ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境

   (バンダイ)


これは・・・なんでウチにあったんだ・・・?
そんなソフトが多い気がする私たちですが。

ともかく、これは2面までしか行けないゲーム。
イヤ、一回3面まで行ったかな。
でも、ほとんど2面止まりのこのゲーム。1面で死ぬことも多いけど。(なんかもー何が何だか)

とにかく難しいです。
すぐ敵に当たって、ひっくり返る鬼太郎。
ディンロリンロリ〜ン、ディロリロ〜、ディ〜ローン!(死ぬときの音)
開始1分で全滅したこともある始末。


数えてみると、やなとこばっかある・・・(-“- ;)

まず、面に3つ存在する洞窟のうち、行かなきゃいけないのはひとつだけで、他はどうでもいいというシステム。
シャボン玉みたいな水晶玉みたいな、透明な丸い玉をゲットしないと、面ボスのところへいけない。逆に言うと、それさえ取ればいける。
その玉が取れる洞窟は、3つのうちのひとつだけ。

1つ目の洞窟で取れればラッキーだけど、最後の洞窟だったりすると、キレそうになる。

さらに、最初の洞窟で運よくゲットできても、面ボスのいる場所に行くまでの道の途中に別の洞窟があって、それがジャマで先へ進めないとき。

用もないのに、その洞窟へ入らなきゃならなくなるというとんでもないウザさ。

そして、敵が強すぎる上、多すぎる。
一回当たるとひっくり返る=死ぬ鬼太郎。
洞窟に入って、やっとの思いで出口を見つけても、間違った出口に入ると地獄みたいなステージに落とされて、そこでのボスを倒さない限り、出られない。


なに? 何なの、このゲーム!?(T■Tlll)



そして、私には嫌いなステージ(洞窟)がたくさんあります。

洞窟に入ると、そのステージの名前が書かれたタイトル画面が出ます。その画面の色がステージの特性を表す色になっているようなのです。
どういうことかと言うと、タイトル画面の色が同じ色のステージは、同じようなつくりになっているのです。
パッと見は違いますし、出てくる敵も違うのですが、クリア条件やステージの進め方などが同じなのです。

そんな中で、私の嫌いな画面の色は、

赤のステージは、敵を倒しながらひたすらに右に進み、ある敵を倒すか、あるアイテムを取るか、ともかく一定の条件を満たすと、出口のドアが複数(これがムカつく)出る。
なんか、このひたすら感がイヤなのです。

大嫌いなねずみ男(弾を打ってくる)もいるし、バックの画像が、敵や敵の放つ弾と同化して見えなかったりするのも、腹が立つ。
ただ走ってるだけでひっくり返る鬼太郎に、「今、何があったの!?」と驚くこともしばしば。


青のステージは、鬼太郎が一反木綿に乗って進むのです。
こんな動きづらいものに乗って、敵を倒さなきゃいけない。しかも、前からも後ろからもやってくる大勢の敵を。

この、一反木綿のステージをクリアしたことは、ほとんどありません。
大抵は、なんかぐるぐる回りながら近づいてくるオレンジのへんなやつに弾でもぶつけられて落下するのが関の山です。


そんな私が唯一好きなのは、緑のステージ。(たぶん緑だったような←え?)

鬼太郎がステージに入ると、小さな火の玉のようなものが飛んできて、鬼太郎の周りをまとわりつきます。これには当たっても何もないので、安心です。
この火をお供に、鬼太郎は例によって敵を倒し、避け、進んでいきます。

そして、至る所にあるろうそく。
その中に、芯のあるろうそくが4つ存在します。
その4つのろうそくにお供の火を近づけると、ろうそくにボッと火がつきます。
すべてをつけ終わると、出口が現れます。(まあ、複数出るのでその中から本物の出口を選ばなきゃいけないんですが)

このステージの何が好きかというと、

敵が少ない。
ろうそくに火がつく感じがイイ。

これに尽きます。


しかし、多いのは赤のステージばかり。

たまに緑で喜んでも、ろうそくのステージとはまた別のステージもあって、それも緑のため、そっちの場合だったりすると果てしなくがっかりするので、そのステージではやる気をなくします。(つまり、必ず死ぬ)


そう・・・

つまり、私がこのゲームで好きなのって、ろうそくのステージだけなのです。


それなのに、私はこのゲームを何度も何度も、何度もやりました。
一日のゲーム時間(1時間)を、すべてこれだけに費やしたこともあります。

無駄だと思いますか?
無駄だと思います。

実はけっこう好きなんじゃ?
違います。

なのになぜか、やった時間は、そんな気持ちとは反比例しているのです。


私は、考えてみました。
その理由を。

面白いわけでも、楽しいわけでも、好きなわけでも、簡単なわけでもないゲーム。

それでも、やってしまうそのワケは。



・・・今回こそは、先へ進めるんじゃ。

先へ進んだら、見たことのないステージにいける。

そうしたら、面白くなるんじゃないか?



・・・どうやら、

私は、このゲームに「期待」を持っていたようです。

そして、それはすなわち。


・・・結局、これはこれなりに、気に入ってたんでしょうね(;´∇` )



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