カノンとF太郎の世界 十四代目ララ
その2
さて。
オスケスくん
と無事に結婚したララ
は、
長年の努力が実を結びやっとDリーグにも入れて、順風満帆で幸せな結婚生活を送ります。
幸せの象徴・・・それはもちろん、子供です。
ララは、オスケスくんとの間に実に6人もの子供を作りました。
通常、結婚後一人目はすぐにできますが、二人目、三人目は完全に運頼み。
とにかく「子供を作ろう」とパートナーに話しかけ、ハートがいっぱい出たら、子供ができたしるし。
子供が欲しいときなどは、毎晩毎晩「子供作ろっか」と話しかけまくったものです。
それでも、なかなか子供はできませんでした。
できたら奇跡・・・まさにそれが、これまでの子作りだったのです。
ところが！
ネットを始めて、色々と徘徊しておりましたらば・・・
ワーネバの、知られざる情報がてんこもりでございました。
とりわけ、私を驚かせたのが
子作りの極意と、性格改善方法でした。
そう、子作りは、むやみにしていても無意味だったのです。
『子供ができる条件』というものがあり、それがそろっていなければ、どれだけ「子供作ろっか」と言っても、絶対にできなかったのです。
しかしそんな条件は、ゲーム内のヘルプはもちろん、攻略本にさえ載っていません。
条件がそろっていないからどれだけ頑張ってもできないのに、コントローラーと指を痛めながら必死に子作りをくり返してきた歴史は、いったい何だったのでしょうか。
そういう重要なことこそ、攻略本に書いておいてほしかった。
攻略本に載っていたのは、少しプレイすればわかることばかり。本当に重要なことは書いていなかったのです・・・。
さておき。
『子供ができる条件』というのは、
1.人口に余裕がある。（人口過多だと無理）
2.夫婦の寿命に余裕がある。（生まれた子供が入学するまでくらいの余命がないと無理）
3.同居している家族が全員で7人以下。（8人だと無理）
4.同居している家族の誕生日でない日。（家族の誰かと誕生日が重なっていると無理）
5.他の夫婦に子供ができていない日。（自分が作る前にその日に他の夫婦が子供を作っていたら無理）
この五つ。
そんなこと、知らなかったよ！Σ（゜Д゜；）
同居家族の人数がそんなに多くなることなんてないからそれは置いとくとして、
人口とか誕生日なんて気にしたことなかったし・・・！
さらに調べると、子供ができるにはタイミングが必要ということもわかりました。
なにやら隠しパラメータによる数値の問題のようなのですが、
その数値が一定値に満たない場合は子供はできない、と。
その数値は日々加算され、子作りによって発散されるとのことで、発散されたらまたたまるまでは子供はできません。
下限もあるみたいなので、ひたすら発散され続けることはないみたいですが・・・。
以前、私が子供を作ろうと毎日毎日、しかも連続で一晩に100回くらい子作りをしていたのは、
本当に全くの無駄だったということなのですね（つД｀）。.:*・°
あの、指とコントローラーを痛めた意味はいったい・・・。
この詳しいデータを調べてくださったのはCleoさんという方で、
Cleoさんのサイト『W.N.Chronicle』に詳しく載っています。
（新しいタブでCleoさんのサイトに飛びます）
メニューから『PLUTO』の『TIPS』内の『子作りの謎』で、検証されています。
その検証から導き出された、子作りの極意的なものも載っています！
さすがにそれはここには書けませんので、詳しく知りたい方はCleoさんのサイトを覗いてみてくださいね(≧∇≦)/
他にも便利で役に立つことがたくさん載っている、すごいサイトです♪
条件さえそろっていれば、あとは確率の問題です。
できないときに無理やり子作りをする必要はないので、普段は子作り会話はあいさつ程度でOK。
できる条件のそろった時に、ねらいすまして子作りをします。
確率の問題なので、条件的にOKでもできないことはもちろんあります。
そのため、子作り前にはしっかりセーブ。
できなくても何度かリセットして子作りをくり返してみると、高確率でヒットします。
これにより、今まで本当に無駄に頑張って、指もコントローラーも痛めてきた子作りをやめることができ、
さらに子だくさんの家庭を作ることもできるようになったのです・・・！！.:*・。ヽ(´▽｀)/。.:*・°
