遊戯王と私の出会い


私と遊戯王との出会いは、数年前にさかのぼります。

そもそも、遊戯王というのは、少年マンガ・・・しかも子供向けのマンガです。

内容はよくわかりませんでしたが、大分前からアニメでやっていて、チラッと見た限りでは、
「俺のターン!」
とか言ってカードを出して、その強さで勝敗が決まる、みたいなゲームをやっているアニメでした。

すでに大人の私には、「バカバカしい」以外の何者でもありませんでした。


しかし、そんな遊戯王、
桃ちゃんがアニメを観始めたのです。

桃ちゃんは私よりも大人ですが、その桃ちゃんが、子供向けアニメを・・・
と、不思議に思ったものでしたが、

そのきっかけは、声優さんです。

桃ちゃんは声優の岩永哲哉さんが大好きなのです。
チャンネルを変えたとき、たまたまやっていた遊戯王に、岩永さんのキャラが出ていて、思わず目が釘付けになったとのこと。

それ以来遊戯王をビデオに録り、毎週観ていた桃ちゃん。

私はそれを横目で見ながら、
(いくら好きな声優さんが出てるからって、「俺のターン!」じゃねぇ・・・)
などと思っておりました。


しかし。

桃ちゃんが、「割と面白いよ」と私に勧めてきたのです。

というのも、
たまたまチャンネルを変えたとき、ちょうど岩永さんのキャラが出ていて、
私も思わずちょっと観てみました。

それはそれほど、思っていたよりつまらなくはなく、
観終わった後でその話を桃ちゃんにしたら、勧められたわけです。

しかし私は、たまたま観たのがそれほどつまらなくなかったからと言って、
「俺のターン!」をそうそう何度も見たいわけではありません。

それでもまあ、一応、ビデオを借りてみることにしました。


そして。


面白かった(^◇^)


そうなのです。
これが結構、なかなか面白かった。

確かに子供向けではあるのですが、私好みのつくりだったのです。

私は、主人公がやたらに強くて勝って当たり前、敵はみんなザコ・・・というような感じのものは、あまり好きではありません。

主人公は強さを持っているけれど、それはまだ未完成で、敵は強く、いつも負けそうなんだけど、からくも勝つ。だけど、時にはやっぱり負けることもある・・・・
そういう主人公が好きなのです。

遊戯王は、まさにそんな主人公でした。

主人公は、体は一つですが、人格が二人いて、そのどちらも魅力的です。

強い主人公も、弱い主人公も、
同じくらい、本当の強さを持っています。もちろん、弱い部分も。

そして、やたらに強くて敵がみんなザコなんてことは、全くありません。

いつもいつも負けそうになって、もうこれはダメなんじゃというところまで追い込まれて、
やっとこさ勝ちます。

そのハラハラ感が、見事です。

子供向けアニメだと、バカにしていた自分が恥ずかしい。

好き嫌いはあれど、面白さっていうのは、
子供向けとか、大人向けとか、関係ないんですね。


そんなわけで遊戯王のアニメは、
それから私も見るようになったわけです。

最終回まで、楽しませていただきましたよ(-^▽^-)


・・・でも、次に新しく始まった「GX」・・・だったっけ?
とかいうのは、観てません。(第1話だけ観てみた)

主人公が上記のようなタイプではなく、好みでなかったため(笑)



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