1.章ごとの簡単感想 その1

このゲーム感想には重要なネタバレが含まれるので、クリアした人だけご覧ください。


第一章  旅立ち! 夢見る千年祭

王国歴1000年のお祝いのお祭り『千年祭』が開かれる日の朝、母に起こされて目覚める主人公。
おこづかいをもらって、千年祭の会場であるリーネ広場に向かう・・・。

このオープニングがなんだかいい感じ。
すぐにリーネ広場に向かわずに、ちょっと寄り道して町長の館や町の酒場に行って、平和な現代を堪能(*´v`*)

『クロノ・トリガー』の主人公はごく普通の少年で、日常から始まるのが何だか新鮮でした。
この、トルース村の音楽がまたとっても好き。のどかでほんわかする、まさに平和な現代そのままの曲で、いつもここに帰ってくるとなんだかホッとしたものです。

さて、リーネ広場で王女(私はいつも名前を変えていますが、ここではデフォルト名の『マール』と表記します)と運命の出会い。
このときはまだ、王女であることを隠していますが。

主人公とマールは二人でお祭りを見て回ることに。
最初の時は、まさかこのときの色々な行動が、あとあとになって影響してくる なんて思わないから・・・本当に気の向くままに行動してました。
お弁当は食べちゃうし(だっていくら食べても復活するから)、ペンダントは売ろうとしちゃうし(いくらなのかちょっと気になっただけだけど)、アメを買う王女を置いて行こうとしちゃうし(あまりに長いから、止まってちゃダメなのかと思って動いただけだけど)。

別に有罪になろうと無罪になろうと結果は同じだし・・・と思うけど、なんとなく有罪になるのは嫌なので、二回目以降はいつも面倒だけど弁当に手を出さず、自宅に帰って回復してる私・・・(;´▽`A

なんといってもシルバーポイントはゴンザレスが一番効率がいいし、ついでにレベル上げもできて一石二鳥。
姉・桃子は戦いのときの音楽が嫌いとのことなので、ここでのレベル上げもあんまりしないのかな?
私も、確かに『クロノ・トリガー』の戦闘音楽はカッコよくはないと思うけど、まあどーでもいいかなって程度なので、特に問題なく戦闘。
シルバーポイントはゲームに使う以外に換金もできるので、ここでけっこう頑張る。

そうそう、シルバーポイントを使ってできるゲームも、まさかのちのち重大な意味を持ってくるなんて、最初は全く思わず・・・。
このゲームにも手こずるので、シルバーポイントは結構必要になるんですよね〜。

しかしゴンザレスと遊んでばっかでは話も進みません。
とりあえずシルバーポイントのゲームを全部クリアしたら、広場の奥へ行き、幼馴染の子(デフォルト名の『ルッカ』で表記します) の発明品の実験台に。
見事成功後、マールもチャレンジしたところ、持っていた彼女のペンダントが反応し・・・現れた謎の空間に吸い込まれ、ペンダントを残してマールは消えてしまいます。

ペンダントを拾い、後を追うことにした主人公。
さあ、冒険の始まりです!!

いつも思うけど、ルッカってすごいなぁ・・・。
原因を解明したら自分も追う、と言っていたけど、本当に解明して、しかもゲートを安定させる道具まで作って、追ってこれちゃうんだもの。
私は、彼女がこのゲームのキャラクターの中で一番好き(*´▽`*)

このゲームは、冒険が始まるまでけっこう長くて、当時の他のRPGとはちょっと違っていたかもしれません。
でも私はこのオープニングがとても好き。
ゴンザレスのレベル上げはちょっと飽きるけど、この平和な始まりがなんだかいいんだなぁ。
・・・思えば私は、『ドラクエ4』のトルネコの章の武器屋でちまちま店番してたり、『ドラクエ6』の最初の町でのんびりしてた始まりも好きだった・・・。


第二章  帰ってきた王妃

消えたマールを追って、たどり着いた先は、トルース村と似たような世界。
でも、町の人に聞いてみると、今は王国歴600年、魔王軍との戦いの最中だと・・・。

城に行ってみると、何やらさらわれた王妃が裏山で見つかってめでたいめでたいてなことになってます。
しかし、 見つかった王妃は、実は現代で消えてしまったマールでした。
王妃とそっくりのために間違われてしまったようです。

