ワーネバアイランド

  (リバーヒルソフト)


ワーネバオルルド、プルト、と出て、三作目。
でも今度のワーネバはちょっと違う!という、外伝的な味付けのゲーム。

王国の育成士長が引退することになったため、副育成士6名に6年間の動物の育成を競わせ、新しい育成士長を選ぶことに。

プレイヤーは副育成士の一人として、ライバルたちと競技会で競い合いつつ動物を育てていきます。
果たして夢の育成士長になれるのでしょうか?          {恋愛について}


というわけで。

プレイヤーは男女選択可能。

育てる動物は四種類のうちから選べます。

プレイヤーは春夏秋冬の1〜3日までをパジャ島で過ごし、
4・5日にオポロ島へ渡るという生活を6年間送ることになります。

パジャ島は無人島で、プレイヤーと動物が生活している空間。
オポロ島は動物の訓練所と、競技会がある場所です。


期限付きのワーネバ。
メインは動物の育成。

プルトとは本当に違う世界ですが、
プレイしてみると結構面白いです(*^▽^*)


私は毎回プレイヤーは女の子でやっていました。
まあ男女選択可能の場合、女の子を選ぶのは基本です♪


さて、このゲームのメインと言えば、やっぱり動物の育成だ!と思うわけですが。

1〜3日までは訓練所のあるオポロ島へは渡れないので、動物の訓練もあまりできません。

でも動物を走らせたりしつけたりはできるので、オポロ島ほど集中的にはできないものの、多少は訓練することができます。

そして動物は訓練するとおなかを減らすので、えさをあげなくてはいけません。
パジャ島でのメインは、実はこの動物のえさづくりではないかと思います( ´ー)ノ


島では毎日季節ごとに二種類の草が牧場に生えてきます。
ほっておくと勝手に動物が食べてしまい、勝手にデブってしまうこともあるので、毎日草を抜いて倉庫に保管したり、料理してえさをつくってあげます。


牧草で好きなのは、秋と冬の草。
逆に言えば春と夏の草は興味なし。
えさをつくれるけど、ほとんどの場合オポロ島に行って売っぱらってます。

まあ春の牧草は二種類ともピンクなのは嬉しいんですが・・
えさを作ってもそんなに魅力的な名前のえさにならないところがちょっと。


また、苗を育てて木の実を取ることができます。
木の実ももちろん動物のえさになりますし、オポロ島で売ることもできます。
・・・売って何を買うかというと、大抵苗なのですが(^-^;)

そしてなんとこの苗、勝手に成長するので、一回植えたら水遣りも必要ないという素晴らしい苗です。
当然ながら肥料もなし。枯れることもなし。


季節ごとにいろんな実がなるのが楽しみです。
特にお気に入りなのはハモアの実でしょうか。ピンクの丸い大きな実・・。
どれをとっても私の好みにぴったりです!

次点は宝珠の果実。黄色くて大きな木の実。大きいのがポイントです。おいしそう・・。

ただこの二つは、苗が500もするのでなかなか買えないところが切ないです。

売値が高いと言えば、冬にとれるホッペンが最高です。
苗の買値が100(一番安い)で売値が木の実一個で20。五個売れば元が取れちゃいます。


それから、釣りを楽しむこともできます。
釣り場にいくと季節ごとに違った魚が釣れます。
ワーネバプルトの釣りと違って、必ず釣れるというわけじゃないのがちょっと悲しいですが・・・。(釣り損ねることが多い)


釣りで楽しいのは秋と冬。
春や夏は、イェル貝ばっかりで見どころがないんですが、
秋や冬になると大きな魚が釣れるようになって楽しい(≧∇≦)/

特にお気に入りは冬に釣れるウンバという真っ青な魚。
色がキレイで大きくて、釣れると嬉しくて倉庫に大切に保管。
・・したり、ラフィアの花(冬の牧草)とあわせて「パワフルエサ」を作るのも楽しい。

たまに王魚が釣れるときもあって、すごく嬉しいです。
王魚とセキサイ(木の実)を合わせて「キングオブエサ」ができるのがとてもツボ。名前がいいですね!
王魚は一年中釣れる確率がある魚ですが、めったに釣れません。
・・・それが王魚っぽくてさらにいい感じ♪


