星宮潤


メインヒーローの星宮君。なんか名前がすごいな。占い師の名前みたい。

さておき、彼は無口で周りとあまりかかわりたがらないのですが、
真希が自分のことを知らないとわかると、ちょっと安心して話がしやすいと思ってくれる様子。

実は有名な作曲家の息子で、周りから注目されるのが嫌で、才能を隠しつつ人を避けつつ過ごしていたみたいです。

真希がそれを知るのはだいぶあとのことなので、
「お前は俺のこと知らないからな・・・だからこうやって過ごしていられる」とつぶやく彼が
かわいそうではあるけれども、自分だけ特別な感じは味わえる・・・という満足感(我ながら嫌な奴だな)があったり。

運動も得意だけど目立ちたくなくて手を抜くとか、ぱっと見馬鹿にしてるようにも見えるけど、
彼の心は本当に孤独。

幼いころに母を亡くし、父によってスパルタに音楽教育を施されてきたため
楽器全般できるものの音楽を嫌いになってしまった星宮君。

心のよりどころもなく、星を見上げることで心を慰めながらひとりぼっちで過ごしてきた・・・
そのせいか、ロマンチスト。

3段階目の下校デートでは、一緒に星空を見上げるという素敵なもので、
しかも流れ星が流れたりとムード満点。

二人とも高校は歩いて通える距離なのか、真希はこの丘の上公園は久しぶりみたいですが
彼はよく来るとのこと。

なぜ夜空に星があるのかと聞かれて、色んな神話があるよね、と返すと
きっと人は夜の寂しさを紛らわすために、夜空の星を見つめて物語を語ったんだと思う。
星はいろんな形に並んで人を慰めてくれているんだ」と星宮君。

ただのロマンティストというだけじゃなく、彼自身の心をあらわしているんだなと思います。

そしてその流れでプラネタリウムに誘われます。デートでプラネタリウムとか素敵(*´ω`*)


デート当日、お互いの服を似合うとほめあうのも、カップルっぽくてよい!
前回がタクくんだったため、タクくんの服装が微妙だったので
ほめるとかそういうんじゃなかったから、新鮮です。

南半球の星を見ることになって、ケンタウルス座や南十字星を眺めました。
そして、「小さいころからよく来てる」と言います。

「母さんが死んだときもここに一人できて、泣いてた・・・」

「親父は仕事が忙しくてろくに見舞いにも来なくて・・・つらかったよ。
小さい頃は、母さんは星になったんだって本気で信じてた。
丘の上公園へ行って、どの星が母さんなのか夜通し探したよ」

そんな話の後、公園を散歩しつつ、自分が有名作曲家の息子だと打ち明ける星宮君。
この時には、すでに真希もそのことは気づいていたため驚きませんが。

父親から音楽の英才教育を受けてきたと話す彼は、
「嫌でたまらなかった」とつぶやきます。

ほかの同級生と遊ぶこともできなかったため、クラスでも浮いてしまいいつも一人ぼっち。

しかし「これでも昔は歌うことが好きだったんだ」といった星宮くんに、
素直に「聞きたい!」と言ってしまう真希。反応がすなおでかわいい(笑)

星宮君は苦笑しながら、「いつかお前には歌えたらって思う」と言ってくれます。


星宮くんとの下校デートは、真希の家で一緒に晩御飯というものでした。

父親はヨーロッパにいっているらしく、ほとんど一人暮らしみたいな彼なので、
真希の手作りカレーを食べて嬉しそうにしてました。

兄の真人も一緒だから二人きりではないけど、むしろ真人がいると
雰囲気が柔らかくなる感じなので、ほっこりしました♪


全員共通の夜の電話イベントでも
星を眺めながらお話とか、素敵すぎる。

「同じ星空を見上げてるだけで、木下が感じられる。
まるで・・・隣にいるみたいに」
「こんな気持ちになるなんて思ってなかった。
星を見ながら木下の声が聞きたくなるなんて・・・」

「ずっと・・・こうしていたいな」ラブい・・・(///∇///)

真希も「うん・・・」というものの、お約束のくしゃみで寝ることになったのでした。


星宮君が音楽室で、真希にピアノを弾いてくれるイベントもよい(*´ω`*)

その曲は、去年のテレビドラマの曲で、実はもともとは「親父が死んだ母さんに贈った曲」らしく、
プロデューサーがどうしてもドラマで使いたいと頼み込んで、使うことになったと話してくれます。

「母さんに贈った曲を金に換えるなんて・・・親父が許せなかったけど、
今ならわかる。親父は母さんを愛してたんだなって。
二人は愛し合ってたんだなって」

「音楽っていいな。親父が母さんに贈った曲を、こうして俺が木下に贈れる。
音楽は一人のものじゃない。みんなのものだよ」

セリフがよいですね.:*・。ヽ(´▽`)/。.:*・°

父親のことも、音楽も、嫌いだった彼が「今ならわかるようになった」という変化。

そしてその流れで、クリスマスに一緒に過ごそうと約束。
流れが自然でカッコいい。


そしてエンディングは、丘の上公園での告白。

星になぞらえて、自分も優しく輝きたいといったあと、歌を歌ってくれます。
ああ、この間「いつか聞かせたい」って言ってくれたものね。

歌・・・突然エンディングテーマに入ったからびっくりしましたけど(; ̄∇ ̄ )

ここで終わり!?まだちゃんと好きだって言われてないよ!
しかもこの曲エンディングテーマだから三回目(如月君、タクくんとクリア)だから目新しさもないし。

などとかなり失礼なことを考えてパニックしてたら、歌の後でちゃんと普通に告白してくれました。

「俺、音楽が好きだ」 真希「うん」
「歌うのが好きだ」 真希「うん」
「・・でも、木下のことが、もっと好きだ」 真希「あ・・・」
「好きだ、真希」

呼び捨てになるのがいいね(*´▽`*)

真希ももちろん自分も好きだというし、大変満足!


エピローグは彼のモノローグなのも嬉しい。

『それから俺は自分を隠すことをやめた。君に隠すことも寂しさを教えられたから・・・。
音楽は誰かに思いを伝えるためにあるんだと知ったから・・・。
音楽は・・・伝えたい人がいるからこそ輝く。
だから君のそばでいつまでも輝いていたい。

二人で見たプラネタリウム。あの南十字星の輝き・・・。
いつか本物を二人で見つめたい・・・。』

スチルは真希にギターを教えている構図で、真希は今まで顔出ししてなかったけど、バッチリ顔出てますね。

私は主人公の顔がちゃんと出てるのが好きなのでうれしかったです。真希かわいい。

『近頃は、ギターを弾いてみたいという彼女のために弾き方を教えてる。
ちゃんと弾けるようになるかわからないが、教えるのは楽しい。
彼女の思いが伝わってくるから・・・。』

よかったね、星宮君♪幸せそうなのがいい感じ。

ただ、告白もエピローグもかなりの部分がきざなセリフなのがちょっと気になるところ。
これは星宮君に限ってないですが・・・・。

とはいえ、星宮君は非常にかっこいいキャラですね。さすがメインヒーロー。
大変楽しかったです♪


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