銀
十六夜記のメインシナリオで登場する、記憶喪失の謎の青年。
主である藤原泰衡から、神子を守れという命令を受けているため、望美に丁寧に親切に接してくれます。顔はいいし、優しいし、丁寧だし、なんて素敵な人でしょう（*´▽｀*）
初回プレイで景時をオトした私は、新シナリオへ移行したので彼とも会いました。
最初からものすごく気に入りました！素晴らしいキャラを作ってくれてありがたいです♪と同時に、望美が出会った瞬間に「知盛！？」って驚いてたので、こっちとしては「は？」でした。
一応声優さん同じだし、髪の色同じだし、髪型も同じだし、造作的には似ているかもしれない・・・けど、
雰囲気が全然まったく違う！
銀が誰なのかということは、銀のルート１周目ではわかりませんが、
とりあえずエンディングを見て、時空跳躍をすれば、やっと誰なのかを知ることができます。しかし、１周目、茶吉尼天との戦いで手も足も出なくなった望美をかばう銀。
「神子様・・一つだけどうか御心にとどめてくださいますか。
私はずっとあなたを愛しておりました。あなたのことが好きだった。それだけは私の真実です。
それが私の罪なのです」銀からの愛の告白を聞ける、素晴らしいシーンです(//∇//)
３ではまともに告白してくれるキャラが少ないから、こういうのを待ってたのよと盛り上がってしまった・・・。
少し前から銀は謎の声に苦しめられており、望美も体に負担がかかって倒れたりしていました。
「神子様・・どうかあなたを苦しめる私をお許しください。
あなたに惹かれて止められなかった私を。この想いが穢れたものだと知っていたのに・・それでも失えませんでした。
私のたった一つ手に入れた大切なものを失いたくなかった。私はあなたを愛しています。あなたのことを愛しています。
それだけは本当の私です。・・・さようなら・・・神子様」
動けない望美の前でそう言って、銀は心を失ってしまいます。
「はい、御命令を」しか言わない人形のような人になってしまい、それは戻ることはなかったというエンディング。
一応茶吉尼天は倒せたのですが、結局銀のことは何もわからないまま・・・。
そして、２周目へ。時空跳躍をすると、一度しか行けなかった時空へ飛ぶことができます。
それは２章で迷い込んだ別の時空でした。初回プレイで一回だけ見た春の夜の京。
顔も見えない男性と出会って少し話をしただけの思い出ですが、
その相手こそ銀だったのです。そして初回は聞けなかった、銀の本名が平重衡という知盛の弟であることが判明！！
別人でほっとしました。
いくら記憶喪失だからって、知盛が銀みたいになったらある意味怖すぎる。実際はともかく、二次元の世界での記憶喪失キャラは、性格は変わっていないのが普通ですからね。
そうじゃないとややこしくなってしまいます。
銀が苦しんでいたのは、銀に北条政子（茶吉尼天がとりついている）が埋め込んだ呪詛のせいでした。
心を封じて埋め込み、感情が動くと呪詛が芽吹くといういやらしい仕組みになっており、
呪詛のせいで望美や白龍が苦しめられていたのです。そのことを知った銀が自分を封じて神子を守ったのが１周目。
２周目では最初に名前を知ることができて、３章で逃亡中の重衡と再会をすることができます。
ヒトメボレされていたというのがオイシイですね。７章からは１周目と同じイベントを起こしていきますが、セリフが変化。
望美の中で銀は「重衡」にきちんと修正されています。
望美が、銀に呪詛の種が埋め込まれていることを知るのは後半なので、それまでは
辛そうだけど幸せそうな銀とラブラブな会話を繰り広げたり、
主の泰衡に従って望美を監禁する緊迫した展開にはらはらしたりと
どうなるのかわからないストーリーを楽しみましたヽ(*⌒∇⌒*)ノ
そして望美が銀の呪詛を祓ったシーンもよかったです！！
望美の愛が彼の心を浄化する・・・まさに乙女ゲーの極み♪
エンディングはもちろん銀が望美の世界に来てくれるパターンでした。
記憶も戻って、重衡でありつつ銀、という感じの彼は
ものすごくストレートな愛の言葉をおっしゃってくださり、大満足ですq(≧∇≦*)(*≧∇≦)p３は基本的に告白が足りないので、銀がいてくれて本当によかったです。
エンディングのモノローグを抜粋。
『神子様ーーさあお手をどうぞ。どうか拒まないでください。
あなたは私の心の全て。誰かに奪われてしまいたくはないのです。
可憐で気高いあなたは、人の心を惹きつけてやまないのですから。嘘ではございません。私が一番よく存じております。
私の胸に宿ったこの想いがどれほどに熱いか、あなたはご存じでしょう？知らない・・なんて意地悪をおっしゃるなら何度でもあなたにささやきかけましょう。
私はあなたを愛している。
私はあなたを恋う想いでできているのです。
あなたに疎まれるのならば朝露のように消えてしまってかまわない。
愛しい人よ、あなたの心を私にください。どうか私の名を呼んで。
どうかわたしを愛してください』これぞ乙女ゲー、これぞ遙かという気持ちにさせてくれる素晴らしいキャラでした.:*・。ヽ(´▽｀)/。.:*・°