木戸帝生


財閥の跡取り息子で、幼いころから厳しくしつけられてきたお坊ちゃま・・・
忙しいはずなのに生徒会長を務めており、人に厳しくそしてとてもやさしい性格。

見るからに厳しそうで、いかめしく冷たくそっけなく怖い人なんだろうな〜
とプレイ前は思ってましたが、全く違うタイプでした。

確かに厳しいところはありますが、
学園をよりよくしようと思っていて、朝の風紀委員の取り締まりに参加したり、
休み時間や帰宅時間に学園を見回るなど、責任感だけではなく大事に思っているのが伝わってきます。

ストーリーでは、理科室の掃除をやっていた真希がビーカーを割ってしまい、ケガをして
それを発見した木戸先輩がけがの手当をしてくれます。

さらにビーカーの後片付けも。

おまけにそのあとも、ケガの状態を気にかけてくれるなど、優しすぎてびっくりでした。


恋愛レベル1で見られる下校デートでは、本屋に参考書選びに付き合ってもらうというもの。

真希は適当に先輩とどこかに行きたいな程度に誘ったので、参考書もどうしてもというわけじゃなかったのですが、先輩の真剣な選び方といったら・・・。
木戸先輩は、真面目なお人よしなんだな〜と思ったのでした。

先輩の参考書さがし
「む、問題のすぐ下に回答がある。これではだめだ。問題を解く前につい回答を見てしまう。 他を探そう」

「この参考書もダメだ。構成が教科書の進行に沿っていない。書いてあること自体は悪くないだけに惜しいな。他はどうだ」

「な!?なんだこの参考書は!なぜ女の子のキャラクターが解説する必要がある!?・・・理解に苦しむ」
「気を取り直してこれはどうだ」

「ふむこの参考書はわかりやすい。要点の色分けも見事だし、基礎応用の問題構成もいい」
真希「そうですか?じゃあ・・・」

「まて。即決はよくない。もう少し読み進んでから決めよう」
「ふむ・・・例文に日常性があるな。これなら実生活でも役立つ。悪くない。
・・ほう。関係代名詞の解説もわかりやすいな。ふむ・・ふむ・・これは参考になる」

人の参考書選びにこんなに真剣になってくれる先輩って素晴らしいですね(*´▽`*)

まあ、真希は英語よりも化学とか数学が苦手っぽいので、参考書もそっちのがいいと思うけど。


木戸先輩は財閥の息子というわりに偉ぶらず、誰の言葉もきちんと聞こうとする誠実な人で、
『開かれた生徒会』が信条だとかで、生徒会室に訪れた(特に用事のない)真希にも親切にしてくれます。

山ほど抱えた書類と格闘中なのにもかかわらず。


真希の兄の真人と親友らしく、日常のイベントではよく二人が仲良く会話をしているのを見ることができます。

真人はとても穏やかで落ち着くタイプなので、きっと忙しくて大変な木戸先輩にとって
心安らげる友人なんだなあと思うとほっこり(*´ω`*)


そんな誰にでも優しい木戸先輩とのイベントは、
生徒会主催のクリスマスパーティーの準備というもの。

先輩にとっては最後のイベントで、諸々の準備は生徒会の他のメンバーにまかせているものの、
料理を担当しているのだそう。

帝王学の一環で、料理も仕込まれている先輩は、
学校の立派なオーブンで舌平目のパイ包み焼きを作るツワモノです。

いい匂いに釣られて行ってみたら先輩がそのようなことを話し、味見をした真希は
今年のパーティーでダンスパーティーをやると聞きます。

ダンスパーティーにはもっとくだけた料理のほうがいいのではないか、と
案を出したところ、先輩は困った顔に。

真希が出した「コロッケ」という案を聞いて、作ったことがないと悩む先輩に、
「私がお手伝いします」と真希が申し出ることで、先輩との距離が縮まります。

もちろんコロッケしかないわけにはいかないので、他のフランクな料理は先輩が作るのですが
真希は真希で、作ったことがないコロッケの研究をすることになります。

お料理が上手な兄の真人に教えてもらったり、
学校で料理の本をチェックしたり。


下校デートでは、先輩と買い食いをして
先輩がとても斬新な気持ちを抱くという微笑ましいイベントも。

お坊ちゃまで常に忙しく動いている人だから、庶民的なことにちょっと疎くて
それが新鮮で惹かれる、という流れは自然でいい感じですね(*´▽`*)

その流れでデートに誘われるのですが
「私は君と過ごすと自分に足りないものがあることを思い知らされる。
君がいなければ、肉まんの本当のうまさも、二人で飲むホットチョコレートのうまさも知らずにいただろう。
厳格で完璧であれと育てられた私には、思いもよらぬことだ。
私は・・・君と休日を過ごしたい。もちろん君が迷惑でなければだが・・・」

先輩、きざっていうか大げさ(゜▽゜;)

まあ、先輩はまじめすぎるから、そういういい方になっちゃうのかもしれないけども。

ちなみに、肉まんの種類に驚く先輩に、気になるものを買ってみたらどうかと真希が勧めて、
「肉まんは寒い中を歩きながら食べるのが一番おいしいんですよ。
それにパーティーの料理の参考になるかもしれないし」
との言葉に、なるほど、と買って食べてみたら本当にその通りで目からうろこの先輩、という展開。

