新桃太郎伝説

  (ハドソン)


ファミコン版桃太郎伝説が大好きだった私たちは、スーファミの新桃ももちろん購入♪

ファミコン版桃太郎の続編がPCエンジンで2として出たようですが、私たちはPCエンジンを持ってませんでした。
なので当然発売すら知らず、この新桃が続編だと思ってました。

新桃は2のリメイクってことみたいですね。
ありがとうリメイクしてくれて(*´▽`*)
この新桃太郎伝説は、ものすごくお気に入りです。

今でもよくプレイして楽しんでる大好きなRPGです。
                            {項目別目次}


物語のはじまりは・・・。
前作で主人公の桃太郎(6歳)は、鬼退治に出かけ、地獄のえんまを倒しました。
えんまは心を入れ替えたようですが、それから6年後。
地獄の中で一番偉い伐折羅(バサラ)王がえんまの声に耳を貸さず、再び人間を支配しようと動き出してしまいます。

そして第一子のダイダ王子にかぐや姫をさらうように命令を出したのです・・・。

かぐや姫は前作でも勇気の剣(最終武器)をくれた、女神さまみたいな存在です。
さっそく桃太郎は、月へかぐや姫を守りに向かいます!
・・・というのが始まり。

ストーリー的には前作と同じく、鬼に苦しめられている村々を救っていくというものです。


前作では6歳からスタートし、最終的には22歳とかに成長してましたが、今回は12歳のままです。桃鉄でおなじみの姿。
よかった可愛くて。
やっぱり桃太郎はこれくらいが一番ちょうどいいです。

当然ながらあっさりとやられてしまって、勇気の武具もどっかにすっとばされて、術もすっとばされて、何もない状態から始まるのがいさぎいい。
そして今回は、最初から仲間が一人くっついてきてくれるのが嬉しい!

前作では桃太郎は一人で、お供三匹がときたま戦闘で手助けしてくれることもある、という大変な旅でした。
でも今回は、仲間が加わるシステムヽ(´▽`)/

中には役に立たなそうなのもいますが(私は連れ歩いたことない)
たくさんの仲間が加わってくれるのが嬉しい。
仲間が増えてくる中盤からは、好きなキャラを選んで連れて行くこともできるようになります。

フィールドでも桃太郎と連れ歩いてるキャラが表示されてて、非常にかわいいです。

あと連れてく仲間によって、イベント時にしゃべるセリフが変わったりするのでいろんなキャラを連れて行く楽しみもあるのです♪


もちろん桃太郎と言えばお供の存在は不可欠なので、
イヌもサルもキジも仲間になってくれます。
さらにお供たちもパワーアップしてて、きびだんごをあげることで特別な特技を使ってくれるようになりました。

役に立たない遊び的なものから、便利なものまでいろいろ。
嬉しいですね〜。
戦闘中の手助けももちろんありますし。


戦闘の雰囲気はドラクエ風味なので、非常になじみやすいです。
敵と味方のターン制で敵の姿が真正面に見えてる構図。
余計なモーションもないから戦いがスピーディーで、ホントスーファミはいい時代だった・・・としみじみ。(スーファミでも敵にモーションついてるのあるけど・・)

敵の動きとか全然いらないと私や藍は思ってるタイプですので。
敵キャラは棒立ちのままダメージだけ与えられたという表示だけでよし!
何回も戦うので、モーションがつくとどうしても長引くからストレスがたまるんです。
あと敵の動きが気にいらなかったりでストレスがたまることも多いし。


戦闘の「たたかう」「術」「道具」「守る」「逃げる」は一般的ですが、ちょっと変わったコマンドもあります。
それが「かばう」。
仲間を指定して、攻撃が来たら代わりに受けてあげるというもの。
悲しいことに仲間キャラは全員1段(レベル1)で参入するため、しばらくは体力が最低です。
なので代わりに他の仲間がかばってあげることができるのです(*´▽`*)
このかばうは、通常攻撃も術攻撃もかばってくれるので便利。

