ホブルディ


本編では、最初は丁寧で優しくキザな穏やかタイプで登場したルディ。
実はそれは彼が演じていた仮の姿で、本当は意地悪で毒舌でしたたかな性格だったのですが。

本編後となるファンディスクでは、もちろん演じる必要は全くない精霊の彼ですから、最初から素の彼です。

私はもともとは仮の姿の彼が結構好きだったものの、最終的に本編で本性の彼が二番目にお気に入りになったため、ファンディスクで彼をオトすのを楽しみにしていました。・・・変わるものだ。


ルディは共通シナリオ部分で、とにかく一人だけ『ハンナともっと一緒にいたい』という欲求をむきだしにしています(*´▽`*)
ありがとう、とてもかわいい。

他の人ももっとハンナと一緒にいたいというアピールをしてほしいくらいです。
イグニスの復活がメインで、ハンナに会うのは二の次だとでもいうのか?


共通シナリオ部分であるため、ぶっちゃけ他のキャラ狙いの時は申し訳ない気分になることもあるけど。
たとえば一緒に出掛けることになったときに、立候補するルディとジル、ジル狙いの時はジルを、イグニス狙いの時はひとりでいくことを選択するわけです。
ルディは「なんで?」と明らかに機嫌を悪くして聞いてきます。
ジルの時はまだいいけど、立候補してるのに一人で行くとか、ホントごめんねって感じです(;´∇`)


ドリームエンドの時のルディも、ハンナに一番にあいさつできなかったことで、一番最初にあいさつしたイグニスに喧嘩吹っかけるほどあからさまに『ハンナが大好き』なキャラになっているのがいいなあ(*´ω`*)

本編ではどうしても、オーナーと人形の関係は越えられない壁であり、描写が薄いせいもあって
彼らがハンナにいつ惹かれたのかが分からないままエンディングという感じがありました。

その中ではまだルディは、素直にハンナへの気持ちを出していた方ですけど、
『オーナーがいなくなったら自分は眠りにつくしかない』という恐怖が常に彼を苦しめていたことを思うと、純粋に彼の言動全部を恋心ゆえの行動として受け止めることはできませんでした。


だからこそファンディスクでの彼が、本当の意味で自由になったことを心から喜んでいるように、
彼の言葉の全部がハンナにまっすぐに向けられているのがわかってとても満足しました♪

会ったそばから「僕に会いたかったってまだ聞いてなかったからさ」と、ハンナに自分に会いたいという言葉を言わせたり、
腕を組んで歩いたり、ガタゴト揺れる馬車の中でハンナを支える理由として抱きかかえてたり。
行動がとても素直で可愛いので、非常に癒されましたv(≧∇≦)vこういうルディ好きVv


ルディは2日目、前のオーナーに会いに行きましたが・・・正直なぜアーヴィンに会いに行ったのか?と思ってしまった。
アーヴィンはルディを幸運の呪い人形と信じて大事にしていましたが、うんざりしたルディに本性を明かされ、
ルディを怖いと思っていたし・・・。

そもそもこの二人、恋敵ですよね!プロローグでアーヴィンがハンナに会いに来てたし・・・。
ルディもそのことを突っ込み、「でも僕がいる間は悪い虫が近づく余地はないだろうね」と言ったところ、
なんとあの気弱なアーヴィンが「で、でも君は・・・一週間後にいなくなってしまうんだよね・・・?」Σ( ̄□ ̄;)

アーヴィンが反撃した!!思わずルディも絶句した!!

・・・ちょっとそこは面白かったです。


『コメント』で、ルディはこの時のことを、「すごくショックを受けた」と言っています。
ハンナにまた会えてすごく浮かれてた気持ちに冷水をかけられたような・・・。
どうせ一週間後には別れが来るんだろう、って現実を突き付けられた衝撃。
寂しそうな顔のスチルが可愛いです。


で、共通シナリオで「もっとハンナと一緒にいたい!」とわがままを叫ぶルディですが、
その翌日の5日目はエミリー以外みんなして「行くところがある」とハンナを置き去りにする日。

ルディもまたしてもアーヴィンに会いに行っちゃうんですが・・・
様子を見に行くと、飛び出してくるアーヴィン!

なんとルディはアーヴィンに八つ当たりをしたあげく、「目障りだから出て行け」と言ったようで・・・
ちょっと待て、そこは彼の家で君はお客様。
さすがのハンナも『それは立場が逆なんじゃ?』と心の中で突っ込んでしまっていました。


しかしアーヴィンは、ルディのことを以前より理解しています。
「きっとルディは怖いんだ・・・」
ルディが恐れているのはハンナと離れること。
それが分かっているのに、アーヴィンは
「ルディのこと、待っててあげてね。ちゃんと君のところに帰るから」


いいやつになったねアーヴィン(*´▽`*)
ルディのために何も言わずに身を引くのね。
まあ、ハンナがルディを大事に思ってるのもわかってるんだろうけど。


といってもルディですから、自分の気持ちをうまく消化できなくて、結局ハンナにもやつあたり(; ̄∇ ̄ )
私の苦手なルディがでた〜。

ハンナをバラのツルで縛り上げて、
「君が誰かのものになるなんて耐えられないから、今ここで死んで」とか言いだす始末。

怖いから!!それ、ストーカーだから!!Σ(゜Д゜|||)


大体バラのツルで縛り上げ・・・って、それはアーヴィンが君にやったことじゃないか。
主人から嫌なものを学んだな・・・。こんなルディは見たくなかった。


そのあとでハンナは、おびえている彼の心を癒してあげます。女神様のようです。
私だったらこんなことされたら逃げたくなりますけど、さすがはハンナ。すばらしい(*´ω`*)


ルディが恐れているのは、簡単なことです。
ハンナと離れたくない、という恐怖。
そのために精霊の体を捨てる、恐怖。
ハンナから愛されるかわからない、という恐怖。


でもそれを、ハンナは「ルディが好き」という言葉で解き放ってあげるのです。


本編の時から、ルディは他の人形に比べるとちょっと繊細ですが、普段はそれを隠しているみたいです。
本当に気持ちがどうしようもなくなると、やっと打ち明ける子供みたいなルディ。
余裕っぽくハンナを振り回しているように見えて、実はハンナの気持ちがわかってなかったという。

ストーカー行為は嫌いだけど、ルディの気持ちがわかっていたため、好感度が下がることはありませんでした。
・・・慣れたのかな。


本編でも泣いてたけど、ファンディスクでもエンディングで泣いているのが可愛いです。

ファンディスクのルディは非常に満足したんですが、ストーカー行為でちょっとだけマイナス。
とはいえ、やっぱり私はルディが好きなんだなあと再認識しました。
ルディは猫かぶりと言うよりは・・・怖がりな自分を隠しているだけ、って感じがしますね(*^m^*)


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