き継がせる。

打算にまみれた恋心を抱いて、
カノン、いざ出陣です。

とは言え、7日間は特にすることもないので、適当に過ごします。
どうせ、F太郎も移住者だから同じだけ普通会話できないしね。


・・・とのんきぶっこいてたら。

6日。F太郎の所持金、マイナス3万。


え゛・・・!!(゜Д゜|||)


56000近くあったF太郎の所持金が・・・25000プゥくらいに・・・。

F太郎のやつ・・・ラムサラ買った!!

・・・・・・・・・・・・・


・・・・わああああん。。・゜・(ノД`)・゜・。



気を取り直して、8日。
早速F太郎がデートに誘ってきます。
フッ、毎日話しかけまくってたからね。
じらしたいとこだけど、所持金がこれ以上減るのは嫌なので・・・とっとと恋人になります。

翌日デート。
F太郎「好きな人とかいるんですか?」
カノン「じつはあなたのことが好きだったの」
F太郎「ヤッター!」

晴れてF太郎と恋人に。
ふう・・・第一段階突破。
あとは、さっさと結婚して死ぬ前に子供作らなくては。
(何しろもう14なので、子供できるかどうかわからない)

とゆーわけで、年内結婚よ、F太郎!! さあ、れっつらぶらぶハート

早速明日から毎日デートして、25日の結婚にこぎつけなくてはね。

カノン「明日、デートしようよ」
F太郎「ごめん、用事があるんだ。また今度」

・・・おい。

恋人なのに、誘いを断るなんてひどくない?


10日の夜。矢継ぎに男が群がってきて、カノンにデートのお誘い。
その中にF太郎発見!
よしよし、明日はどうやら空いてるのね。

F太郎「何やってんの?」
カノン「・・・・・」

・・・おいっ!
他の男はみんな誘ってるっつーのに、おまーは何してんだ!!


13日・・・よーやく、F太郎がデートに誘ってくる!!
まったく・・・遅いやつだよ。


翌日。
F太郎「君といてもつまんない」

はあああああああ!?ヽ(*゜Д゜)ノ


カノン「・・・明日、デートしようよ」
F太郎「ごめん、用事があるんだ。また今度」

・・・・・・・・・てめええええええ!!ヽ(*゜Д゜)ノ


カノン(F太郎のくせに、何だその態度。こっちが下手に出てりゃいい気になりやがって)

カノン(と言うかプレイヤー)のはらわたは煮えくり返ってます。
ブサイクの分際で、美人とデートしてつまんねーとはどういうこった。
挙句の果てにデートの誘いを断るとは。
何様のつもりだ、このやろう。


しかしその日の夜、なぜかF太郎の方からデートの誘い。
じゃあさっきなんで断ったんだ。意味がわかりませんが、しぶしぶOK。

ところが当日。

カノン「手をにぎってもいい?」
F太郎「恥ずかしいから・・・」

カノン「・・・明日、デートしようよ」
F太郎「ごめん、用事があるんだ。また今度」

てめえは断ることしかできねェのか!!ヽ(*゜Д゜)ノ



その後も、デートの誘いをえんえん断り続けるF太郎。

カノンのプライドはずたずたです。


いまだ、手もつなげていない状況。
いやそれどころか、誘えもしない。
すでに18日。
もはや、年内結婚なんて無理・・・。


・・・・しかし。


そんなことは、
取るに足らない出来事でした。



カノンの激動の人生は、
まだ、幕を開けたばかり          ・・・・。



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