かばわれてるキャラは普通に攻撃したり術を唱えたり好きに行動させられます。


また戦闘にはファミコン版ではなかった天気システムが導入されています。

塔や洞窟ではありませんが、外の場合、戦闘シーンの背景が
「日本晴れ」「晴れ」「雨」「雷雨」「日照り」寒い地方では「雪」追加、場所が海の場合「時化」追加・・に変わります。

キャラクターによって得意と苦手な天気があって、得意だと体力がちょっと回復、苦手だと体力ダウン、下手すると動けなくなるというデメリットが。
この天気、ランダムっぽいのでちょっと困ります(^−^;)

さらにこの天気は、キャラクターに影響を及ぼすだけじゃなくて、「術」にも影響を与えるようになっています。
雷雨の時雷系の術だと勢いが増す、
日照りの時風系の術は弱くなるなど。

回復すると言ってもそれほど多いわけじゃないし、苦手な天気があることを思えば(桃太郎にはないけど)、天気システムはあまり得ではありません。
でも、結構このシステムお気に入りです。

晴れてると誰もダメージ受けないから晴れが嬉しいとか、
晴れかと思ってたら日本晴れで、思いがけず桃太郎が回復したりとか、雪原で雪が降ってるときれいだとか、
雷雨の時に稲妻の術を使いたくなるとか・・・

天気による変化を楽しんだり慌てたりするのが結構面白いです。
・・まあそれで使い物にならないキャラが出たときはムカつきますけどね( `▽´;)

敵の中にも、雨に強いかえるは勝手に雨に変えて、ダメージを二倍与えてきたり、
逆にひとだまは燃え上ってダメージ二倍してくるけど、雨だと次のターンでしぼんじゃったりという天気を利用した攻撃もしてきます。

なかなか凝ってるな〜さすがスーファミ!と初めて見たときは感心しました。

あとはフィールドを歩き回っていると時々発生する「ゼッコーチョー」状態。
これはすごい便利♪

ゼッコーチョーになってるキャラは、攻撃を受けとめたり、会心の一撃を出したりして強くなるのです。
もちろんある程度歩いてるとその状態は終わってしまうけど、
それを利用してボス敵付近で歩き回ってゼッコーチョーを狙ったりもよくします。

こういうちょっと嬉しい要素が加わったのは楽しいですね〜。


前作はファミコンだったため、心の数(経験値)があまりもらえずいつまでも段あげをしなければならないというバランスの悪さがありましたが、今回は大丈夫。
嫌な攻撃をしてくる敵は相変わらず多いですが(;´∇`)
心の数が大分もらえるようになったため、プレイしやすくなりました。


そして桃太郎といえば鬼をこらしめる。
桃太郎が正義の味方で、相手は悪という立ち位置が崩れることはありません。
こらしめた中ボス的な鬼たちは改心し、ある者は仲間に、ある者は仲間にはならないけど自分が間違っていたことを悟るという仕組み。

これがとても気持ちがいいです♪
お子様向けと言われるかもしれませんが、やはり私は勧善懲悪が好きです(* ̄▼ ̄*)

また、鬼から村々を救うというストーリーなため、
一つの村を救うとみんなお礼を言ってくれます。

達成感があるし、しみじみと嬉しい気持ちになります。

そして、みんないろんなものをくれます(゜∀゜)
正義の味方たるもの、無償で人のために働くのが当たり前!
・・・ですが、それは桃太郎の信念であり、プレイヤーの信念ではありません。

やっぱりなんかくれると嬉しいよね!
それが何かということじゃなくて、くれる気持ちが嬉しいし、
ホントに村を救ったんだなあって思えてほのぼのする。

前作のファミコン版でも、同じく村々を救っていったのですが、
ものをくれなかったせいか、ちょっとアッサリ気味だったのです。
今回は救った感が増してて、あったかい気持ちになりました。

改心した鬼たちがその村に暮らしてるのもよかったです。

そしてみんな「桃太郎さん」「桃太郎さん」って、たかだか12歳の少年を頼って待ち望んで親しげにしてくれて・・・
どこに行っても桃太郎が正義のヒーローだったのも気持ちよかったです(*^▽^*)

