マザー2

  (任天堂)

普通の男の子ぽい風貌の、実は超能力を持ってる少年が仲間と世界を救うお話。
面白いです(*´▽`*)

ストーリーは非常に単純明快で、主人公がある日未来から来たという生き物から、
世界征服を狙う侵略者が現れたが、侵略者から世界を救う救世主は君だ と告げられます。
それと一人の少女と二人の少年の計四人がその運命であると。
そういうわけで少年は仲間を探しつつ旅に出ることになるのでした。

このゲームが2であり、副題にギーグの逆襲とあることから、おそらく1でもギーグというボスが登場していたのでしょう。
が、プレイしてなくても何の問題もありませんでした。
やることは世界を救う冒険の旅に出ることだから。わかりやすいです。


このゲームのシステムはいろいろ変わっていて、そのうちの一つが、お金がそのまま手に入らないこと。
敵と戦って手に入るのは経験値のみです。

じゃあお金はどうなっているのか?
主人公は最初から、パパからもらった『キャッシュカード』を所持していて、キャッシュディスペンサーでお金をおろして使用するのです。

戦った分のお金はパパが管理してくれているらしく、お金はすべて預けられているという仕様。
町の『コンビニ』や『ホテル』などには必ずキャッシュディスペンサーが設置されているので困ることはありません。

主人公たちが全滅するとお金が半分になってしまうので、必要な分だけおろしてそれ以外は預けたままにしておくのが便利。
この仕様はわりと助かります(* ̄▼ ̄*)素敵な発想ありがとう。


セーブ方法は、遠くに単身赴任しているパパに電話を掛けることでできます。
黒電話ならタダ、公衆電話なら1ドルかかります。
パパからは、稼いだお金と次のレベルまでの経験値を教えてもらえ、セーブができます。

また、自宅ではタダで休憩し全回復が可能ですが、遠くに旅をするといちいち戻ることはできません。
しかしママに電話をかけることができます。


通常はやたらネアカなママと話すだけですが、『ホームシック』にかかっているときにかけると治すことができるのです。
まだ主人公は少年だから・・・。
けどこのホームシックという症状、非常にやっかい(;´д` )
ボス敵と戦ってるのに「戦うことがむなしくなった」とか言って何もしない主人公・・・。

ママに電話以外では治せないので、冒険の途中にかかってしまうと面倒くさい。
ほかにもきのこの敵に胞子をとばされて、頭にきのこが生えた状態がこれまたやっかいで、ときどき味方を攻撃します。
これも病院のヒーラーのみしか治せない症状なのできつい・・。


話を戻して、主人公の妹も冒険のお手伝いをしてくれる大事なキャラです。
彼女はアイテムを預かってくれるのですが、旅する兄のために運送会社でバイトして、電話を掛けることで「預かり」「お届け」をしてくれるのです。
電話がかけられる場所ならどこでも飛んできてくれるのでとても便利。(飛んでくるのは運送の人だけど)

こうして素敵な家族に見守られた少年の冒険は始まっていくのでした。
遠くに旅をしていても、常に家族に電話をすることでつながっているというのがいいですね(*´▽`*)
暖かい感じがします。家族のキャラもいいし。


そして主人公には超能力が備わっていて、いわゆる魔法として使うことができます。
攻撃・回復・補助といろいろな種類がありますが、主人公は主に回復に優れています。見た目と反して。
状態異常がたくさん種類があるのですが、そのほとんどを回復できるので素晴らしい。(レベルが上がるとより多くの症状を治せる)
HP回復も基本的に主人公の専門。
仲間は他に三人いるのですが、主人公と同じように回復をこなせる『ランマに住む少年』はかなり後半にならないと仲間にならないので。


一番初めに仲間になるのは、『ツーソンに住む少女』で、攻撃の超能力を使いこなす女の子。
普通に攻撃するとわりと空振りも多いので、彼女の超能力には非常に助けられます( ´ー)ノ
また、敵の超能力攻撃を防ぐ『サイコシールド』を使えるのは彼女だけです。これがないと後半は全滅・・・。


その次に仲間になるのは『ウィンターズに住む少年』で、彼だけは超能力を使えません。
かわりに、機械を直したり扱う技術に長けており、壊れたメカを直して武器や道具として使うことができるのです。
超能力と違って、道具として使う機械のほとんどはいくらでも使えるのが素晴らしいところ♪


敵との戦闘は、フィールド上に歩いている敵と接触することで行います。
なので戦いたくないときは逃げることもできる・・・と言いたいけど、敵の速度が速いので、なんだかんだで捕まることが多いです。
しかし面白いことに、こっちが強くなると敵が逃げていく(≧∇≦)/

また、弱い敵の場合、一瞬で勝利したことになって、戦闘画面すら表示されないこともあります。
その分の経験値やお金ももらえるので、弱い敵との戦闘をしなくて済むというのがうれしい。これも他では見ない仕様かも。


どうでもいいようなことですが、回復(食べ物)アイテムの多彩さも結構好きです。
行く先々で、その町でしか売ってないような食べ物がいろいろ売ってて、思わず買ってしまいたくなる・・・。
アイテムの説明も楽しく、もっと所持アイテム量が多ければいろんな種類の食べ物を持ち歩けるのに・・・と思いました。

味付け小物とかいって、しおやさとうなどのアイテムを持っていると自動的に食べ物に振り掛けて食べて、
回復量がアップするなんて言うアイディアも何気に面白かったです。
うっかりタバスコ持ってたらクッキーに振り掛けて食べる羽目になったりしたけど・・。


ダンジョンもあまり深いのがなく、画面も見やすくてプレイしやすいRPGだと思います。
少なくとも私にはとてもありがたいポイント♪


出会う人々もどこかユーモラスで、時々苦笑いするようなセリフを言ったりするのも独特の雰囲気があって面白い。
特に『どせいさん』という種族のもたらす和み度は非常に大きかった気がします(* ̄▼ ̄*)

それと『ブリック・ロードのダンジョン』はダンジョンが好きじゃない私のツボにはまりました。
ダンジョン入ってワクワクしたの久しぶりかも♪


あとは所々で写真撮影が入り、エンディングでそれを眺める(スタッフロール中に)というのも素敵な仕様。
変なシャッターチャンスになっちゃった場面もエンディングでは何事もなかったように収まっているのはご愛嬌。


全体的に不満はほとんどなかったんですが、唯一がラスボス戦かな。
他のゲームではほとんど見ないサプライズがあるんですが、それが私的にはイマイチでした。
確かに驚いたけど・・・RPGってなりきって楽しむものだと思うし。
とはいえ、そこ以外の部分は普通に楽しめました。
ギーグの逆襲という割に、ギーグの印象がほとんどなく、むしろポーキーがラスボスなんじゃないか・・そんな気はしますが。

ファンタジーと現代っぽい雰囲気が合わさった、不思議に和むRPGという感じで、結構好きです(*^▽^*)



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