マールは、出会ったばかりの主人公が、突然消えた自分を、こんなところまで追ってきてくれたことがとても嬉しかったと言います。
ところがその直後、突然『心がバラバラになるような感覚』に襲われ、マールはそのまま消えてしまいます・・・。

マールが王女であることはこの時点ですでにわかっていたものの、王妃に何かがあったから彼女が消えた、という考えにすぐに至っていなかった私。
「えーまた消えちゃった!」って思った記憶が(笑)
しかも今度はゲートもないんで、追おうにも、どこへ行ったらいいものか。
王妃の部屋の外には使用人やらいろいろいたので、「突然消えちゃった」なんて言ったら疑われたりしないかしら・・・とか余計なことも考えましたf(^^;)

ともかく、ここにいても始まりません。
情報を探しに部屋の外へ。
冒険は始まったのです!


第三章  消えた王女

城を出ようとしていたところで、心強い仲間がやってきてくれました!
そう、原因を解明して、追ってきてくれたルッカです。
彼女によって、ここが400年前のガルディア王国、そして消えたマールが、ガルディア王の娘・・・王女であることが判明します。

現代の王女マールは、この世界の王妃の子孫。
この世界の王妃がさらわれ、本当なら誰かが救い出すはずだったのに、マールが現れたことで王妃の捜索が打ち切られてしまった。
このまま王妃が殺されたら、その子孫も生まれなくなり、そうなるとマールも当然・・・。

なるほど!Σ(゜∀゜)

そこで、マールを助けるために、この世界の王妃を自分たちで助けることにするわけですね!
理解の遅い私です。

さあ、ルッカと二人で、町の人に聞いた怪しい修道院に行くと・・・
カエル(デフォルト名は『カエル』・・・まんまですね)が登場です(;´▽`A

カエルに初めて会った時は驚きました。
だってホントにカエルだから。
「ゲロゲロ」って鳴き声も、その風貌も(鳴いたときのふくらんだノドの感じとか)まるっきりカエルですよ!

でももちろん、一人でも仲間が多い方がいいに決まってます。
・・・これ、カエルを仲間にしなかったりすることもできるのかしら?
ともあれ、カエルを仲間にし、初ダンジョン・初ボス戦闘!

私がこの『クロノ・トリガー』でとにかくワクワクしたのは、何と言っても『協力攻撃』。
今までやってたRPGは、パーティーを組んでいても、攻撃自体は個人技のみ。
主人公とルッカの協力技、主人公とカエルの協力技、ルッカとカエルの協力技・・・
こんな攻撃初めて!!.:*・。ヽ(´▽`)/。.:*・°
しかも攻撃ごとに違ったエフェクトやモーションが・・・。
なにこれ楽しい〜〜!!

ボス戦でも、ボスの攻撃モーションが面白いやらムカつくやら・・・
このヤクラ戦、初回はかなり手こずった記憶があります。

さて、ボスを倒して王妃を助け、一件落着。
城に戻ると、消えたマールも復活です。
最初の冒険が終わりました。

カエルとの別れのシーンが、お気に入り。
最初、カエルが一緒に行こうと言ってきたとき、ルッカが「私カエル苦手なの知ってるでしょ・・・」と主人公に言っていたけど、
カエルと別れるときには、「カエルも悪くないもんね」とつぶやいて・・・。
こういう、ちょっとした演出が心にくい感じで、大好き。


第四章  ただいま!