やっぱり昔のドラクエ好きな私としては、主人公=勇者みたいなのが一番楽しいです。


そしてイベントが終わるごとに上がっていく「人気度」。
逆に死んだり戦闘から逃げたりすると下がるのですが、この人気度システムが面白いです。

人気度が80を超えると、全ての村の宿や道具屋での利用が安くなり、道具屋で普通は売っていない天気を買える石を購入できるようになったりします。

人気度が高くないと仲間にできないとか入れない場所なんてのもあったり。
普通にプレイしてれば人気度は下がることはないので、ちょっとお得な気分にさせてくれるシステムですね。


・・・でも今回のストーリーは、前作と比べると非常にシリアスです。
前作は鬼に苦しめられている村々を救っていくという単純明快で明るいストーリーですが、今回はカルラという悪い鬼が常に桃太郎の行く手を阻んできます。

そしてこのカルラの行いが非道すぎるのです。

胸の痛くなる行いもあって、それだけにストーリーが奥深くなったし、輝いていたキャラたちもいたのでつまらなかったわけでは全然ないけど・・・
時々気がめいるイベントもありました(>_<;)

そういったことがあっても、やっぱりこのゲームは本当にお気に入りで何回プレイしたかわからないくらいです。



今回の桃太郎は、いろんなところを旅します。
地上はもちろん、「月」「海」「海底」と幅広い。

特に船を手に入れて海に繰り出すようになると、自由度が一気に広がるのが嬉しいです♪

それぞれでもちろん音楽も変わって、私のお気に入りは海と海底かな。
キレイな音楽で好きですね〜。
・・・でも逆に戦闘音楽は地上&月の方がいいですけど。

最終的には地上の空を飛べるようにもなって、気持ちがいい(*^▽^*)
この時の音楽も爽快感があってお気に入りです。


そしてたくさんの仲間を収容する場所である、城。
今回は桃太郎の城が手に入ります!
仲間を変えたりアイテムをといち屋からおろしたり回復したりするのも全部城でできるようになるのです。

このシステムは素晴らしかったですヽ(´▽`)/
城を改造して海底に行くとかもできるようになるというのもカッコいい。


本当にいろんなことがぎゅうぎゅうと詰まったお楽しみボックスみたいな新桃太郎伝説。
いろんな部分で、「あ、嬉しいな」「面白いな」「楽しいな」ということを感じます。

たとえば竜宮城へ行って女官の人たちから魚をもらえたり。
その魚をあとで料亭で売ることができたり。
船を手に入れた後は釣竿をもらえて、釣りができて魚が手に入ったり。

・・・地味に楽しい(*´▽`*)

ほほえみの大地へ行くと、変な敵がいっぱい出るけど、
その中の「一文無し」はお金をあげるとアイテムをくれる敵。
ショボイものよこしたときは金返せと言う気にもなるけど、結構いいものくれたりして小躍りしたくなるときもあったり。

他にも前作同様すずめのお宿のつづらで遊んだりもできます。
外すとムカつくけど、今回は結構いいものがそろってるお宿もあって楽しいです。
昔話では大きいのを選ぶとダメだけど、これでは完全ランダムっぽいので問題なし。
私は大きなつづらがぱかっと開くのを見るのが好き♪

また前作では「今度開かれるんだ」と言ってただけのダジャレ大会が本当に開かれ、桃太郎も参加でき、しかも優勝するとレアアイテムをもらえるというのも嬉しい。(何回でも参加できるし)

さらに村を救って祭りが行われた時、夜店が出て、四つのミニゲームを楽しめるというのも楽しい。
私はミニゲームというものが基本的には好きじゃないんですが(下手だから)、結構どれも面白いです。
点数に応じて景品がもらえるのがいいですね。


何だかいろいろなところが好きすぎて、うまくまとめられませんが
とにかくお気に入りのRPGです。

何回プレイしても、クリアしたときにあったかくて優しい気持ちになれるから、大好きです。


{項目別目次}ネタバレ

仲間キャラについて  術・アイテムについてUP



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