カノンとF太郎の世界 十五代目リナ
その2
さて、『世界更生プロジェクト』を推し進めているPCリナ
世界は順調に更生の道をたどっております。毎年の教育方針を「まじめに」「人に優しく」の交互に設定するだけで、驚くほど毎年の成人者の性格がいいものになっていきます。
無論、両親超ワイルドとかだと、子供は生まれたときから怠惰のため入学しても学校に通わないので、そういう子はともかくとして、冷たい子も積極的な子も、学校に通ってさえくれれば、性格はどんどん改善されていきます。
ウルグに来る新成人の数も多くなり、ちょっぴりですが給料も上がってきています。
このままどんどん、いい人ばかりの世界にしていきたいものです。しかし。
世界はゆっくりとですが、順調に進んでいるものの。
リナ個人の人生は、相も変わらず揺れておりました。恋人、チャールスのことです。
デートの連続失敗で愛情度下降中なうえ、二人の姉の彼氏も同じ顔のユーリーとディンという事実判明。
もはやチャールスの名前すら、「チャーリー」などとまざって覚えてしまう始末。
こんな状態で、彼と結婚しても完全に妥協婚。
やはり、チャールスとの付き合いはやめた方がいいのではないか・・・。
悩むリナでしたが、事態は思わぬ方向に動きました。
ユーリーはたらし男で、姉ローズというものがありながら、数々の女の誘いに乗っておりました。
リナは腹立たしく思いながらも、イムのふんで邪魔をしていました。ところが、今度は姉セイラの彼氏であるディンが、リタ(顔忘れた)の誘いに乗りまくるように。
このやろう・・・。
いいかげんにしろ、チャールス!!ヽ(*゜■゜)ノ(チャールスとばっちり)
(・・・プレイノートには『いいかげんにしろ、チャーリー』と書かれてましたが、さすがに直してあげました)
その後。
うっかり目を離したすきに、ディンのやつはあっさりリタとデートの約束をしてしまっていました。
てめえ・・・!
・・・と思ったものの。「こんど、クルセイダーとデートするの」
「・・・・・・・・・。」・・・つまり、このカップルは、お互いに違う相手の誘いに乗ったってことなのね・・・(゜_ ゜)
そんならまあ・・・ディンなんかリタにくれてやって、クルセイダーをゲットしろ、セイラ!!翌日セイラは無事クルセイダーと恋人に。めでたしめでたし。
余談ですが、ディンはリタとはどうやら付き合わず、しかもその後リタは別の男と付き合ったようで・・・まあ、なんでもいいけどね!
さて、そんなこんなで、3姉妹同じ顔のダンナという事態は避けることができました。
しかし、チャールスへの愛情は上がりません。「これ、チャールスにプレゼント」
「魚のグラタンを、ボクに?」
「一応もらっておくけど・・・」かわいくないやつ・・・。
このグラタンは、直前にチャールスにプレゼントされたもの。
「魚のグラタンを私に? わぁい、欲しかったんだ」
とリナは喜んであげたのに・・・
その態度は何さ! 自分がもらってうれしくないものを人によこしたのかい、ええコラ!
つき返されたと思った? だっていらないもの!!ああ・・・
このままチャールスと結婚して、本当にいいの?
たとえ非道女になったとしても、思い切って捨てちゃう?
そんなリナの心の葛藤を知ってか知らずか、チャールスとのデートは順調に進み・・・
捨てるきっかけが見つかりません。どうしたものかと思い悩んでいたところで・・・
なんと、またまた新たな事実が判明したのです!!
