遙かなる時空の中で
(コーエー)
主人公は現代の女子高生。
高校の入学式、学校の裏にある古井戸を覗き込んだとたん、一緒にいた同級生や後輩の男の子と一緒に異世界にワープしてしまいました!なんとそこは平安時代によく似た場所。
そして主人公は伝説の『龍神の神子』で、『京』を救うために呼ばれたのだと聞かされます。主人公は異世界にワープした途端に不思議な力を使える存在となり、
神子を守る『八葉』と呼ばれる八人の男性と共に、京を救うために奔走することになるのでした・・・。というのがストーリーの、乙女ゲームです。 {キャラ別感想へ}
攻略対象は八葉である八人の男性。
八葉は『四神』という神様の力を借りているらしく、一つの四神につき二人の八葉が存在します。(天と地に分かれて呼ばれる)
ちなみに龍神は四神を従え、神子は八葉を従えるというシステムのようです。天の青龍:源頼久(声:三木眞一郎)
地の青龍:森村天真(声:関智一)
天の朱雀:イノリ(声:高橋直純)
地の朱雀:流山詩紋(声:宮田幸季)
天の白虎:藤原鷹通(声:中原茂)
地の白虎:橘友雅(声:井上和彦)
天の玄武:永泉(声:保志総一朗)
地の玄武:安倍泰明(声:石田彰)
天真と詩紋は主人公・あかね(名前変更可能)と同じ世界から来た二人。
天真は一年留年してるため一つ年上だけど同級生。
詩紋は一つ年下です。
残りの人はみんな異世界の人。京を救えば自分の世界に帰れるという目的で進められますが、
最終的に、帰ってもよし、この異世界に残ってもよしというエンディングが待っているので安心してプレイできます(*´▽`*)天真や詩紋と異世界に残ることも、
異世界の彼らを自分の世界に連れ帰ることも思いのまま・・・。なかなか素敵なシチュエーションです♪
あかねは性格がはっきりしていて顔もばっちり出るので、そういうのが苦手な人はダメかもですが、顔可愛いし性格も私はとても好きです。
さて、京を救うというのがどういうことかというと、
異世界の京は『鬼』と呼ばれる、金髪に青い目の不思議な力を操る一族に苦しめられているようです。
鬼と京の人の確執はもうずっと昔からあるようで、
一方的に鬼が悪いわけではなさそうですが・・・
いずれにせよ、神子であるあかねは、鬼と戦う宿命です。もともとあかねを京へ呼び寄せたのも、鬼の首領・アクラムが
龍の宝玉というアイテムを使って勝手にやったことでした。
神子であるあかねを利用しようとたくらんだのです。しかし意に反し、あかねは鬼と戦うことを決めます。
京を穢し土地の力を弱め、怨霊を放ち、それによって人々を苦しめる鬼。
あかねは八葉と共に、毎日京の町へ出かけていき、
放たれた怨霊を倒して土地の力を高めつつ・・・
八葉との仲も深めていく。
そんな毎日を送ることになるのです。
基本的なゲームの流れは
*前半*(季節は春)
1〜5章まであり、1章:天地の青龍(頼久・天真)2章:天地の朱雀(イノリ・詩紋)・・・とプレイヤーが好きに組み合わせて物語を楽しめる。
八葉の性格把握や天地の八葉同士の確執と仲直りがメイン。天の青龍と地の白虎を組み合わせるとかは無理。
あくまでも同じ四神の加護を受ける二人の物語。章ごとに時間経過はしていくため、いつの間にかそれなりに仲良くなってる天地のキャラあり、全く関係が変化しない二人ありで、何パターンも楽しめる♪
*後半*(季節は夏)
6〜9章まであり、最初に天の章か地の章かを選ぶ。
天の章を選んだら6章が玄武、7章が白虎・・・
地の章を選んだら6章が青龍、7章が朱雀・・と決まっているため、物語は天地で分けて二種類。
天の章を選んだら天の八葉がメインの話になる。
内容はそれぞれ対応する鬼との戦いです。・・・前半が細かく分かれるだけに、後半が二種類しかないのって飽きるし残念(・ω・`*)
全編通して、決まった日にちにストーリーイベントが発生しますが、通常は自由に行動できます。
*一日の行動*
朝、同行する八葉を二人まで選べる。
八葉は毎日いるわけじゃなくて、たまに用事でいない時もありますが、いる場合は必ず同行してくれます。
一人しか選ばないで出かけることも可能。
