ビラール


ファランバルドという国から留学している王子様。
穏やかで優しいお兄さんという位置づけで、初対面からルルちゃんをほっとさせてくれる人です。

しかし外国語が不慣れという設定のためにたどたどしいしゃべり方をしており、そのセリフ回しに慣れるまで結構かかったキャラですね。

うーん、性格はかなり好みな感じがするんだけど・・・どうもしゃべり方がな。
でもそんなことくらいなら、そのうち慣れる気がする・・・。

と最初に思った通り、そのうちそのしゃべり方には慣れてきて、普通に素敵なお兄さんキャラとして好きになりました(*´▽`*)

・・・しかし。


ビラール編をプレイしていて、途中くらいから私には気になっていることがありました。
それは、『外国語が不慣れ』設定のこと。

なぜたどたどしいしゃべり方をしているのかというと、それは母国語じゃないから、です。
もしかしてビラールは、国では王子様だし、尊大なしゃべり方だったりしないのかしら?


私は尊大なしゃべり方のキャラがいまいち苦手なので、そうなるとちょっとなあ、と思ったのです。
なにしろビラールはたどたどしいとはいえ、敬語しゃべり。それが尊大じゃ、正反対もいいところです。
好きなしゃべり方から苦手に一気にランクダウンです(;´д` )
できればそうなってほしくない・・。


しかしその不安はあるものの、国に帰るのはエンディング後の話だし、まあルルちゃんはびっくりするかもしれないけど私が聞くことはないだろうからまあ気にしないでおこう・・・。

とそう思っていたのです。
最終試験までは。


まさか最終試験の途中にして、いきなりその不安が的中することになるなんて。・゜・(ノД`)・゜・。

しかもビラールから恋心を告白されて幸せに満たされた翌日に、心が通じ合ったからといって、翻訳機つけたようにいきなり尊大なしゃべり方で接してくるビラール!!


ビラール自身は今までとしゃべっている内容を変えているわけではないようです。
ただ、流暢に話し出し、語尾が尊大になっているというだけのこと。
でもそれ大きな違いだから!!

誰これってくらい、全然別人だから・゜(≧Д≦)゜・


ルルちゃんにだけかと思いきや、なぜか他の人たちにも尊大しゃべりでちゃんと聞こえていて、ビラール自身もこの国の言葉がすんなりと聞こえるようになっているみたいです。
ルルちゃんだけのパニックじゃないのは助かりますが。


心が通じ合うというのをこんな形で体感する羽目になるなんて思わなかった・・・。
最終試験の難題さよりも、こっちのが重要な問題でした。
こんなのどうやって慣れたらいいの・・・もう最終試験(クライマックス)だというのに。ひどい。


しかし愛の力は偉大です。
ルルちゃんはあっという間になれちゃったΣ(゜Д゜|||)

プレイヤーである私を完全に置き去りにして、ルルちゃんは『ビラールはビラール。何も変わっていない』という結論を導き出します。
誰のことをも肯定的に受け入れるのは、ルルちゃんの素晴らしい長所だと思うのです。
ルルちゃんの素直さに、プレイヤーである私もほっとさせてもらえるのです。
でも・・・・。ちょっと待ってくれ、ルルちゃん。


私はそんなに順応性に長けていないんだ・・・。

せめて最終試験じゃなくてもうちょっと前だったら、最後には慣れることができたかもしれないのですが(好きになれたかは別問題)
展開が急すぎて、ついていけないまま、ぼーっとしていたらエンディングを迎えたような感じです・・・。


しかも、精霊の守護を得られるようになったのはいいけど、ずっとその精霊張り付いてるんですか?
ラブラブしてるときも、全部見られているのかと思うと・・・ちょっと・・・(=д=;)


そんなわけで、ビラール編は微妙になってしまいましたが、オトしていないときのビラールは好きです。
優しいけど行動的で、柔軟だけど押しが強く、笑顔で強引に自分のペースに持っていくというなかなか最強キャラで、
同室のラギがいつもあきれているのも面白かったり。


最終試験は彼とルルちゃんのほとんど二人しか登場しないルートなんですが、他の攻略キャラがちょこっとサポートキャラとして登場するシーンがあります。

ビラールの直前にプレイしていたキャラの展開に打ちのめされていたとき、ビラールが心配して気遣ってくれました。
まさに地獄に仏。

私はその瞬間次はビラール編にしようと心に決めたのでした。

ビラールはそういう、人を思いやる、気づかう余裕を持っているおとななキャラなのですね(*´▽`*)

ついでに、ラギ編の時の最終試験のビラールもイイ感じでした。
ああいうのはビラールしかできないよなあ、ラギをほんなげるとか!

ラギの扱いもうまくて、このコンビかなりお気に入りですね〜♪


ミッションで面白かったのは、アルバロと三人で、寮の入り口守ってる魔獣の居眠りの謎を解き明かすというもの。
アルバロは侵入してみるという案を出しますが、ビラールはなんと魔法で攻撃するという案を出します。
なんだこの二人・・・怖い・・・Σ(゜Д゜|||)

アルバロみたいにいかにも悪意がある人が、そういう危険な行為を楽しむ案出すのはわかるけど、
ビラールみたいに温厚な人がそんなこと言うなんて・・・。

と、そのミッションをプレイした時はビラールを『温厚で優しい穏やかなお兄さん』認定してた頃だったのでかなり衝撃を受けました。

割と好戦的なキャラなんですよね〜この人。
あとは魔法への関心が高いから、やってみたいというのも大きかったんでしょう。

なんというか、ビラールのそういう、普段はあまり出てこない一面を見られるという意味で、わりと面白かったかな。

ビラールは私にとっては、お兄さんにしたいキャラ、という感じですね。
頼りになって、和ませてくれそうです。・・・尊大しゃべりであったとしても。



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