そして、ララはオスケスくんとの間に、初となる6人目の子を作り、その6人目の子リナへPC権を移します。
しかし、それはまだもう少し先の話。
PCララ時代の思い出は、もう一つあります。
そう、性格改善方法を知ったこと。
これは、長年のワーネバ生活で、どうしても、どうすることもできなかった大きな問題。
『シーラとルックの世界』のヒース、ニルス、ライン人生でもさんざん書いてきましたが、
みんなの性格が勝手にどんどん悪い方に傾いていくのです。
気が付くと、世界は積極・怠惰・冷たい人間ばかりの、荒廃したものになっているのです。
なぜ、始めたときにはバラバラだった国民の性格が、決まりきったカテゴリの人間ばかりになっていくのか？
それは、国民が起こしやすい行動のひとつひとつに、パラメータポイントがつけられているからです。
具体的には、水を飲むと怠惰になる、仕事をすると勤勉になる、訓練をすると冷たくなる、試合に勝つと積極的になる、など。
その行動が、通常の範囲内でくり返されることによって、同じ方向にのみポイントが積み重ねられることになり、結果、同じ性格の人ばかりがあふれることになったのです。
おそらく、テストプレイでは10年かそこらしか継続プレイをしていなかったのでしょうね。20年、30年後に世界がどうなるか、そこまではチェックしてなかったのでしょう・・・。
わかりやすくひとつずつ解説します。
積極的だと走ります。走るから疲れやすくなり水を飲む頻度も上がります。水を飲むと怠惰になります。
また、積極的だと試合に勝ちやすくなります。試合に勝つと積極的になり、加えて冷たくなります。
さらに積極的な人は訓練もよくします。訓練をすると冷たくなり、また疲れるため水を飲みます。水を飲むと怠惰になります。
つまり、積極的になると同時に、怠惰や冷たくもなりやすくなるということです。
怠惰な人は仕事をしません。消極的なら恋人を作れば仕事をするようになるのでそのうち勤勉に傾いていきますが、積極的だと訓練や走り回って水を大量に飲むため、恋人ができても勤勉にはなりません。
お金を持っていると買い物をして仕事をしません。お金がないとバイトをして仕事をしません。バイトをすると怠惰になります。
怠惰な人はたいして疲れていなくても、そこに水があれば飲みます。水を飲むと怠惰になります。
つまり、怠惰になると、とくに積極的の場合は勤勉に這い上がることは不可能ということです。
冷たい人は試合で勝ってさらに冷たくなり、リーグを上がれば試合数も増えてますます冷たくなります。
また、試合に勝つと積極的にもなります。
つまり、冷たい人は積極的にもなりやすいということです。
この負の連鎖により、全てが、積極・怠惰・冷たい性格に傾きやすく作られています。
ところが、この性格カテゴリはまったくいいことがありません。積極的な人は走るので声をかけにくいし、訓練をよくするから試合でも強くてこちらが勝ちにくい。
恋愛もどんどん進めるので、うまくいってほしいカップルを壊したり、やりたい放題です。
怠惰な人は仕事をするスピードが遅いので、仕事ポイントもたまらないし勤勉にもなりにくい。
給料はウルグ員全員のポイントで決まるので、怠惰な人が多いと、自分がどれだけ頑張っても給料はスズメの涙。
冷たい人は試合の応援にも来てくれないし、家の中や外でもほとんど声もかけてくれません。
こんなに嫌な性格なのに、それになりやすいように作られているという、このゲームバランスの悪さ。
『ワーネバ２』は64つもの性格があり、様々な人が入り乱れていて楽しいというのも一つの売りだと思うのですが、
いかんせん、行動パターンから蓄積される性格ポイントが偏っているため、結局みんな同じ性格カテゴリに傾いて行ってしまうので、非常にもったいないです。
そしてその傾いた性格が、ワーネバ的に最も最悪な性格だというのも悲しいところです。
何代もやると、世界は『超ワイルド』であふれてしまって、ほとんどの人が同じ性格という面白みのない状態になってしまう・・・。
だから、ある程度やると最初からまた始める人が多いのかもしれません。
私としては、長く続いているプレイ日記などを読みたいのですが、初期国プレイ日記（新規で始めて30年未満で終了）が多いのはそういう理由もあるのかなと思ったりもします（・ω・`*）