そんな風に、1〜3日の間は、朝牧草を抜く、そのあと木の実を取る、釣りをする・・・だけであっという間に一日が過ぎていくのです。

それに動物が話しかけてきたりするので、全部やろうと思うと大変です。


4・5日はオポロ島へ渡り、できることは店での買い物と動物の訓練とライバルとの会話しかないので、思う存分動物を訓練することができます。

ただ春は4日も5日も動物の訓練をできるけど、
他の季節は5日は競技会が設定されてるので、訓練できません。
そんな少ない時間でみんなどーやって訓練してるんだか不思議ですが、
ライバルたちは何匹も動物を育成しているから驚きなのですΣ( ̄□ ̄;)


はじめに選べる四種類の動物たちは、一年間はその一匹しか育成できません。
しかし二年目の春に交配させて、他の動物をもらってくることができるようになります。
このときワーネバ2のパスワード(もちろん人間)を入力して、交配させる親キャラ(動物)として登録できるシステムがあります。
あくまで親キャラであって、そのキャラを育てられるわけじゃないのがちょっとさみしいところ。


交配させるにはメダルという、競技会で勝つともらえるポイントみたいなものが必要なのがほとんどで、いい動物を手に入れるにはメダルが必要→競技会で勝たなきゃダメ、という感じですが、
最初からメダルを10枚持って始まるので、基本的に一回は交配できるようになっています。


交配してできた赤ちゃんは春の終わりに手渡され、秋には成長して訓練できるようになります。

一度に育てられる動物は三匹までですが、育てた動物を引退という形で親登録すると別れられるので、ライバルキャラは大抵6年間で四〜五匹の動物を育てています。多い時は六匹。いったいどうやって育ててるのやら。


私もライバルに負けじと、最大で四匹とか頑張ったりしたこともありましたが、
もうしっちゃかめっちゃかで大変すぎる(;´д` )

この子を訓練したいと思ってるのに、別の子に声をかけられて動けない。
この子を抱き上げたつもりが別の子を抱き上げてた。
訓練してる最中にも話しかけられまくり、
えさをあげようにも別の子が食べちゃったり。
そもそも訓練が分散されるからなかなか能力値も上がらない。


それでもしばらくの間はそんな日々を送っていました。

なぜかというと、・・・カッコ悪いから。


最後育成士長に選ばれた時、育成した数が表示されるのに、
育成士長になっておきながら一匹とか・・・なにそれ?って感じがするなあと思って。

・・・見栄っ張りな私(; ̄∇ ̄ )

一応四匹となってると、「よしよしまあ、カッコついたな」と一安心していたのです。


しかしあるとき、
藍のプレイを見て、私は考えを変えました。


藍は育成士長になっておきながら、
堂々と『育成した数一匹』という潔い姿で立っていたのです。


・・・・・・・・・・・・・・。

しかもそのことを全く気にもしておらず、
常に、一匹しか育てない。


・・・・・・・・・・・・カッコいいじゃないか(゜Д゜)


数にとらわれて、動物に右往左往して6年間息切れしながら育成士長になっている私と比べて、なんという潔さなのでしょう。

まあ、単に、動物がたくさんいると満足に釣りができないとかそんな理由だったのかもしれません。

しかし動物に踊らされている自分が急にあほらしく思えた私は、
動物の四匹育成とか無謀なことはもうやめようと思ったのでした。


・・・でも、ちょっと思うのは、
6年間で動物を四匹育成していて競技会の優勝は少ない人と、
たった一匹しか育成しないけど競技会での優勝回数が一番多い人。
どっちが育成士長に向いてるかというと、動物の育成数が多い人じゃないかという気はするんですけども・・・(^−^;)


何しろ育成士長はたくさんの動物を見なきゃいけないらしいし。

でもこのゲームでは、競技会での優勝回数が多いのが、一位の条件みたいです。
ゲームだからね・・。


で、四種類の動物を育てられる。
というのがこのゲームのウリです。
ここらで動物たちの紹介をしましょう。

まずはイム。
ワーネバと言ったらイム。
まるっこい白い体がぽんぽんはねているのは、プルトでもおなじみのイムそのまんまという感じでとても愛くるしい。

私もまず最初はイムだろうな!と思って、というかイム以外あまり興味を抱かずプレイしました。


白いイムしかいないのかと思ったけど、このゲームではクリーム色だったり緑だったりピンクがかっていたりと、結構カラフルです。

どの色のイムも可愛いわ〜〜(#´∀`#)
キャッキャッて飛び跳ねてる姿とか、可愛すぎてたまらない。


イムは大食いで、いくらえさをあたえてもひたすら食べまくってるのがイムっぽくて可愛い。
えさの作り甲斐があります。

もうイムしか考えられない!

