弁慶


初回、弁慶の冷たさにこの野郎と思った場面。

それはまだ望美が、自分が心のかけらを失ったと知らない頃、怨霊がいきなり鎌倉の街に現れました。
戦おうとするみんな、しかし望美は何度も戦ってきたはずの怨霊が怖くて、足がすくんで動けません。

望美の異変に、みんな心配して退くことを決めますが、このとき弁慶だけ
「そうですね。仮に僕たちであれを倒せたとしても・・望美さんがこの様子では・・怨霊を封印することはできない」

なんだこの冷たい言い方ヽ(*`Д´)ノ

そのあと朔が「弁慶殿!そんな風におっしゃらないでください!」と怒ってくれたので、彼女への好感度がさらにあがりました。

タラシ系のくせに、望美の様子がおかしいときに優しい言葉をかけないのはよくないと思います。


軍師でもある弁慶は頭がいいので、早い段階から望美に茶吉尼天がとりついていることに気づいていたようです。
不思議な迷宮を作り出したのが望美であるということも。

そんな弁慶は、戦いでは冷たいセリフを言いますが、通常ではタラシモード。
一緒にお寺を散策したり、クリスマスイブの夜にも出かけて花火を見たりお花をもらったり・・・。
「二人で出かけたかった」と昼間のデートに誘われたりもします。

そのすべてに甘いセリフがくっついており、望美は素直に赤くなります。

ファンディスクなんだから、弁慶のセリフに嘘はないんだろうと思うんですが
なんだろう、甘いセリフを言われると二、三歩下がりたくなってしまいます。

多分戦いの時と全然違うから、嘘くさく見えてしまうからなんだと思いますが。
弁慶は軍師であるため戦いの間は望美のことを、同志として扱っていんでしょうね。
望美に茶吉尼天がとりついているので、心を強く持って打ち勝ってほしいと願っているのでしょう。

戦いの時と普通の時とでガラッと変わるというのが、彼の魅力なんだろうなと思うものの
やはり私の好みではないので、プレイしている間はあまり楽しくありませんでした( ̄▽ ̄;)


さておき、茶吉尼天の力は強大なので、抗うことができません。
弁慶を傷つけたくない望美は、それでも自分の腕を斬るという方法をとります。

冷静な弁慶がうろたえたのが面白かったのか、なぜか弁慶に免じて逃がしてくれる茶吉尼天。
望美はもうほぼ手中に入ったから、余興のつもりの余裕なんでしょうかね。


傷にきく薬を調合したといって持ってくる弁慶。
実はそれは睡眠薬。

みんなは望美を眠らせている間に迷宮へいくことにしたようでした。

弁慶は望美の寝顔を見て、そっと額にキスをしました。Σ(゜ロ゜;)

「(望美さん・・本当にあの薬を飲んだんですね。君は・・本当に曇りない美しい人だ。
僕を信じてはいけなかった。君の目が覚めるまでにすべてが終わっていればいいけれど」

「(そうでなかったとしても君が・・どうかこれ以上嘆かずにすむように)
・・無意味ですね。僕の祈りを聞き遂げる神なんているはずもないのに。
君は必ず守ります。祈りでなく・・僕たちの手で」

切ない感じだったけど、ちょっと、イイですね(#´∀`#)
やっぱ弁慶の心情が見れるってのはめったにないので!


しかし望美は、鈴の音で目が覚めます。神子だから八葉とつながっているんですね。
愛の力かもしれませんが。

そしてもちろん、一人だけお留守番とかありえないので追いかけます。
そこで再び弁慶に諭される望美。

迷宮の怨霊を倒しに行くだけだから待っててほしいとか、
それ倒せれば神子の力も戻るから、弱ってる茶吉尼天がのっとることは不可能になるとか、
むしろ迷宮に望美が行くほうが危険だとか、
まあ、確かにそうなんだけど、というようなことを言われます。

ここで引き下がるとバッドエンドだろうな、って思いました。
弁慶はずるいですね。「僕を信じてくれますね」とか言ってくるんだから。

望美が行くことを決めると、彼が観念します。
「約束してください、無茶なことはしないと」君が言うことじゃないけども。


朔と力を合わせて怨霊を静めて、封印したおかげで、茶吉尼天の乗っ取りも防げましたヽ(*⌒∇⌒*)ノ
さすが弁慶。頭いい!

最後は往生際の悪い茶吉尼天を成敗して、エンディングです♪
ほかの人と違って、脱出の際の危険なあれこれは、弁慶の時にはありませんでした。
白龍が力を取り戻したので、安全に脱出できたから。


みんなが帰った後、弁慶はここに残った様子。
よかったんですか、という望美に・・・最初はからかうようなことを言ったりしたけど、
「生まれ落ちた場所か愛しい人の生きる場所か・・どちらかの世界に生きるしかないのならーー
僕はこの世界を選びたい」
「僕の一方的な思い込みでなければいいけれど・・僕は・・君のそばにいたい。
君のいるこの世界に残ることを許してくれますね」

弁慶はファンディスクでも告白するんだΣ(゜ロ゜;)

スチルでは手をつないでるラブラブ。
『平穏で・・けれどとてもにぎやかに明るい世界。まるで君の心を映したかのように。
この世界に満ちる空気は優しい。ふと立ち止まり・・僕がいることの不思議に戸惑うこともあります。
だから・・・どうか僕の手を離さないでいてくれませんか。

想いをささやき、想いを交わし、それで満たされる。
そんな平穏な日常を、きっと君となら紡いでゆける。
だから、この想いとともに君を抱きしめることをーーー
君を愛することを、どうか許してくれませんか』

素敵な告白だ・・・.:*・。ヽ(´▽`)/。.:*・°


プレイしているときはぶっちゃけきついけど、終わってみると満足してました。
弁慶はいつもこのパターンですね・・・。

でも本編より、弁慶の心情が見られたのがよかったと思います。


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