MOON

   (アスキー)


このページは、ゲームをクリアして、なおかつエンディングにガッカリしたという方だけご覧ください。
※エンディングの好き嫌いがかなり分かれるゲームなので、未プレイでこれからやりたいと思っている方は、何も見ない方がいいかもしれません。


このゲームは・・・
私たちにとって、

あまりにも
悲しい結末を
迎えたゲームです。・゜・(ノД`)・゜・。


なぜそんなふうに感じたか・・・

そう、すべての問題は、

エンディングです。


ゲームの内容自体はホントに楽しくて、
いろいろ難しいながらも何とか糸口を見つけて一つ一つ解決にこぎつけ、
一歩一歩、桃ちゃんと二人で力を合わせて進んでいきました。

ラブ集めの過程が面白くて、一つ一つのイベントがまた、ドラマ性があってワクワクしました。


それなのに・・・

あのエンディングときたら・・・!!


私たちは、エンディングは大団円で終わるのが好きです。

不幸な世界を救ってみんな幸せになる、とか、
最初は小さな力だったけど、みんなの力が集まって、最後は大きな力になる、とか、
気が合わなかった相手とも、数々の危機を一緒に乗り越えるうちにお互いを認め合う仲間になる、とか、

ベタだけど心が暖まるようなストーリーに惹かれます。

途中、どれだけ悲しいことが起こっても、
最後にはどこか救いがある。

そういう話が好きなんです(*^▽^*)


だから・・・

結局世界は救われなかったとか、
最後に大切な仲間が一人で犠牲になるとか、
主人公側が「正しい」と思えないような善良な敵を倒す羽目になったとか、
最後にガッカリするようなことが起こるゲームは、心にしこりが残るのであまり好きではありません。


その中でも、とりわけ嫌いなのが
今までの努力が全て無駄になるゲームです。


このMOONは、まさにそれでした。


世界観は何だか童話のような感じで、
始めてすぐに、私たちはすごく気に入りました。

主人公がやっていたゲームの中の世界に入ってしまい、その世界がとある人物によって苦しめられていることを知ります。
その人物とは、なんと主人公が動かしていた、あのゲームの「勇者」でした。
驚きつつも、「勇者」によって苦しめられる住人たちを救うため、主人公はあっちへこっちへ、勇者のしでかした後始末をして回ります。

イベントクリアによって得られるたくさんの「ラブ」を集めながら、勇者を追います。

そして・・・ついに全てのラブを手に入れ、勇者を止めるだけになりました。

勇者が全てを壊す直前・・・主人公は最後の扉の前にたどり着きます。

しかし・・・・


       扉は、開きませんでした。


勇者は全てを破壊し、この世界の何もかもが崩れ去りました。


なすすべもなく、現実世界に帰ってきた主人公。

一体、何がいけなかったのか?
どうすればよかったのか?

全ての「ラブ」を集めれば、きっと世界を救えると思ったのに・・・。


主人公は、もう一度その世界に行こうと、「コンティニュー」を選びます。
すると、そこでゲームはおしまい・・・。
永遠に続く、悪夢の追いかけっこが始まるのみのようです。


失意に落ちた主人公。
しかたなく、ゲームに入ることをあきらめることにしました。


すると・・・・!!


なんと、
ゲームの中の世界にいた勇者が消え、
世界は救われたのです・・・・!!!



結局、世界に不幸を呼んでいたのは、

プレイヤー自身・・・
つまり、主人公だったのです。

主人公がゲームなんてやっていたから、
主人公が動かしていた勇者がいたから、
この世界は不幸だった。

主人公がゲームをやめれば、勇者も消える。
それだけでよかった。
主人公がゲームなんてやってなければ、この世界はずっと平和だった。
主人公は、とんだ疫病神だった。


主人公がいなくなって、本当によかったネ!!


・・・・・・・・・


なめるなあああ!!!ヽ(*゜Д゜)ノ


元凶が主人公の動かしていた「勇者」であることはわかっていたけど、
それでも、主人公自身が「悪」ってどーなのよ!?

自分が無条件に信じていた「正義」が、この世界では「悪」になってしまう。
そのことを知って、改めてどちらが正しいのかを考えた。
そして「勇者」を止めることに決めた。それが、本当の「正義」だと思ったから。
それが主人公だったんじゃないのかい!?

所詮主人公は、最後まで「悪」ってどーゆーこと!?

「勇者」=「主人公」で、
それはこの世界にとって諸悪の根源だったからしょーがないねとでも言うんかい!!ヽ(*`Д´)ノ



すごく楽しくて、すごくワクワクしながらやっていた、全ての時間を。

「ご苦労様。でも、諸悪の根源はアンタだから、アンタがこの世界にいる限り、この世界は救われないよ」

で無に帰すとは。


こんな結末にするんなら、

ゲームなんか
作んじゃねーーー!!ヽ(*゜Д゜)ノ



・・・・はっ、

ついうっかり・・・取り乱しました。(はあはあ)



なんだかね、このゲームの主人公の少年は、ひきこもりでゲームばっかやってる少年という設定だそうで、
つまりゲームの世界にいても何も変わらないから、ゲームをやめて、
部屋の扉を開けて外の世界へ飛び出そう、とかいうメッセージがあるとか何とからしいんですが、


そんなことどーだっていいんです。


ようは、ここまでこの世界を救うために頑張ってきたんだから、
この世界を自分の力で救いたかった
ってことなんです。


少年がひきこもりとか、現実の世界で扉を開こうとか、
そんなことより、この世界を救いたかった。


結局主人公がゲームの世界にいる以上は救われない、なんて・・・。
じゃあ、何のためにゲームの中に入ったのさ。

そもそも、
「アンタがひきこもって(ゲームの中に)いる以上災いにしかならんのよ。
アンタのせいで、大変なことになっちゃった。
でもアンタが消えてくれれば、この世界は平和になれるんだよ。
だからアンタ、とっととゲームをやめて外へ出て行っておくれよ」
そんなこと言われて、少年が気持ちよく外の世界に飛び出せるとは到底思えませんが。

自分はゲームの世界でまでも、いらない存在なんだと悲しくなるだけのような気がします。


ゲームから足を洗うためのゲーム・・・
ゲームをやってると、こんな嫌なことがあるんだから、やめるべきだと。
それがこのゲームのメッセージ。

つまり、このゲームは
ゲームをやめたい人のためのゲーム
だったのかもしれませんね・・・。

間違えた・・・。・゜・(ノД`)・゜・。



しかし・・・このゲーム、結構気に入ってる人多いみたいなのね。
だからあんまり言うのもよくないね(散々言っといて)

しかしとことん、私たちの肌には合いませんでした。

ええもう、わざわざこのためだけに遠出して、
攻略本まで買ってしまった自分たちを呪うしかありません。



ふっ・・・・

もう、二度とやらねえよ・・・〜t(¬_¬。)





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