イビカ国Aの思い出その1


ある日、妹の藍が「桃ちゃん、この国やってみない?」と持ちかけてきました。
その国は、藍がプレイしていた国であり、700年を超えた熟年国。

「桃ちゃんの大好きなミダナァム邸に住めるよ」

私がプルトで一番大好きな家は、ミダナァム邸。
とにかくミダにハマっている私なので、家もミダナァムが一番好きなのです。
丁度、藍の国に未来のミダナァムとなる若い男の子がいるということでした。

今まで、何度かかつてのプレイヤーキャラを藍にあげたことはあったし、
移住者キャラをつくって交換したこともありましたが、
国をプレゼントする、ということはしたことがありませんでした。
なのでその申し出には結構ビックリ。

さて、なぜ藍がそんな提案をしてきたかというと・・・。

藍は藍でその国をプレイし続けるわけで、私にその国を託すというわけではありません。

そのミダナァム予定の男の子が、藍の大好きな顔の男の子であり、
私にもぜひその顔を大好きになってほしいという気持ちから
だったのです(;´∇` )
「この顔いいよね〜」「うん!」というように、やはり同じ趣味だと話が盛り上がるので。

その男の子の名前が、「イビカ」

イビカ ろくでなし ミダ・エナ

この顔、可愛いですし、もちろん嫌いではありません。
しかし大好きというわけではないので、藍的には「もっと好きになってほしい」と思ってるのですね〜。


さてここから、しばらくこの顔についての思い出を語りたいと思います。
簡単な状況説明?みたいなものですね。
まずは、藍のこの顔への思い入れから。


この顔、我が家では「プファイルくん顔」と言われています。
というのも、藍がプレイした初代国で、一歳のプファイルくんという男の子が、この顔だったからです。

藍は初代はビリーくんビリーと結婚したのですが、
プファイルくんのことも大好きで、お気に入りでした。
で、次のプレイヤーキャラが女の子だったらプファイルくんを手に入れたいと言っていて、運のいいことに可愛い女の子が生まれました。

ところが・・・・藍は実は運が悪かった(; ̄∇ ̄ )

二代目キャラが成人する前に、プファイルくんは結婚してしまったのです・・。
まだ二代目だったので、お気に入りキャラの動向をストーキングするとか、
彼女チェックとか、そんなものよくわかっていません。
藍は毎日、学校が終わるとプファイルくんのウルグに向かい、挨拶をすることしかしておらず、自宅さえも知らなかったようです。


そういうわけで、彼女は、二代目にして失意のどん底を経験することになったわけです。(私も同じく二代目でどん底になったけど・・・旦那が短命で)

手に入れられなかったプファイルくん顔への思いは藍の中に強く残り、
「いつか絶対プファイルくん顔を手に入れる!!」と誓ったのですが・・・
プファイルくん顔が生まれてくることはなく、今まで一度も手に入れたことがなかったのでした。

なぜかこのプファイルくん顔、我が家ではとてもレアな顔なのです(;´∇` )
お互い、いくつかの国をプレイしていますが、藍は今まで一度も生まれたことがなく、私も二回しか彼が生まれてくるのを見たことがありません。

そのプファイルくん顔がようやく生まれ、しかもその時期に自分が女で未婚、という絶好のタイミング。
藍はもちろん、そのプファイルくん顔・・・イビカをゲットしましたヽ(´▽`)/

そして、私にもぜひイビカをゲットしてくれというわけです。


彼女が私に、プファイルくん顔を好きになってほしい、と願ったのは、これが最初ではありません。
すでに前に一度、私はプファイルくん顔をゲットしたことがありました。

a国(初代国)のプレイが嫌になったとき、二つ他の国を始めたのですが、
そのうちのひとつにプファイルくん顔が生まれてきたのです。
私にとってはいとこにあたる存在でした。

藍は私にプファイルくん顔を好きになってほしいと思い立ち、結婚を勧めてきました。
まあ、他にどうしても・・・というほどハマっている顔がなかったこともあり、
私はプルト世界でのいとこ婚が好きだったこと、
「手に入れたら愛着が出て大好きになるかもしれない」とプッシュされたこともあって、いとこの男の子をゲット。

・・・結果。
愛着はわいたけど、夢中になるほどハマりはしませんでした(;^∇^ )
子供があまりできなかったせいかもしれませんが。
藍はかなりガッカリしていました。

そんなこんなで、以後まったくどちらの国にも生まれてこなかった超レア顔。
それが藍の国にようやく生まれてきた・・・。


というわけで。
藍がどれほど大喜びしたかは言うまでもないことですが、
またしても、「桃ちゃんにも好きになってほしい」という想いが浮上したようです。

イビカは次期ミダナァムで、ミダの魂という才能ステータス持ち。
子供にミダの魂がついて、その子でプレイすれば『龍的光波』という特別な技を使えるかもしれない。
という、私の大好きなミダをちらつかせてくるあたり、さすが妹。
私の弱みをよく知っているようです。

私はその国をいただきました(^-^ )



・・・・・しかし、結局、イビカはゲットしませんでした(; ̄∇ ̄ )

というのも、最初はイビカを手に入れようとしていたのですが、
他に気になる男の子がいたせいもあって何となく盛り上がらないでいたのです。

そんな私を見た藍は、「これじゃイビカを好きになれないかもしれない」と心配し、一回イビカを手に入れず、傍観者としてイビカを見て好きになってほしいと言い出しました。

イビカの人生を傍らで見守っていくことで愛着を抱いて、
次にプレイするときに手に入れてほしい、と。


そんなこんなで、私は別の男の子を手に入れるプレイをやりなおし、
イビカの人生を見守ることにしました。

これはそんなイビカを見守るプレイの記録です。



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