さらに、辛い海鮮フカひれキムチまんとかいうのを食べたため、辛すぎて、
真希が買ったホットチョコレートをもらって飲んだという経緯です。

もちろん真希もキムチまんを味見させてもらい、二人で楽しかったということになったわけで。

のちにコロッケの中にキムチを入れたものを用意するなど、この思い出がもとになるイベントも。


そしてデートは遊園地。「この年でか?」と驚く先輩でしたが、「普通ですよ」と言われ、
感覚のずれを感じつつも行くことに。

何の乗り物か、と聞かれたので「ジェットコースター」というと
「ジェットコースタァ!?」すげーびっくりっぷりに驚きました。声が裏返ってんですけど(゜▽゜;)

嫌いじゃないといいつつも、いきなりはとかいって、他のを選ぶことに。

そしてめぐっていると、迷子の子を発見。
先輩は迷子センターへ連れていく前に、その子と手をつないで一生懸命探したようです。

「先輩って優しいですよね」と真希が言うと、
先輩は「私にも経験があるんだよ。知らない場所に一人残されるというのは心細いものだ。
手を取ってほしいときに取ってもらえない寂しさは、経験したものでないとわからない」

そして、子供のころ寄宿舎に入れられて、両親とは半年に一回しか会えなかったと話しました。
幼少のころから徹底的に甘えを排除し帝王学を叩き込まれたと。

・・・先輩そこまでされてるのに、どうしてこんなに優しい人に育ったんだろう(>_<。)
もはや奇跡だ・・・。

そのあと観覧車に乗ると、先輩が高所恐怖症であることが判明。
だからジェットコースターも嫌がってたのか・・・。

楽しそうにしてたから言い出せなかったという先輩、本当に優しい。

真希が完璧な先輩の弱点を見てちょっと嬉しかったことを話すと、
複雑そうにしながらも、「二人の秘密にしてくれ」と。

自然に縮まっていく距離がいい感じのイベントですね〜。


先輩との夜の電話のイベントもよかったです。
全員「声が聴きたくなった」とかけてくるこのイベントは大変オイシイですが、
先輩は「君におやすみを言おうと思って」とかけてくれます。

かわいいな、とのんきに思っていたら、
先輩の両親が常に忙しいため、寄宿舎を出てからは寝るときに誰にもおやすみを言わずに寝ているのだそう。

それが普通だったから、つらかったわけではないようですが、
「君という存在が私を変えてしまった。目を閉じると君の笑顔が浮かぶ。君の声が思い出される。
君と・・言葉を交わしたい」

そして伝え合うおやすみという言葉。
なんて愛おしくなるイベント・・・・*・。ヽ(´▽`゜)/。.:*・


しかし先輩は、卒業したらドイツに留学するということを言いにくそうに伝えてくれます。

離れ離れになってあえなくなる、その事実に真希はショック。

それでもクリスマスパーティーは、二人の努力も実を結び、大成功に終わりました。

他のキャラとのエンドでは、一回も出席したことのない生徒会主催のクリスマスパーティーでしたが、
生徒会のみんなは先輩も含めて、一生懸命頑張ってたんだなーとしみじみしました。


パーティー後に二人で過ごしたいといわれて、エンディングです。

先輩は真希のためだけにフルコースのディナーを用意してくれて(先輩の手作り)
そこで気持ちを打ち明けられます。

「たとえ遠く離れても、君のことを思い続けたい」

先輩は真希と離れることで悩み、生まれた複雑な気持ちに答えを出せずにいたようですが
それが恋だと気付いたといいます。

今更ですけども。恋だと気付いていなかったのか?というセリフを散々言ってたんですけども。
それでも先輩にとってそれをしっかりと自覚した、ということなのでしょう。

自覚し、それを貫きたいと思ってくれたと。

「真希君・・好きだ」みんなストレートに言ってくれてうれしい。

そんな先輩に真希も、「私も・・先輩のこと・・好きです」と応えます。

そばにはいられないことをわかっているけれども、「私、待ってますね」

「ああ、君の元に必ず戻ってくる」

抱きしめられるスチルとともに、「真希、好きだ」とかいきなり呼び捨てになる先輩。
情熱的♪


エピローグはドイツにいる先輩が真希を思っているモノローグです。

『私は今ドイツの古いアパートメントで一人暮らしている。荷物は少ない。
希望と夢を詰め込んだスーツケース一つだけ』
先輩、寒い(; ̄∇ ̄ )

なぜかみんなして、クサイセリフを入れてくる。いらないのに。

『想いは日本に置いてきた。恋する君の元へ。
こうしてウインナーコーヒーを飲んでいると、学校帰りに二人で過ごしたカフェを思い出す。
いつか・・君とここで語らいたい。
これまでも・・これからも・・・私の心は君とともにある。
真希・・・Ich liebe dich(愛している)』

「ベルリンの空よ、この想い・・君の元へと届けてくれ」

先輩かっこいいヽ(*⌒∇⌒*)ノ

先輩とカフェに寄る下校デートももちろんあります。
真希が頼んだザッハトルテを見て、「ウインナーコーヒーとあう組み合わせだな」と先輩が言ったので、
「よかったら一口どうですか?」と真希が勧めるというもの。

真希は先輩相手でも結構緊張もせずに普通の態度で接する子なので、
逆に先輩も気を遣いすぎずにちょっと気を抜けるのかな、という感じがします。

真希はこれからが大変だと思うけど(周りの反対とかありそう)頑張れ!

先輩が常に優しい人だったおかげで、とっても楽しかったです(*´ω`*)


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