しかし、この『ワーネバ２』がそういう世界であることはもうどうしようもないので、
とにもかくにもこの最悪な、積極・怠惰・冷たい性格（最悪性格「超ワイルド」）の真逆の性格、
消極・勤勉・優しい性格（最高性格「信心深い」）を増やしたいというのが目標です。
「信心深い」人でも、年を経るに従い、どうしても積極・冷たい方向には進んでしまうのですが（仕事スピードも速いし、走らないので水も飲まないから、勤勉性だけは下がりにくいけど）、それでも、一番底へたどり着くのが遅い性格ではあるので。
と言っても・・・
性格というものは、どうすることもできないものだったのです。
勤勉性を除いて。
勤勉性だけは、積極的でさえなければ、恋人を作ることによって徐々に上げることができる、というのは、姉・桃子の検証でも明らかになっています。
具体的には、消極的・怠惰・冷たいの究極性格「ろくでなし」が恋人を作った場合、10年〜15年をかけて、勤勉な性格に傾いていくことがわかったのです。
つまり、冷たさMAXになるけれども消極的MAXの「ろくでなし」になれる、ラムサラを飲む
という方法を使えば、時間をかけて矯正可能というわけです。
しかし、優しさについては、もはや変えるすべがありません。
NPCはもちろんのこと、PCでさえ、優しくなる方法がわからなかったのです。
攻略本には「試合に負けると消極的・優しくなる」「料理をすると優しくなる」ということが書かれていましたが、
試合はそもそもリーグに入らなければできないものであり、何とかリーグに入っても、4回しか試合がなく、またその試合で全敗したら次の年には外リーグに落ちてしまうので試合がありません。
つまり、2年間で4回しか試合ができないというわけで、たった4回試合を負けたくらいで、性格が変わるほど消極的・優しくなることはできません。
また、『シーラとルックの世界』ヒース、ニルス、ライン人生で検証した通り、料理を1000回くらいしても性格が変わりませんでした。
「ワルガキ」が「おちょうし者」になったくらいです。（消極的→積極的）
優しさ的にはまるで変化なし。リムウルグの性格占いでも「冷たい人です」と言われました。
つまり、攻略本に書いてあることはほぼ意味のないこと・・・。
絶望した私でしたが、ネットを始め、何か方法はないものかと・・・
藁をもつかむ思いで、今はなきワーネバ公式サイトに訪れ、掲示板で質問してみたのです。
優しくなる方法はないのか、と・・・。
すると！！
なんと、優しさを上げるにはお見舞いが有効、というお答えをいただいたのです！！
お見舞い。
きとく者が出ると、朝の天使ウィンドウで、きとく者の住所と名前のお知らせが出ます。
会いに行くと、その人はベッドで震えており、声をかけると「心配かけてごめんね」と返します。
この会話で、優しさがアップするというのです。
知らなかった・・・！！Σ（゜ロ゜；）
そんな大事なこと、どうして書いてないんだ攻略本・・・！！
料理よりずっと簡単だし（大変だけど）早いのに・・・！！ヽ(*゜■゜)ノ
そして、積極性を下げるにはウルグの納品所に手ぶらで入るのが有効ということも知ります。
これも知らなかった！！ヽ(*゜■゜)ノ
この方法ならば、ラムサラを飲んで冷たさMAXにならずに、積極性だけを下げることができる
んじゃありませんか！！
普通、攻略本は、プレイしていてわかりにくいことや、知ってたらお得なことを書いてあるものだと思っていましたが・・・
楽しくプレイするのに必須な情報さえもまったく書かないって、あまりにもひどすぎませんか？（Ｔ＿Ｔ）
ハッキリ言って、お役立ちな情報は、料理レシピと顔画像の成長パターンくらいでした・・・。
ともあれ、『ワーネバ２』を始めて7〜8年、やっと真実にたどり着けました。
しかし、上記の性格改善方法は、PCの性格改善には役立ちますが、NPCの性格改善には使えません。
NPCをお見舞い連打させることや、納品所に手ぶらでバンバン入ってもらうことなどできないからです。
ということはつまり、NPCの性格は変えることはできない？
結局、この荒廃した世界を変えることはできない？
・・・・いいえ！！
それも、できたのです。
それこそが・・・
『教育方針』というものだったのです・・・！！
長くなったので、続きは次回に。