二次創作サイトでよく見かける言葉


 
版権もの  

「版権」というのは「著作権」のことで、二次創作サイトでは「オリジナルではなく、原作がある作品」のことを、「版権もの」と言うことがあるようです。  

キリリク  

キリ番リクエストのことです。  
サイトによっては、キリ番を踏んだときリクエスト権をもらえることがあります。  
これは、何かのリクエスト(例えば絵などの)をすることができる権利です。キリ番を踏んだ際に、管理人さんに申請します。  

これをやっていないところもあります。  
「受け付けていません」と書いてあるところはもちろんですが、何も書いてない場合はどちらかわかりません。  
そんな場合は、管理人さんにちょっと聞いてみるのも、ひとつの手かもしれません。もしかしたら、受けてくれるかも・・・?  

SS・テキスト・ノベル  

これは、「小説」「ショートストーリー」などの、文で構成された作品のことを言います。  
メニューにある場合は、「このコンテンツは、文章の作品を載せてるところですよ」という意味なのです。  

BBS・お絵かきBBS  

BBS」というのは、掲示板のことです。  
普通の掲示板が文字を記入するのに対し、「お絵かきBBS」は絵を投稿する掲示板のことです。  

オエビ・オエビ絵・ログ絵  

オエビ=お絵かきBBSの略。  
オエビ絵=お絵かきBBSで描いた絵。  
「ログ絵」とも言われる。  

デジ絵・デジイラ・パソ絵・CGイラスト  

デジタルイラスト。  
つまり、パソコンで書いたイラストのこと。  

アナログイラスト  

普通に紙に描いたイラストを、スキャナーで取り込んだもの。  
単に「アナログ」とだけ言うことも。  

フォトショ  

「フォトショップ」というソフトウェアのこと。  
これには絵を描くツールがあって、これを使ってイラストを描く人が多い。  

ドリーム小説  

ドリー夢、夢小説とも言われる。  
多くが、原作のキャラだけを使って作品を作るのに対し、これは、「自分自身」を作品中に登場させて話を作るもの。  
原作キャラと「自分自身」が恋人になれるような作品も。  

好きな名前を記入できる欄があり、そこに記入した名前が、一人のキャラの名前として作品中に挿入される。そのキャラ=自分自身。  

この「夢ジャンル」は、マンガより小説の方がイメージを固定されずにすむため、圧倒的に小説スタイルが多いです。  

オリキャラ  

オリジナルキャラのこと。  
原作の中には出てこない、自分で作ったキャラを作品中に登場させている場合に、「オリキャラ登場します」などと書いてある。  

他人のオリジナルキャラが、原作の世界に登場することを嫌う人もいるので、こういう注意書きがされているのだと思います。  

ネタバレ  

二次創作サイトでは、すでにある原作を元に作品を作るので、原作でのエピソードや展開を用いることが多々あります。  
また、原作の感想などを載せたりする場合なども、内容に触れることがあります。  
その際、「ネタバレしてます」などと書かれることがあります。  

これは、例えばゲームのシリーズ最新作をやった人が、まだやってない人のために書いたり、マンガの雑誌を読んでいる人が、コミックス派の人がうっかり読まないために書いたりなどの、「配慮」の言葉です。  

捏造  

原作にあるシーンを作品中に持ってくることは、二次創作ではよくあることです。  
ただ、そのシーンの前後の流れや、キャラの「このときの気持ち」などを、好きに作って書いている場合、「捏造」と書かれていることがあります。  

でも、二次創作はほとんどが「原作にはない」ものを書いていることが多いので、いちいちそう書かないことも多いです。  

また、原作には書かれていない、キャラの周りの設定(家族や過去など)を好きに作った作品などにも、使われます。  
この場合は、原作に書かれていない部分なので、「自分なりのイメージがあるから勝手に作られると嫌だ」という人が見ないですむように、配慮として書かれています。  

妄想  

原作では全くありえない設定や、「こうだったらいいな」という気持ちが膨らみすぎた作品のとき、「妄想小説」などと書かれている場合があります。  

とは言っても、捏造同様、ほとんどがそういうものでもあるので、作者自身が「これはイッちゃってるぞ」と思った場合にのみ(笑)、書かれています。  

パラレル  

原作の世界観とは異なる世界の話。  

キャラは原作のものだが、例えば原作では現代の学園ものなのに、その作品中では舞台が戦国時代に変わっていたりするもの。  

また、ある原作とある原作の世界をドッキングしたものなど(違う作品のキャラ同士が出会うなど)、「ありえない世界」を描いた作品のこと。  

コスプレ  

コスチュームプレイ。  
原作のキャラが着ているものなどを、実寸大で作り、自分が着ること。  
「なんとなく」のものもあれば、「本物そっくり」に凝ったものまで、幅広い。  

