サルヴァドル一冊目の航海日誌
3.バリエンテへの道


ネタバレがすごいので、クリアした人だけご覧ください。


ウルグ・アリをまんまと討伐してやり、意気揚々と地中海に帰ってきたサルヴァドル。
セウタの港でレベッカという賞金稼ぎの女性にからまれたり(ウルグ・アリを狙っており、横取りしたのなんのと)、
金塊7個取られたり(「ゲレロ(戦士)」に昇格)したものの、特に問題もなくアルジェに帰還。

アジトにて、親父から褒美にシュバイツァという武器をもらう。
ありがとよ・・・親父。使わないから売るけど、ありがたくもらっておくぜ。
でもできれば、もっとデカイ仕事をくれる方がいいんだけどな。

身も心もすっかり海賊の藍サルヴァドルです。


と、ジョカの奴が負けたくせに偉そうな物言いをしてきます。
「この程度で手こずってもらっちゃ困るんだが」
この程度の仕事さえ任せてもらえなかったのは、どこのどなたですかね。

挙句の果てに、
「お前が勝手にドジ踏むのはかまわんが、この先俺の足を引っ張るのだけはよしてくれよ」
などと抜かしてきました!!

なんて高飛車な奴でしょう。
こんなやつに言われっ放しで我慢できるほど藍サルヴァドルはできてません。
鼻息荒く、100倍くらい言い返してやろうかと思いましたが、
ジョカの奴は相変わらず馬鹿にしたような口調で「シャルーク戦に出ないなら話は別」と言ってきます。

ふっ・・・

出てやろうじゃん!!
んでもって、ジョカの上に行く!!!


そもそも、今回のウルグ・アリ討伐だって、シャルーク戦の前哨戦。
当然、メインはシャルークを討つこと。
そのデカイ戦いにサルヴァドルが参加しないなんて、考えられません。
何のために船をもらったのか。何のためにウルグ・アリ討伐を勝ち得たのか。
すべてはシャルーク戦のためです。


しかし、副官ホーレスによると、シャルーク戦にはバリエンテのみで行くとのこと。

・・・・バリエンテ? 何それ。

「バリエンテ」とは真のアルジェ海賊の称号であり、それを持つ者だけがシャルーク戦に出られるとのこと。
な、な、なんですってぇぇえ〜〜〜!!?(゜Д゜|||)


ふっ・・・
「今のままで十分」? 何を言っちゃってるのよ、ホーレス。
リオーノの言う通りさ!!
ジョカにできて俺にできねーことはない!!
やってやるさ、バリエンテ!!

・・・・って、金がいるのか・・・?


しかしその後・・・・

なんと、アジトにて親父と叔父貴の会話を聞いてしまいます。

「サルヴァドルにはハンブルグに例のモノを届ける役目をやらせ、シャルーク戦にはジョカを使う」と。

・・・シャルーク戦にサルヴァドルをつれてってくんないの!?(゜Д゜|||)

何それ!?
ハンブルグに例のモノ!? そんなモン、他の奴にやらせろよ!!
シャルークの右腕ウルグ・アリを討伐したのは俺だぜ!?
・・・憤る私の心を察したのか、サルヴァドルもどうやらやる気のようです。
そうよ、ジョカを出し抜くのだ!! 輸送係なんかやっててたまるか!!


シャルークはニコシアの周辺によく出るらしい。
2時から4時にここを出て、奴を殺す!!


・・・シャルークには、歯が立たなかった・・・。フッ・・・


くそう、このままじゃ、サルヴァドルはシャルーク戦につれてってもらえない。
バリエンテでもない・・・。
このまま指をくわえて、ジョカが成り上がって行くのを見てるだけなのか!?


と、リオーノがハンブルグに行こうと言い出した。
ハンブルグにいる博士が大砲を作れるとのこと。
なるほど・・・大砲があれば、戦いを有利に進められるわね。
・・・って、でも待って。
大砲作ってどうすんの? 奴らは、シャルーク戦にはジョカを使うって言ってんのに。
「大砲あるから、俺も連れてって」とでも親父に頼むのかい?
それでOKもらった場合、サルヴァドルは大砲のオマケかい?

でもまあ、バリエンテまでは遠いし、大砲があるにこしたことはないものね。
てな訳で、ハンブルグへ。
博士は、火薬を持ってくれば大砲ができると。
・・・ん? 親父の言ってた「例のモノ」って、もしや火薬のこと?
だとすれば、親父はすでに火薬を持っていて、大砲も入手できるということ?
俺のしてることって、無駄?

