ドラクエ6

  (エニックス)

ドラクエシリーズで、私たち的にはストーリーがそれほどでもなかった作品。

というと面白くなかったような感じですけど、普通に面白かったです(*´▽`*)
でも5までの方が好きだったかな、という。

ただ、システムの快適度は今までのシリーズ中最高でした。

特にすごくうれしかったのは、移動速度と「ふくろ」システム。
移動速度は言うまでもなく、今まではとろとろしてたので、早く歩けるようになって快適でした。

「ふくろ」は、これまであった「預り所」の携帯版。
山ほどのアイテムをいくらでも入れておける、魔法の袋を持ち歩けるようになったのですヽ(*⌒∇⌒*)ノ

これプレイした後にファミコン版ドラクエ4をやったら、泣きたくなりました。アイテムの持てなさに。

スーファミのドラクエ5になったときにも、アイテム欄がとても長くなってたくさん持てるようになってたので(ファミコン版では一人8個)感激したものですが・・・袋ばんざい♪

あとはグラフィックもきれいです。
特に始まってすぐ、魔王城のグラフィックとか・・・
目覚めた後の、自宅から出た後の木漏れ日の演出 とか・・・特に後者が最高に好きです〜〜!!


ストーリーは、主人公の住む大陸に、突然現れた不思議な穴。落ちるとそこには違った世界が広がっていました。
いったいこの大陸はなんなのか? その謎を解き明かした時、主人公は自分の使命を知ることに・・。

というわけで、二つの世界を行き来しながら進む冒険です。


最初は「この大陸はなに?」という謎を解き明かす楽しみがあって、わくわくしながら進めることができ、
解いた後は、いつものように目的に向かって進んでいくと言う二段構えの構成です。すばらしいですね!

・・・なのですが、まあ、ぶっちゃけ『主人公が最初に暮らしてたあの場所が好きだった』ってのが、私たちにイマイチな印象を与えてしまっているのですね(;´∇`)


あとイマイチなところといえば、戦闘のグラフィックです。
モンスターがいちいちうっとうしいモーションする(つД`)

よりリアルに!ってのが好きな人もいるからしょうがないのかもしれないけど・・・
私たちはリアルより、スピーディーを求める派なので、非常にきつかったです。

あとは、今までのシリーズでは、始まった直後と言うのはスライムとか弱いモンスターが相手で、
戦闘に慣れましょうな雰囲気だったのに・・・この6、最初から敵がわりと強い!

定番のスライムもいないし、こっちは一人だと言うのに向こうはパーティー組んでタコ殴りです。
最初の冒険が、ふもとの村まで行くことなんですけど・・・小さいとはいえ、ダンジョンを通って行かなきゃいけないためとても怖いです(>_<。)


さらに、5でとっても気に入ってた『モンスターを仲間にする』というシステムが縮小化されています。
常に仲間にすることができた5と違って、期間限定(後に記述)だし、種類も少ない・・・。

加えて、人間キャラがとても多く、モンスターより先に仲間になるため、わざわざモンスターを連れ歩くメリットがほぼありません。
モンスター特有の特技も、今回のシステム(後に記述)によってほぼ無意味になりましたし。


・・・と、いろいろ文句を書くと、結構つまらなそうですけど、わりと面白かったのです。

仲間になる人間キャラたちはみんな好きだったし、それぞれ連れ歩いているとしゃべったりもするので、一緒に冒険している雰囲気があって面白かったです。
キャラグラフィックも細かくなって、よりキャラの特徴が出てて愛着が持てる感じですし(*´▽`*)


そして3のときにあった、『転職システム』復活。
しかも3と違って、転職してもレベルが1にならないし、経験も蓄積されています。

6の転職システムは、スターの数であらわされ、8つたまるとマスターです。
たとえば戦士をスター4つまであげたあと、僧侶に転職して、再び戦士に戻した時、スター4つから再スタートができるのです。


そして特技は、5の時はモンスター専用でしたが、6では普通に職業ごとにいろいろ覚えられます。
しかも魔法以外の特技は、MPを使用しないと言うすごさです。

まあ、これによりモンスターの仲間メリットがほぼなくなってしまったわけですけど・・・
便利な特技を覚えまくって敵を倒すのも楽しかったりします♪


職業の組み合わせによって、上級職と言うのも存在し、さらに高度な魔法や特技を習得。
加えてその職業の特性もあります。

たとえば盗賊は時々物を盗むとか、バトルマスターは時々敵の攻撃を打ち払う能力があるとか、いろいろです。

その特性の一つが、魔物使いと言う職業につくと『モンスターを仲間にできる』能力。
スターの数が増えるほど、高度なモンスターを仲間にできると言う段階性なので、ますます扱いにくいのが難点。
加えて、マスターしても転職してしまうとモンスターを仲間にできなくなるので、仲間にしたいモンスターがいる間はそのキャラはずっと魔物使いでいなくてはなりません。