「○○(キャラ名)コス」と書かれている場合は、「○○のコスチュームを着ている」ということ。  

ツンデレ  

ツンツンデレデレ、の略らしい。  
最初はきつい態度だったのが、何かをきっかけにして恋心を態度に示すようになるキャラのこと。  
あるいは、普段はきつい態度だが、ある特定の条件下(例えば二人きりになるなど)でのみ恋心を態度に示すようになるキャラのこと。  
また、単に「意地っ張りで素直になれず、きつい態度を取ってしまう」キャラにも使ったりします。  

×(かける)  

キャラ名×キャラ名で表記されます。  
これは、このキャラ同士が恋愛関係であることを示します。  

カップリング  

作品中で恋愛関係にあるカップルのこと。  

原作と同じカップルを扱うこともあれば、原作ではただの友達同士をカップルにすることもある二次創作サイト。  
どのキャラとどのキャラをくっつけたいか・・・その意向を、「カップリング」として明記することで、訪れた人にそれを伝えることができます。  

女性向け・BL・やおい  

「男性向け」の意味はなんとなくわかっても、注意しなければいけないのがこの「女性向け」。  
単純に「女の子が好きな感じなのかな」と思ったら、ちょっと意味が違う。  

要するに、「男同士の恋」のことを指しています。  
「BL」=「ボーイズラブ」も同じく男同士の恋のこと。  
また、「女性向け」「BL」より、はっきりとした男性同士の性描写があるものを「やおい」と言います。  

こういうのが嫌いな人は、気をつけましょう。  
「女性向けかー、かっこいい男の子がたくさん出てくる話かな」なんて思ってうっかり読むと・・・まずいですよ。  

そういえば、こういうのが好きな女の子のことを「腐女子(ふじょし)」、男の子のことを「腐男子(ふだんし)」と言ったりするようですが、  
そう言われるのが嫌な人もいれば、自分でも言うし、言われても平気という人もいます。  
「差別語」と取るか、「単に分類上のあだ名みたいなもの」と取るかは、人それぞれのようです。使うときには、注意しましょう。  
「オタク」という言葉と同じですね。  

受け・攻め  

「女性向け」「BL」「やおい」で使われる言葉。  

二人の男性キャラクターがいて、優勢、または強引な方を「攻め」、そうでない方を「受け」といいます。  

「○○(キャラ名)受け」などと書かれていたら、そのキャラが、作品中で「攻められる方」の立場であることを示しています。  
さらに「○○総受け」の場合は、○○は複数のキャラから想われたりする立場です。  

また、例えば太郎と次郎の恋物語を載せているとして、「太郎次郎」「たろじろ」「太郎×次郎」などと表記されている場合、「攻め」が太郎、「受け」が次郎ということになります。  
つまり、BLサイトにおいて、キャラ名表記で先に書く方が「攻め」になるという暗黙の流れがあるようです。  

ノーマル  

「女性向け」「BL」が男×男であるのに対し、普通に男×女、男女カップルの話です。  
ノーマルカップリングとも言います。  

ギャルゲー・乙女ゲー  

ギャルゲーとは、一人の男の子が、たくさんの女の子の中から好きな子を選んでカップルになれる恋愛シミュレーションゲームのこと。  
乙女ゲーとは、一人の女の子がたくさんの男の子の中から・・・以下同文。ギャルゲーの女の子向けバージョンです。  

ちなみに、「女性向け」と表現されたものは「乙女ゲー」のことではありません。多くは男性愛のことです。お間違えのないように・・・。  

18禁・成人向け・裏・隠し部屋・地下室  

数字に「禁」の文字は、その数字の年齢以下だったら、見ちゃダメよということ。  
内容に、性的描写、暴力描写、グロテスクなものがあったりする場合、掲げられます。  

「裏」「隠し部屋」などは、そういう作品が置いてある場所のことで、多くは簡単に見つからないような場所に隠れています。  
パスワードを申請しなければいけない場合も。  

逆に「全年齢」、あるいは何も書かれていないものは、何歳でも見られる内容のものです。  

同人(どうじん)  

「同人誌」のことを言っている場合もあれば、「同人誌を作る」ことを言っている場合もあります。  

同人誌というのは、創作作品を、ネットではなく普通の紙に書いて本にしたものです。  
二次創作のものが圧倒的に多いですが、オリジナル作品を作っている人もいます。  

作品は、コミックマーケット(コミケ)や即売会、通販などで、欲しい人に販売しています。  

サイト内のコンテンツに、「同人」や「オフ(オフライン)」というのがあったら、「こんな活動もしてますよ」という紹介、または「ネットでも通販を受け付けてますよ」というお知らせです。


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