・・・とかいう疑問が押し寄せたものの、とりあえず火薬をとってくることにしよう。
セウタでの情報集め。
いざ、アフリカ、インドを越えて中国へ。
もちろんその間にも戦闘、戦闘、戦闘の連続。
海賊名声もさることながら、バリエンテになるには金が必要だものね。
なんか、オットーと言う軍人らしき人が現れ、「去れ」と言ってきたりもしたけども。
サルヴァドルは気にせず、一路東へ。

やがてザイトンから日本へ。
日本にて、ザイトンで聞いたガスパルという男に会う。長い話を寝ながら聞き、
長安にいる変なヤツから火薬を奪うことに成功!
やった!! 火薬ゲット!!


ハンブルグに火薬を届け、重カノン砲が作れるように。
出来上がるまでのひと月の間も、延々戦闘、戦闘、戦闘・・・。
貯まったお金で今度はリオーノにも新しい船を買ってあげることに。
もちろん名前は「リオーノSP(スペシャル)」。

金塊15個取られる・・・。次まであと31!?
じゃあ全部で50個・・・。30個の次、50個・・・。


戦闘、戦闘、戦闘。
金7個取られ、あと24個。
戦闘、戦闘、戦闘。
金3個、あと21個。
間に新しい船の注文なんかもしつつ、戦闘、戦闘、戦闘。
金11個。あと10個・・・。
戦闘、戦闘、5個取られ、戦闘、戦闘、6個取られ、ベテラーノ(猛者)になる。

なんか・・・進みが遅い・・・。
すでに1528年11月。ウルグ・アリの討伐から、早くも1年と10ヶ月が過ぎてしまいました。
航海開始から3年半が経過してるというのに、いまだバリエンテは遠し・・・。
このままでは、シャルーク戦はいつになるやら。

戦闘だけで金を稼ぐのは、ちょっと無理がある・・・のでは・・・?(=_=;)


桃ちゃんから聞いたところによると、交易で稼ぐのが早いとのこと。
アテネ⇔イスタンブールでの、美術品と絨毯の交易が一番効率がいいと聞き、早速開始。
もちろん、その間に戦闘も重ねつつ。

なるほど、かなり簡単に金が貯まります。
27個取られ・・・あと92個!?
おい・・・じゃあ、120個!?
ってことは・・・30+50+120=200〜〜〜〜!!!

とても、戦闘でまかなえる額ではありませんでした・・・。・゜・(ノД`)・゜・。


58個取られ、あと34個・・・。


そして、ついにそのときがやってきました。


残りの金塊34個取られ・・・って。
あと34個なのに、どーして40個取ってくの!?

・・・・・・・。


しかし・・・これでもう、金払わなくていいのね・・・( ̄ー ̄°)


1529年1月23日。
ついにサルヴァドル、「バリエンテ(英雄)」になる!!


思えば長い月日でした。
ジョカに嫌味言われて約2年・・・。
戦闘に戦闘を重ね、ちまちま上納金を納めてきた日々。
ラスト2ヶ月は交易に走り、金塊120個を荒稼ぎ。
最初の80個にどれだけ時間がかかったかを思うと、涙が出てきます。
最初から交易してれば、すぐにでもバリエンテになれたものを。

しかし・・・
やっとサルヴァドルも真のアルジェ海賊の称号を手に入れ、シャルーク戦への参加が許される立場になりました。
ここまでシャルーク戦を待ってくれて、ありがとう。


さあ・・・。
ついに、待ちに待ったシャルーク戦です。

サルヴァドルの目的は、当然シャルークを討つことですが、
それより何よりジョカを出し抜くこと。
一時はサルヴァドルを輸送係に任命しかけた親父たちに、ジョカよりもよっぽど役に立つというところを見せつけてやらなくてはなりません。
そしてジョカに言ってやるのです。
「俺の足を引っ張るなよ」と。



ところが・・・

事態はサルヴァドルが思ったようには進みませんでした。
このシャルーク戦が、サルヴァドルにとって、そしてアルジェ海賊たちにとって運命的なものになろうとは     ・・・。

運命の環は、静かに、ゆっくりと、誰も予想しなかった方向に・・・回り出すのでした。



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