また、仲良くなると「今日自分と出かけないか」と向こうから同行誘いをしてくることも。一日の行動は朝、昼、夕の三回。
京の町は怨霊だらけなので、まずは怨霊と戦うのが基本。
神子は戦っても弱いので、八葉の応援をすることになります。
応援してると彼らの持っている『術』を使って楽に怨霊を倒せます。怨霊がいなくなったら、その場所が好きな八葉と訪れることで『心のかけら』を手に入れることができたり、お話イベント(単にしゃべるだけ)で新密度アップ♪
もしくは『力の具現化』ができます。心のかけらとは、八葉の大切な記憶の一部。
アクラムが八葉の力をそぐために行った穢れです。
彼らの好きな場所へ行くと手に入り、一個手に入れると一個の恋愛イベントが起こる・・・恋愛イベントアイテム。(四個ある)力の具現化とは、その場所の特別な力を札に変えて使えるようになるというもの。
戦闘中に使える回復アイテムや、八葉の好きな『花』『香』『紙』入手ができる神経衰弱ゲームです。怨霊と戦うのも、神経衰弱も、八葉の数が多い方が得なので、よっぽどでない限り八葉は二人連れてた方が得。
また、恋愛イベントとはちょっと違いますが、各章に『物忌み』という、一日絶対休まなくてはならない日があります。
この日は八葉の誰かひとりと過ごして穢れから身を守るということになっており、八葉の好きな『紙』『花』でもてなすことができます。
八葉との新密度アップのためのイベント。
八葉の一人の鬼に対する考えや、京での過ごし方などが聞けます。
恋愛イベントを進めていれば、最後の物忌みではスチルもあり♪
そして恋愛イベントにはもう一種類あります。
心のかけらを入手せずに、後半の天地の章で選んだ八葉のみと発生させることができる『急展開恋愛』イベント。
(天の章を選んだら、天の八葉四人とは発生させられるけど地の八葉とは発生しない)『通常恋愛』(心のかけらで起こせる恋愛イベント)とは重ねて起こすことはできません。一人一種類。
・・でも恋愛イベントの人数に限りはないので、うまくスケジュールを調整すれば、『八股プレイ』も可能!!!・・・らしい。
天の四神とは通常恋愛、地の四神とは急展開恋愛、のように。ちなみに私はやったことありません。
基本的に一筋プレイが好きなのと・・・
罪悪感でプレイできないのと・・・
大変そうで疲れるだろうからできない・・・。(これが一番大きな理由)ちなみに、通常恋愛はイベント四個で、三個めから声付きですが、
急展開はイベント二個で、二個目が声付きです。
通常恋愛は、彼の悩みを打ち明けられ、それを主人公が励ますような形で恋愛が進んでいく感じ。
急展開は、彼の悩みは早回しで、ストーリーの流れで一気に盛り上がるような感じ。
通常恋愛のが得のような気もしますが、ストーリーに沿って会話する急展開はなかなかドラマチック♪
彼の悩みをすでに知ってる二回目以降は急展開のが盛り上がって楽しめる気もする・・。
とはいっても、長いストーリー中に恋愛イベントが二個はちょっと少なすぎる。ストーリーイベント以外は、毎日怨霊と戦って神経衰弱・・しかやることがない・・・。
だから股がけプレイすることで、単調さをカバーするしかないってことかも;
フルボイスでもないし、今プレイしたら飽きちゃう人も多いかもしれませんが・・・当時は乙女ゲームが少なかったためかなりやりまくりました♪
異世界に残るのも連れ帰るのもどっちも好きだけど・・・
シチュエーション的にはどちらかというと、せっかく異世界に来たんだから残る方が好きかな(≧∇≦)/今ではPS2でも出たみたいですね。
アクラムオトせるようになったらしい・・。ちなみにアクラムの声は置鮎龍太郎さんです。
カッコいい声なので好きな声優さんですが、アクラムは別に好きではないです。私は八葉の中では頼久・イノリ・鷹通・永泉・泰明が大好きです(*´▽`*)
天真も詩紋も好きですけど☆
・・・あ、友雅は、別に、・・普通です。
というわけで、キャラ別に感想をちょこっと述べてみようかと思います。
{キャラ別目次}ネタバレ
頼久 天真 イノリ 詩紋 鷹通 友雅 永泉 泰明