2番目の姉ローズは、結局チャールスと同じ顔のユーリーと結婚しました。
そしてつながった家系図を見て、驚愕。ひとつ。
元彼ユーリーと同じ顔のディンと別れ、クルセイダーとつきあった、3番目の姉セイラでしたが、
なんとクルセイダーはユーリーの弟でした。今度は顔じゃなく、兄弟に手を出したのか・・・セイラ、よっぽどユーリーが忘れられないのか。
・・・。
家系図が増えない・・・。そしてもうひとつ。
この兄弟の親父は、私がプルトの顔グラで特に嫌いな顔の一つ、いわゆる弁髪さんでした。(私たちの間では「モヒカン」年を取ったら「モヒカンハゲ」の愛称で呼ばれています)しかも・・・
この世界に二人いるモヒカンハゲ、一人はこの兄弟の親父。
そしてもう一人は、なんとチャールスの親父です。二人しかいないのに、二人ともがこんなに近いところに生息するという事実。
助けてください。
・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
かくして、リナは決断します。
やはり、チャールスとは別れよう!!
チャールスはぶっちゃけ同じ顔のやつと親父のとばっちりで別れを切り出されたようなものですが、
もともと愛情が低かったうえに、もろもろの事情でこうなっちゃいました。ごめんよ。さて、そうと決まれば早速次の男です。
候補はいます、もちろん。
この世界にはいませんが。
だからこそチャールスと付き合っていたわけで。そう・・・移住者です。
移住するのはこの方、L太郎 16才ポーカーフェイス。名前から察する通り、姉・桃子のプレイヤーキャラです。
具体的には『K太郎〜N子の思い出』に記されております。(あらすじだけど)この彼は、この世界の二代目PC、ミレアの最愛のダーリン、テヨンと同じ顔。
桃ちゃんが言うには、この彼は顔がいいばかりでなく、武術に長けていて、相当いい能力値だとのこと。
最愛のテヨン顔、加えて強くて素敵なL太郎。(仮名表記だから変な名前だけど・・・実際は普通の名前です)
この人です!!
この人こそ、リナの運命の相手・・・!!!ごめんね、チャールス。
リナは愛に生きるわ・・・!!
L太郎はもう16才ですし、いくつまで生きるかわかりません。
花色ゆで卵をたらふく食べさせてから移住しました。
そして即、結婚するのです!!
L太郎移住。
L太郎は移住後、移住者会話が取れないうちに、ガンガン訓練道具を買って訓練しています。
ポーカーフェイスだったのにあっという間に「厳格な性格」へ。
できれば、これ以上積極的にはならないでね・・・。移住者会話が取れ、L太郎は早速誘ってきてくれたので、恋人に。
これでチャールスが誘って来れば、「あなたより愛する人ができたの」で振ることができるのですが・・・
しかし、20日にL太郎と恋人になってから、
3日過ぎてもチャールスが誘ってこないので、仕方なくこっちから誘ってお別れデートへ。「もう別れよう」
「ひどい、ひどすぎるよエェ〜ン」
「そんなに泣かないで」(お前が言うな)25日には別な子を誘えるようにとの、オヤ心なのよ!
幸せになってねチャールス・・・。
その後。
L太郎はなかなか手厳しかった・・・。
690年25日
「君といてもつまんない」
28日
手をつなぐ。
691年4日
「君といてもつまんない」(最初に逆戻り)
9日
手をつなぐ。
10日
「リナってすてきだね」
19日
「君といてもつまんない」(港に逆戻り)
浜辺まで来てそんな・・・
20日
「L太郎ってホントにすてきだね」
「そんなこと言って、何たくらんでるの?」(最初に逆戻り)
ひどい・・・
24日
手をつなぐ。
24日の夜
「デートしようよ」
「用事があるんで」
恋人なのに断るなんて・・・
26日
「すてきだね」次!!その次よ!!
30日
「さてと・・・どうしようかなぁ」
「うおぉっしゃぁーーー!!ぶちゅーーー!!!!」キスまで丸一年。
しかし、どうにか翌年692年の25日に結婚することができました・・・(;´▽`A
さてさて、そんなわけで、リナの私生活も新たな一歩を踏み出し、
世界更生プロジェクトを進めていくのでした。
ワールド・ネバーランド2〜プルト共和国物語〜 PlayStation (c)althi Inc
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