魔物使い専用のキャラが必要、という感じです。
私は、『ドレッサーコンテスト用』と『スライム格闘場用』のモンスターを仲間にするくらいしか魔物使いは使いませんけど(^-^;)

もともと人間キャラにも、モンスターにもそれぞれ向き不向きというのがあり、向いてる職業があります。
それでも、弱いキャラを戦士にすると多少強くなるし、攻撃系キャラに回復魔法を習得させるといざというときに便利。
いろんな自分なりのパーティー育成が可能になって、自由度が広がったかな、という感じですね。


まあ、転職のスターあげが面倒なんですけども( ̄∇ ̄|||)
普通の経験値ではなく、熟練度というものが転職の経験値となります。
普通に戦ってれば、経験値と熟練度を手に入れられるのですが・・・『弱い敵と戦っても熟練度は上がらない』というのがポイント。

自分のレベルが上がると、同じところで戦っても経験値しか入らなくなってしまうため、戦う場所を選ばなくてはいけない。
といっても海底で戦えば熟練度は上がるから、あとは根気・・・ですね。上級職まで上げるの、大変です・・・。


今回は、キャラの『カッコよさ』というステータスがあります。
元々キャラが持っているカッコよさも含め、武器や防具にもカッコよさの数値が設定されており、
装備することでカッコ良さが上がったり下がったりするようになっています。

これは『ベストドレッサーコンテスト』というミニイベントのためのもの。
ドレスアップして、カッコよさを競い、一位になったら景品がもらえるお遊びシステムです。

といってもやらなくてもいいわけではなく、景品の中には必須アイテムがあるため、必ずやらなくてはならないところがミソ。
私はこのミニイベントかなり好きなので楽しいです(* ̄▼ ̄*)

カッコよさを上げるためだけの鍛冶屋なんてのもあったり、カッコよさを上げる消費アイテムがあったり、カッコ良さが上がる職業があったり、ボーナスが入るドレスアップがあったりして面白い。

主人公はカッコ良さが高めの設定になっているのがちょっと嬉しい。やっぱり主人公だものね。素敵じゃないと♪

このコンテスト、ランク付けがされてて、『男限定』とか『モンスター限定』とか決められた種族のみ出られることになっているため、
勝ちあがるためにはモンスターも必要なのです。


また、『スライム格闘場』は、スライム属のみを戦わせることができるお遊びシステム。
オートじゃなければイライラしないんですが、オートなので負けやすいのが腹立つところ。
これはやらなくてもいいものですが、ここでしか入らない装備品とか入るのでやっぱもったいない・・・。

攻撃を跳ね返す敵が4体現れてるのに『がんせきおとし』を放って全部跳ね返されて死ぬスライムとか、
イオナズンを覚えさせたらMP切れるまでひたすらどんな敵にもイオナズンを放ちまくるホイミスライムとか、
臨機応変のきかない自分のモンスターに憎しみがわき上がる・・・ヽ(*`Д´)ノ


あとは定番のカジノもあります。
もう、だから、こういうのは、やらなくてもいいくせに、そこでだけなアイテムとかあるから、
ついやっちゃうんだってば。・゜・(ノД`)・゜・。

私はポーカー一択です。スロットは、当たるかな〜って時にへんなのが出てきて絵柄を変えられたりしてキレるので。
ポーカーもダブルアップの時にジョーカーが出てきたりしてキレるけど。

なかなか当たらないしダブルアップも厳しいですが、ポーカー好きの藍に任せるとちまちまやってくれて、気がついたらかなり増えてたってこともよくあります。


ストーリーの根底にある事実については、私はちょっと残念に思ってしまったんですけど、
さまざまなイベントは結構後味がいいものがたくさんあって、「いいエピソードだなあ」とほっこりすることが多かったです。
町の名前が変わったりとか・・ああいうの、好きですね( ´ー)ノ

あとは、序盤のバザーで初回普通に売っちゃって・・・あとで攻略本をみてすごい後悔したこととか忘れられません。
あのバザーにはけっこう泣かされたなあ・・・おなべのふため・・・。


なんだかんだ文句もあるけれど、やっぱりドラクエ6も面白いから何度もプレイしています。
・・ちなみに私は、最後に仲間になるイケメン君が好きなんですけども、彼もーちょっと強かったらよかったのに・・・。
彼のレベル上げやってるうちに飽きてやめるパターンの多さに泣けてきます・・・。



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