・・・・と思っていました。
しかし。

思わぬ伏兵がいたのです。


キキ。
くりくりっとした瞳と、猫みたいな猿みたいな感じの体の動物。

可愛い・・・Σ(゜ロ゜;)

一匹しか育てないのはカッコ悪いという理由で、二年目にキキをもらうことにした私は、そこで初めてキキの可愛らしさに気づきました。


なにこれ、かわいい。

今までも、競技会とかでちらっとライバルが育ててるのを横目で見たことはあったけど、まさかこんなに可愛いなんて思わなかった!!


特に、いつの間にかプレイヤーに近寄ってきて、隣でころんと地べたにあおむけに転がり、背中をこすりつけてキキッと甘える仕草をするのが、
もうべらぼうに可愛すぎるq(≧∇≦*)(*≧∇≦)p


キキは人懐っこくて甘えん坊なのか、この仕草がやけに多く、
声をかけてきて目の前でコレをやるのでたまらない。

私はその仕草を見るたびに抱き上げてすりすり頬ずりをしてしまう始末。


そして地べたにキキを置く。
と、キキが甘える。
また抱き上げる。
・・・エンドレス・・・・。


うん、実際にそんなことやってたら、
しつけが全くダメなバカでワガママで他人に迷惑かけまくりなペットになること間違いなしです。


しかしこのゲームでは、「褒める(頬ずり)」と「叱る(ゲンコツ)」ができるものの、褒め続けて何の問題もないという仕様V(^0^)

むしろ叱ることで動物のストレスがたまり友好値が下がってるようなので、叱るメリットがないと思われます。


とにかくひたすら可愛がり続ければストレスも回復し、なつくという簡単な育成。

そのためキキを愛でまくってしまう有様です。


イムも可愛いのですが、キキの可愛さがあまりにも群を抜いていて、もうキキしか育てられない!!というくらいのキキお気に入りっぷり。

ただキキは、品評会がダメで、徒競走が得意という設定がもともとあるらしく、どれだけ頑張っても品評会で優勝できないことが多いのです。

一度やけに優秀なキキを育てられたことがありましたが、ほとんどの場合品評会は捨てるしかなく、競争の方でもスタートダッシュが遅れるキキの場合取り柄がないという悲惨なことに。


このゲームは、最初にもらえる動物が素質「高い」か「低い」かが決まっており、その後どれだけ育成しても一位になれないという泣けてくることになっているみたいです。

そのため一年目は適当な動物を育成し、二年目の交配で優秀な子をもらって育てた方が楽な仕組み。
もちろん一年目の子が優秀であればそのままで問題ないのですが・・。


というわけで、最近は
一年目イムで適当に育て、
二年目交配によって優秀なキキをもらって育成。
イムとは別れる。
というプレイをやっています。


どちらかというと、競争で一位になるのを見るのが気持ちいいのですが、
頑張って訓練してるのに品評会でひたすら眠るかイヤイヤと拒否するかのキキしか見られないのも哀しいので、品評会で完璧に演技をするキキを見て満足しています(*^▽^*)

本当は、最初にもらえる子はみんな能力が同じくらいで、頑張れば一位に育てられるという方が嬉しかったんですけどね・・。


そして、ピコ。
この子は飛べない鳥です。
まるっこくて小さな体がこれまた愛くるしくて可愛い。

でも、この子が歩く音がちょっと好きじゃない。
鳥っぽい音なんだけど、どうもあんまり好きじゃないので、一回育てたことはあるもののう〜〜ん・・・と思ってしまってそれっきりです。

ただ風貌は可愛いし、鳥好きなので、品評会でライバルが育てた子を見て「あ〜可愛いなあ」とニコニコしています。


最後にガウ。
この子は竜の仲間だそうで。
・・・しかし私にとっては四種類の中で唯一可愛いと思わない子です。

一度育てたことはあるものの、何をしててもあんまり可愛くない・・・(;´д`)

