レナス

  (アスミック)


*桃子の思い出


これは、物語が始まってすぐに、主人公の周りの世界が崩壊するというとんでもないものでした・・・(;´∇` )


主人公は魔法使いの卵で、全寮制の魔法学校に通っている男の子。

しかし、友人・・・というか、ライバル?の少年に、封印された古代機械がある場所に無理やり連れ出されてしまいます。

もちろんそこは立ち入り禁止の場所だったのですが・・・。


奥深くで、主人公とライバル君は、案の定封印を解いてしまいます。

その暴走で、なんと、魔法学校のある町はほぼ壊滅。

一緒に行ったライバル君も、学校の同級生たちも、みんな吹っ飛んでしまったようです・・・。


その古代機械は世界を滅亡へと導くものらしく、
またそれを止めることができるのは発動してしまった主人公のみ。

というわけで、自分のしでかしたことの始末をつける冒険へ旅立つのでした・・・。



・・・・・・・・・・・・。

という、とんでもない物語の始まりに、私と藍はボーゼン(゜Д゜|||)


なに、それ???


普通、主人公の冒険といったら、世界を救う、とか、いわゆる正義の味方・・・でしょ?

なのに、諸悪の根源って・・・そんな・・・。


呆然としながらも、とりあえず近くの町なんかをふらついた私たちは、
他の町の人たちの被害などを聞き、非常に後ろめたい思いになりました。

どうもすみません(>_<)
僕のせいです!!
・・・みたいな。


そんな風に感じていたため、非常に面白くありませんでした。

お礼言われても、そんな資格ないし・・・とかってむしろ後ろめたくなる始末。


ああっ、こんなつまらないもの、やってられない!!(>_<。)


と、途中で投げ出しかけた私に、なんと、藍は素晴らしい発想の転換を持ちかけてくれたのです!

それはなにかというと・・・。


『悪いのは、主人公を無理やり連れ出したライバル君である』

『主人公はただ巻き込まれただけのいわば被害者』

『ライバルが自分の不始末もつけずに死んでしまったために、仕方なく主人公が尻拭いをしてあげている』


・・・ということだと!!

・・・・・・。

それは・・・・・・。

素敵な考え方です!!!(*´▽`*)


そう考えれば、全然後ろめたくなんかないです。

むしろ、自分も被害者なんですから。

死んだ無責任男のかわりに頑張るよ!ってな感じですよ。


そう考えた途端、何もかも気が楽になって、救われた思いがしました。

そして、プレイ続行!!

ありがとう、藍!!!



というわけで、無事にクリアできました♪


本当にあの転換はありがたかったです。
かなり長いストーリーだったんで、あのままだったらおそらく限界超えたと思います。

私たちと同じ考えになってしまった人がいたら、そう考えてみたらどうでしょうか?(笑)


まあ、もともと私たちは明るくて王道みたいなRPG(ドラクエみたいな)なのが一番好きな人間ですので、こういうストーリーは向いてなかったんでしょうけど。


でも、そう考えてからは割と楽しくプレイできました(^.^)


このゲームはMPがなく、HPを消費して魔法を唱えるという形式なので、結構辛かったですけど(ボス戦などが特に)。

まあ逆に、MP切れで魔法使いが役立たず、という不安はないんですけどね。


あと魔法の名前を覚えるのが大変でした。ややこしくて。

魔法はいろんな種類の精霊(火とか水とか)を組み合わせて、いろんな魔法を覚えるため、それぞれをあげるレベルアップが大変だったし・・・。


要するに、レベルあげに苦労しましたね〜(;´∇` )


基本的に仲間は主人公と、ヒロインの女の子。

それと、ストーリーに絡んでくる人たちが仲間になってくれます。
彼らはストーリーが進行すると別れる人たちですね。


あと、町にたむろっている傭兵たちを雇うこともできます。

頼りにしてた傭兵がいきなりいなくなったりして、ボーゼンとしたこともありましたが・・・まあ、もっと役に立つ人がそのあとの町にいてくれたので、問題はありませんでした。


そういう風に、仲間キャラがいろいろ変化するので面白かったです。
私は基本的には同じキャラをずっと最初から最後まで使うのが好きなんですけど(レベル上げがちょっと楽になるから)、戦いの雰囲気とか変わるので、新鮮でいいですね♪



なかなか壮大な物語で、クリアしたときに爽快感がありました〜。
クリアまでに結構時間かかったけど、面白かったです(^.^)

ホントに、クリアできてホッとしました・・・。



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