幸鷹


検非違使別当を務める青年。メガネをかけているところも、真面目で優秀で融通がきかないところも、やはり1の鷹通と似ていますね。

最初は「花梨殿」と呼び、神子と認めてくれるようになると「神子殿」と呼ぶようになる人。
通常は名前の方がいいけど、このゲームにおいては「認めてくれた!」という喜びがあって楽しい変化。


白虎は、幸鷹が警察、翡翠が海賊という『どうあがいても仲良くなるのは無理』なコンビ。
初日のパートナー選択でも、幸鷹が翡翠を捕まえようとしている現場に降り立つ花梨・・・。

なので、二人が会話すると常にぎすぎすしたムードになって、居心地が悪いです(=д=;)

なんでわざわざそういう感じにしたんだろう・・・。
しかも検非違使は、町の中の治安も仕事に含まれているため、勝真たちの仕事を実質奪ってしまっているようです。
おかげで勝真ともなんか微妙な間柄に。


幸鷹は融通が利かないタイプなせいで、時々ちょっと意味が分からない行動をとります。
彰紋の兄に和仁というのがいますが、彼は呪詛を行ったりしてとんでもない男です。しかも東宮になりたいという私欲のため。
彼が明らかに間違った行動をとっているのに、幸鷹は和仁を責める言葉に「その態度は無礼です」とたしなめる始末。

彼が仕えるのは院や帝ではないのか?その彼らを呪詛する相手に、なぜ敬意をはらってるんですか?

それでいて海賊の翡翠の言うことはまったく信じようとしなかったり、悪い意味のお役所の役人みたいなとこがある・・。

和仁をかばうような発言をされると、結局何がしたいんだ!という気分になるので、幸鷹の立ち位置(役職とか)はもうちょっと考えてほしかったなあ(;´д` )


そして幸鷹の通常恋愛イベント。

・・・・・・・!?
度肝を抜かれましたΣ(゜Д゜|||)


なんと幸鷹は、8年前に京にとばされた、花梨と同じ世界からやってきた人だったのです!!!


なんで彼だけしかも8年もずれて来ちゃうんだ!?謎です。謎すぎます。そして悲惨です!!(>_<。)

一段階目は和やかな会話をしますが、内容はちょっとあれ?という部分があります。
他の人は不思議に思わないことを幸鷹は不便に思ったり、この世界にはない設備の名前が花梨の口から出ても、そのまま受け流していたり。

幸鷹には花梨と同じ世界から来たという記憶はないので、最初はそんな感じですが・・・
二段階目からいきなりシリアスに。

幸鷹は花梨と話をしてから、不思議な夢を見るようになったと言います。話を聞くと、それはどうも花梨の世界の夢。
そして過去に自分が来た場所へ訪れてみると、なんだかひどく記憶があいまいになってしまっている・・・。

川だったので、足を滑らせた花梨の手を何気なくとったところ、激しい頭痛とともに、唐突に現れる泰継Σ( ̄ロ ̄lll)
「お前は花梨に触れてはならない」

いきなり現れたのにもびっくりしたけど、言ってることも意味が分からない。
しかも説明なしで勝手に立ち去る。何だあの人・・・。


三段階目からは声付きですが、恋愛などやってる場合ではありません。
泰継に話を聞くといい、やってきた泰継は断ったものの、頑固な幸鷹にあきらめて・・・。
「神子、今日お前の供は無理だ。院の覚えめでたきこの無礼な男が私に命令するのでな」

うわあ、険悪なセリフΣ(゜Д゜|||)

これって、泰継と幸鷹の信頼度を上げてればマシなせりふになるのかな・・・?

さておき、追いかけてみると、結局口を割らない泰継。話は全く聞けなかったみたいです。
泰継はさっさと帰ってしまい、幸鷹は、花梨に昔の話をしてくれます。

家督を継いだ兄のこと。本来なら両親の実の子である自分が家督を継ぐのが当然だったが、幸鷹が辞退し、両親も受け入れた。
反対もあったのを、父が説き伏せた。力のある貴族の家にしては、それは非常に不自然だった。

そのことから、一つの推測をする幸鷹。
自分は両親の実の子ではないのだろう、と。

泰継と一緒に行動していることを、仏門に入った母に話したらひどく動揺していた。
おそらく自分には阿部家のまじないがかかっていて、かけたのは両親だろうということ。


しかし幸鷹は、真実を知りたいと思いながらも、知ることを恐れていると言います。
「私が真実を知ることで、藤原の両親に対して裏切りを働くのではないかと・・・。
育ててくれた恩に対し、それを捨てようとするのは裏切りでしかありません。
ですが私が藤原の子でなければ、私の実の両親がいる可能性があります。
いるかもしれない実の家族を否定すること・・・。
いずれにせよ私は、何かを否定し、誰かを傷つけることになるでしょう」