なので育てて楽しいという気分を味わえず、やっぱりそれっきり。


四種類いるので、どれか可愛いなと思える子がいれば楽しめます。
まあ大抵の人はイムを選ぶかと思いますが。ワーネバのマスコットみたいな存在だし。


最初はみんな一種類しか育ててないので、オポロ島へ行っても、自分の動物を間違うこともないし、動物に話しかけられることもあまりないのですが・・・
交配によってライバルの動物が増えると、ライバルの動物に呼び止められるという無駄な時間を取られることになります(;´▽`A

しかもそれで話しかけられた言葉は「グワッ」とかの通じない言葉ひとこと。

もしや妨害なのか・・?

自分の動物に声をかけられるのは、かまってほしいんだなというのがわかるのでいいんですが、ライバルの動物に声をかけられても何の意味もないのでやめてほしいです・・;

また交配によって同じような色、同じ種類の動物をもらってしまったときもこんがらがります。

一応呼び寄せる口笛を吹くと自分の動物だけがやってくるので、それで判断はできますが、一瞬間違えてしまうこともあるのです。

檻みたいなのに入れて運んで、訓練の時に外に出す、という感じだったら間違えないし邪魔にもならないからよかったんだけどなーと思いました。


動物を育成し、競技会で優勝するとメダルをもらえ、賞金ももらえます。
その賞金で動物のえさをつくるために苗を買うこともできますが、
動物を遊ばせる道具を買ったり、
家・広場の背景をちょっと変えることもできます。

道具の中には遊ばせると訓練の代わりになるかもしれない?
難しい本とかもあります。

が逆に品位が下がるらしい毛糸玉なんかもあって、
見た目には道具って可愛いけど、どれだけの効果があるのかわからなかったのであまり買いません。

釣りでよく手に入る長靴を道具代わりにしてたら、
藍が「遊ばせてたら品位がさがった」と言っていたのでやめました・・・。

道具で遊ばせると動物のストレスを下げるので、役には立つんですけどね・・。
品位を下げたくないので。

ちなみにストレスが最大までたまると動物を訓練することができなくなるため、ストレスを下げるのに効果的な「散歩」をさせることになります。
でも道具で遊ばせると散歩させなくても済むので便利。
・・・なのですが品位・・・という点に置いて、結局散歩させる羽目になっています(;´д`)

また、背景を変えるのは、本当にちょこっとしか変わらないため、本当にオマケ。

一番高い3000も出して変えた『王宮の庭園』のインテリアは、銀の柵がくっついてて石畳らしきものが置いてあるだけでした。
これで・・・王宮・・・?ショボ・・・。

後半になってお金がたまり、苗ももういらなくなったら、まあインテリアを変えてちょっと雰囲気を変えて遊ぶ、程度ですね。

もっとゴージャスに変わると面白かったんですが・・。


そしてエンディングは非常にアッサリしています。
ライバル含め、育成した数と成績が流れ、
プレイヤーが一位かそれ以外か、また友人や恋人がいるかいないか、などで未来が変化し、その未来が文字でちょこっと流れるだけです。

しかしRPGだったら物足りなくてつまらないところですが、シミュレーションなのでこのアッサリさがあまり気になりません。


単純ながらいろんな作業は楽しく、何年かは飽きずにできるゲームなのですが、6年はちょっと長いです。
動物の訓練も、徐々に頭がよくなっていくにしたがって少しずつ変化するため最初は楽しいんですが、そのうち変わらなくなってしまうため訓練の楽しみもなくなります。

セーブがやたら長すぎるとか、
品評会でライバルの演技をスキップできず見てなきゃならないとか、
ライバルとの会話が単調すぎるとか、
いろんな微妙な部分もあります。

何かもう一味きいていれば、最後まで飽きずに楽しめるゲームになっているんだけどな。

とはいっても結構何回も遊んでいるので、楽しいことは楽しいんですけどもね(;´▽`A


ボタン一つで収穫も釣りも育成もなんでもできる簡単アッサリゲームなので、
そういうのが好きな人向けのワーネバ外伝、というところでしょうか。
私や藍は結構ハマりました♪


そしてワーネバのもう一つの楽しみといえば「恋愛」なわけですが・・・
それについては別のページで。
恋愛についてUP



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