矢口遊


一年生のバスケ部員。元気いっぱいで、人懐っこく、誰に対しても気さくに話している男の子。

背が小さいのが唯一にして最大の悩み・・といったところでしょうか。

遊くんは、恋愛ランクが低いときから下校に誘ってくれるため、下校デートがしやすいのがうれしい。
一緒にコンビニに行って買い食いしたり、本屋に誘われて相性占いしたりと楽しい下校デートです。


日々の占いで発生させる会話イベントも、基本的に明るい会話ばかりなので微笑ましくかわいい。

ストーリーイベントも、一緒にご飯を食べつつ「背を伸ばすためにもいっぱい食べなくちゃ」といってたり、
英語が苦手な遊くんに英語を教えてあげたり、のどかなムードのまま進んでいきます。


下校デートでは、「先輩、お、俺と・・・お茶しない?」とぎこちない誘い方をする遊くん。
意外に思っていると、「あこがれなんだ、そういう風に誘うの」とのこと。

ナンパみたいだよ、と真希に言われるも、苦笑いしつつも、その誘い方がかっこいいと思っている様子。

しかし、お茶に誘うのはぎこちないのに、
「先輩、今度の日曜、一緒にスケートに行かない?」と、さらっと誘う遊くん。

真希がそこに突っ込みを入れると、「あはは、そうだね。変かな」と照れ笑い。
しかし真希は「ううん、遊くんらしいね」といい、それには私も同感でした。

お茶に誘う、ってのが結構難しいもんだよね。話したいこととかあるわけじゃない時は余計に。


最初から遊くんは友好的で、全く態度が変わらないままとんとんとランクが上がっていくので、
盛り上がりに欠けるな〜、いつ、照れたりとか、雰囲気が変わっていくのかなと思ってました。

遊くんが、真希のことを『優しいきれいな先輩』から、いつ『好きな女性』に変化するのかな、と。


ところが、遊くんはちっとも変化なし。

不思議に思っていたのですが、どうやら変化するのは真希の気持ちだったようです。

弟から、意識する男の子へ。


遊くんはご飯をいっぱい食べて、背を伸ばしたいということを最初のころのストーリーイベントでもいいますが、休日のデートでもっと詳しく話してくれます。

スケート自体も楽しくもりあがり、そこで初めて、遊くんと手をつないで
大きな手にドキドキする真希。

スケートの教え方も上手で、遊くんへの認識をちょっと改める一面があったりしました。


そのあと、子供のころよく遊んだ公園へ連れて行ってくれます。
そこにはバスケットゴールがあり、そこで初めてバスケを知ったことを話してくれました。

中学生くらいのお兄さんがボールを投げさせてくれて、シュートが決まってうれしくて、それから夢中になったこと。

「バスケはね、2歩しか歩けないところがいいんだ。フェイントするにもゴールへ飛び込むにも、ドリブルの後は2歩しか歩けない。
後戻りも立ち止まることも許されない2歩。
勇気と決断とゴールへの思いが試されるんだ。俺はそんな2歩を大事にしたい。
そして・・・いつかアメリカでプレーしたい」


プロのバスケットリーグの選手になりたいという夢を語る遊くん。
でも実際は今のところ、身体も背も小さい自分には大きすぎる夢。

「現実の俺はバスケ部の補欠だし、英語はからっきしだし・・・取りえは走るのが速いくらい。
でも、あきらめないで頑張るんだ。
それで・・いつか先輩と釣り合うような男になれたらって」


真希は普通の女の子ですけど、やっぱ年上だから、年下の男の子から見たらアコガレなんでしょうね。
年下男の子のこういうセリフ好きV

真希は「遊くんは今でもすごいと思うよ」と言ってあげます。

「背が低いことなんて気にしなくていいと思う。
遊くんができることを精いっぱいやれば、それで・・・」

その言葉に遊くんは勇気づけられたようでした。
よかったね遊くん(*´▽`*)素直な男の子はいいよね!


そのあとランクを上げて、下校デートをすると
再びこの公園に来ることになります。

近くに教会があることを教えてくれて、
「結婚するならあの教会って決めてるんだ」という遊くん。

その言葉に思わず想像する、遊くんと自分の結婚式。
真希の想像に吹き出しました。なんかほほえましい二人だ。


雨が降り出したときに相合傘をするイベントでも、
近くなった距離で見つめる横顔にどきどきする真希がなんだかかわいい。

普段ただ元気爆発という感じの彼が、「静かに降る雨が嫌いじゃないよ。
なんだか世界がきれいになっていくみたいで」とかつぶやくのも意外性があって大変よろしい(*^▽^*)


そして全員共通の夜の電話イベント。
「先輩のことつい考えちゃってたら眠れなくなった」という遊くん。

「だから先輩と話したら落ち着くかなって」

しかし落ち着くどころかドキドキしちゃって眠れそうにないという彼に、
「明日になればまた会えるよ」と真希が言ってあげると喜んで、「眠れそうになってきた」というのがかわいかったです♪


遊くんの練習を見に行ってみると、調子がよさそうで、
それはあの時の言葉のおかげだといってくれます。
クリスマスの日に試合があるから応援に来てほしいといわれて、いよいよエンディングへ!


練習の際に差し出したハンカチを、『お守り』にして
最後のチャンスのフリースローの時に唇にあてて「・・・決めてみせる」って言ったのがかっこよかったです(*´▽`*)

・・・・まあ、結果は失敗してしまって、負けてしまったんですけど。


それでも告白しようと決めてたんでしょう。
試合の後、応援してくれてありがとうと言われて、そして素直に告白してくれます。

「・・・真希先輩、好きだ」

「初めて出会った時からずっと好きだ。
先輩と出会って、一緒に過ごすようになって・・・どんどん・・・どんどん先輩のことが好きになっていった」


そんな彼に、真希も「私も遊くんのこと、好きだよ」と答えます。

夢を追いかける遊くんが好きだと。


今はまだ真希と呼び捨てにはできない遊くん。「だけどいつか・・」「うん」
そしてそっとおでこにキス。

こういうの私の超好みですヽ(*⌒∇⌒*)ノ


エピローグは遊くんのモノローグ。
『俺初めて知ったよ。夢はかなうものなんだって。だって先輩と付き合うなんて、それこそ夢みたいなもんだったからまさかかなうなんて・・・。
だから見てて。俺やるよ。一生バスケを続ける。そしていつかきっと・・・。
もう一人の夢じゃない。二人の夢だから』

セリフがかっこいい!

そしてスチルはギャグ(笑)
憧れのダンクを跳び箱使って成功させ、それを真希に怒られてるという。


最初は変化のない雰囲気に、萌えが少ないなと思っていたけど、真希が意識していく流れになるほど〜と思ってからは楽しかったです♪

『最初から好きだった』が、こんなに自然なキャラってそうそういないよね!
だいたいそういってても、最初は冷たいキャラ多いから。

遊くんは年下男の子のツボをつきまくってくれる、素敵な男の子でした*・。ヽ(´▽`゜)/。.:*・


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