なに、この、かわいそうな人(ノ_−。)

なんで幸鷹だけ、こんなわけのわからないことになっているのか?完全に事故です。


そして四段階目。花梨に触れることでついに記憶を取り戻した幸鷹。
しかし、単に両親と血がつながっていないというものでなく、違う世界から召喚されてしまったという真実(;´д` )

花梨と手を握っていたせいなのか、幸鷹はだいぶ落ち着いてそれを受け止め、花梨にも穏やかに打ち明けてくれます。
そして、「私はきっとあなたがこの世界に来た時にお役にたてるよう、先に京に来ていたのでしょう。どうかそう思わせてください」

いや、むしろ一緒に来たかったよ・・・。そうしたら一人じゃなかったもの。
来た時には幸鷹信じてくれてなかったし(つД`)


スチルはラブラブなんですが、この真実に驚いちゃって、そっちの方に気をとられてしまうため、どうも恋愛の気分がおろそかになってしまいます・・・。

ちなみに幸鷹は15歳でこっちにきたようで、外国で飛び級して大学院にいて、物理で論文発表とかしてたようだ。
両親も学者だったし、元の世界に帰ったら「元気だった」と伝えてほしいとことづてまでされます。

そんなことを言ってても、最後に現代に帰ることを選択すると連れて行けるんですけど。


急展開恋愛の方では、幸鷹が伊予の国司に任命された頃の話を聞くことができます。
翡翠とはその頃に出会って、いろいろと世話にもなったようで、海賊をやらなくても生きていけるのに海賊をやり続ける彼のことが理解できないと嘆きます。

彼が海賊をやっている以上、検非違使別当としては取り締まらなくてはならない。
幸鷹にとっては、翡翠は「昔の未熟な自分を知っている苦手な人」であり、「恩人」でもあり、おそらく「捕まえたくはない人」なんでしょうね。
ただ幸鷹はまじめすぎて、どうしても自分の価値観だけで物事を図ってしまうため、見て見ぬ振りができないという。

何にもとらわれない自由な立場の人って、時にとてもすごい利用価値がある・・・と考えればいいのに(;´∇`)


二段階めでは、兄との確執で落ち込んでいる幸鷹をなぐさめるような展開。
腹違いの兄が、家督を継いでから、幸鷹が家督を狙っているのではないかと思うようになり責められるようになったこと。
幸鷹の立場は異例だったので、兄がそう思ってしまっても仕方がないと言いながら、居場所がなく落ち込んでいた気持ちが、少し花梨のおかげで和らいだことを伝えてくれます。


そして三段階目。ついに、幸鷹が真実を知ります。
こっちでは泰継がでてくることもなく、最近ぼんやりすると言い、自分が失われていく気がするという不安を告げる彼の手を取ると、記憶が戻るという流れ。

ショックは受けているものの、気持ちを抑えることが得意な彼は取り乱したりはしません。
花梨と話をしている間に、少し落ち着いてきて・・・。

抱きしめてるスチルΣ( ̄□ ̄;)

奇跡ーー。私はあなたの存在をそんなふうに思います。
あなたの心地よい光が私のすべてを変えていく。
単純であるが故に強い力。この恋はそんなものであるように思います。
どうか少しこのままで・・・。
あなたの光を少し私に分けていただけませんか?
このくらい道の導となるように」


どちらも、幸鷹が記憶を取り戻し現代の人だったということが発覚するという展開ですが、
明らかに急展開恋愛の方がいいです(*´▽`*)

兄との確執だけじゃなく、泰継とまで確執がうまれたような展開、別に面白くないし。
急展開の方は夜に月を眺めたりして、なかなかロマンティックなところもいいです。


幸鷹はエンディングも寂しそうです。
どちらを選んでも「失った」と言っていてかわいそうになってしまいます。

でもやっぱり、幸鷹の場合は京に残る方が好きかな。
どちらを選んでも辛いなら、近い記憶と行動してきたことのほうが順応してるし、生きていきやすいんじゃないかと。

家督を兄がついでくれて、記憶も戻ったんだから、一夫多妻制はとらないでくれるでしょう。

花梨も、現代のことを懐かしく語れる相手ができて、お互い支えあえる気がします。


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