平敦盛
敦盛は平家が作った怨霊なので、本編ではずっと辛そうでした。
平家との戦い、怨霊としての苦しみ、神子への思いなどで辛そうな顔しか見れない感じ。しかしこのファンディスクでは、笑顔もいっぱい見られて大変よろしかったです(*´ω`*)
敦盛はほかの人と違って怨霊なので、あまり他人と関わろうとしません。
最初の日も一人で図書館にいて、平家のことを調べてましたし、
出かけるのも一人でひっそり出かけようとします。なので望美が、ついていってもいいですか?とくっついていくのが基本。
敦盛とは、静かなお寺でゆっくりと花を眺めたり、
笛のCDを一緒に選んで喫茶店でお茶したり、
のんびりとしたイベントを楽しめました(*´▽`*)クリスマスイブの夜のイベントも、よかったです。
飲み物を買いに行く敦盛に付き合った望美は、敦盛が数日前に見かけたという子供がいる家で、
飾られたツリーなどをそっと眺めます。身を乗り出して飾る弟、そんな弟を心配して注意をする兄ーー小さな兄弟を見かけた敦盛は、
なんとなく気になっていたといいます。そんな敦盛の様子を見て、望美は、敦盛にも兄がいたことを思い出します。
一応このファンディスクは本編の大団円エンドの続きなので、兄の経正も生きてるんですよね。
一門のほかのみんなも生きているはず。まあ・・・清盛と茶吉尼天があんなことになって、はたして同盟がどうなったのか・・・。
敦盛は自分がそういう存在であることもあり、常に控えめで望美のことを気遣っており、
望美は望美で、一人で遠ざかっていく敦盛を心配して気遣っているため、
この二人の会話はとてもやさしくて、癒されます(*´ω`*)お互いがお互いをいたわって、微笑んでくれるとうれしくて、みたいなあったかい雰囲気。
望美は心のかけらを失っていて、いろいろな記憶を忘れている状態でしたが、
謎の男性からかけらを受け取り、少しずつ思い出します。記憶が戻るたび迷宮の奥へと進むことができるようになり、それと同時に望美の心のかけらにとりついた茶吉尼天が力を増していく・・・。
謎の男性のことは、最後の戦いに挑む前の夜に判明します。
茶吉尼天に飲み込まれた平清盛その人でした。本編の時は少年の姿だったので、青年の姿になっていたことで最初は清盛だと気づいてませんでした。
初回プレイが将臣くんだったため、初回プレイで判明したので、この回ではすでにわかってはいましたけど。
どうやら、亡霊となってさまよっているようで、敦盛と望美にしか見ることができないようです。
彼も望美がかけらを取り戻すたびに自分のことを思いだしていったらしく、自分の名前をようやく思い出したとのこと。そして敦盛と望美を励まして、消えていきました。
敦盛は、戦いが終わったのに自分が消えなかった理由を考えていた、と望美に話します。
こちらの世界の龍脈の穢れを知って、自分のせいかと思ったが、迷宮の存在を知って安堵したと・・・。「戦いは続いている。八葉として私は存在する意味があるのだと。
あさましいな。そうまでして消えたくないと願うとは」望美はそんな敦盛に、「そんなことありません!八葉だからって理由でもいいです。
なんだってかまわない。消えたいなんて思われるほうがずっと・・・」望美の気持ちに、敦盛はさらに・・・・。
「私がいまだ在り続ける理由も、八葉だからというだけではない。
あなたが・・・いるからだ。私を導き・・・忘れていた平穏を見せてくれたのはあなただ。
あなたを苦しめたくない。つらい思いをさせたくはない。神子かどうかではない。私が八葉であろうとなかろうとーーー
私はあなたを守りたい。それが私の存在理由だ」告白ですね!?q(≧∇≦*)(*≧∇≦)p
いやもう、かわいすぎてたまらないんですけども!!!
顔も声もセリフも素晴らしすぎる!!
最後の戦いでは、茶吉尼天によって殺されそうになった二人でしたが
敦盛が怨霊の力を発動して望美を守ってくれます。ああそういえば、敦盛は牛みたいな怨霊だったんだっけ。
本編でもその力で望美を守ってくれたことがあったな。茶吉尼天は、いつまで一緒にいられるのかしらね、みたいなセリフを言ってましたが、
乙女ゲーには奇跡というものが存在しますから!
そしてエンディングは、敦盛は、神子に気持ちを告げることなく別れるつもりのようです。
まあ、そうなるだろうなと思ってはいたけど・・・・
敦盛が帰ろうとしたときに止めるのが譲くんっていうのが切ないですね(;´д` )敦盛は帰ろうとしたんですが、望美がそれを「行かないで」と抱き着いて止めるスチル。
それでも敦盛は「私ではだめなのだ。私はあなたに人の身の幸いをささげることはできない。
きっといつかあなたを悲しませることになる。
遠くでずっと祈っている。・・幸せになってくれ」
しかし望美が離れずにいると、ついにヒノエが、敦盛をつきとばしてくれました。
「ここまで姫君に言わせてガタガタ抜かすなんて男じゃねぇだろ」先生も「選べるのは今だけだ」と後押し。(先生も十六夜では同じことしてたが)
さらに望美も、「幸せなんてもらわなくていい。私が作るよ。
私はあなたと幸せになる」
男前なヒロインだな!やっと敦盛もそれを受け入れてくれて、エンディングのスチルは眠る望美を優しい瞳で見つめる敦盛。
『あなたの寝息が優しく聞こえる。あの日誓った幸福がここにある。
あなたと約した優しい日々だ。
世界は穏やかに緩やかに流れる。私も・・約束を果たせているだろうか。
あなたと二人ーー微笑み、悲しみ、愛し、重ねる日々が・・・きっと答えなのだろう。
私たちは、ひとりひとり、そして二人で「生きて」いく。
私はあなたと・・幸せになる』十六夜のリズ先生と同じパターンでしたが、先生ほど拒否が続かなくてホッとしました。
敦盛は怨霊なので、戦いがないと存在意義がないという不安があり、戦いがあればあったで、相手が怨霊でも平家でも苦しむという本当にかわいそうな人。
乙女ゲーだし奇跡が起こって、そのうち人間に生まれ変わる(というか変身?)と私は信じてます。
敦盛は本編もファンディスクも全部お気に入りですね〜(*´ω`*)かわいすぎる。