裏山のゲートから、現代に戻ってきた主人公たち。
てっきり時間もそんなに経ってないと思っていたのに、主人公が王女を連れていなくなったことがうわさになっちゃってました。

あげくの果てに、城に行ったら王女誘拐の罪で捕えられることに・・・。

中世で王妃を助けて城に帰った際、ヤクラが変身してすりかわっていた本物の大臣も助けられ、その大臣が「こういった輩をさばく裁判所を作るべき」などと言っていましたが・・・
なんと、現代のガルディア城に裁判所ができていました。
まさかの『主人公、被告人になる』の巻です(つД`)。.:*・°

さてさて、王国裁判が開かれました。
ここで、思ってもいなかった展開が待ち受けていました。

私はもちろん、主人公はたまたまマールと出会ってお祭りを一緒に回っただけで、他意はありません。
そもそも一緒に回ろうと言い出したのはマールの方。
不運にも、彼女の持つペンダントが引き金となってゲートに吸い込まれ、姿を消すことになりましたが、それも解決して無事に戻っています。
ちょっとしたお叱りは受けるかもしれませんが、裁判にかけられるほどのことはしていません。すっかり安心していました。

ところが・・・大臣が、被告人である主人公の人間性を疑う事実をつかんだとか何とか言い出しました。
そう、リーネ広場での行動・・・
マールのペンダントを売ろうとしたところや、他人の弁当盗み食いなど、数々の悪行が露呈されてしまったのです!!

・・・私たちはすっかりボーゼンとしました。

まさか、適当にプレイしていたあれやこれやが、こんなところに影響してくるなんて・・・。
まいごのネコを女の子のところに連れて行ってあげた善行など、大した意味も持たず、 裁判は圧倒的多数決で有罪になってしまったのです。
こんなことになるとわかっていたら、もっと慎重に行動したのに・・・!!

有罪となった主人公は、三日後に死刑が決定します。
それまでは牢につながれることに・・・。

初回は、このとんでもない展開に激しく驚き、裁判所を作ったことも、強引に裁判を進めて死刑宣告する大臣にも、マールの言い分を全く聞かない王にも、激しくムカついたことを覚えています。

しかしこのときの教訓があり、それ以降のプレイでは、
マールとぶつかってペンダントが飛ばされてもまずマールに声をかけ、
まいごのネコを助け、
マールのペンダントは絶対に売ろうとせず、
弁当にも手を出さず、
アメを買うマールを辛抱強くその場でじっと動かず待ち、
中世に飛ばされることにしています。
そうすれば一応無罪になれるので。

・・・無罪になったところで、結局三日後に死刑なのは変わらないのですが。なんでだよ(=_=;)
よくわかりませんが、大臣は何が何でも主人公を死刑にしたいようです。


第五章  王国裁判

牢の中でやっとセーブがとれます。
三日後には処刑なので、それまでの間に逃げ出さなくてはいけません。

牢の中を行ったり来たりして、門番と戦闘したり、同じく捕まってる人を助けたりしながらなんとか逃げ出したところで、ルッカが助けに来てくれます。
この、独房内がどの階層も作りが同じなせいで迷う迷う><
門番モンスターを後ろ向いてるスキに殴ると戦闘せずに倒せるのは結構気に入ってた(ポカリという音もいい)けど・・・ハッキリ言って、この場所はあんまり好きじゃなかったです。

そしてボス戦。
これは、倒れてる兵士のそばに落ちてたメモに戦い方が書いてあるという親切設計のおかげで、初回は、手こずったもののどうにか突破。

しかし大勢の兵士が主人公たちを取り囲み・・・もはや逃げ切れない。
と、そこへマールが現れ、兵士を止めます。
そして自分を助けてくれた主人公を誘拐犯扱いし、自分の話も聞いてくれない王や大臣にキレて、「城を出る!」と宣言。
主人公たちと一緒に城の外へ。

兵士たちに追い詰められたガルディアの森の奥・・・
何と新たなゲートが。
どこへ行くかもわからない、今度は帰ってこれるかどうかも。
「それでもいい! 私のために主人公が捕まっちゃうこの世界よりは!」
ええ子です。

迷っている暇はありません。
追いつめた大臣や兵士がすぐそこに。
主人公たちは意を決して、ゲートに飛び込みます。
そこに待つ世界は・・・。

王や大臣への怒りはもちろんあるけれど、今この段階でできることは何もなさそうです。
つかまったらテロリストとして処刑されることが決まっている以上、逃げるしかない。
この状況はとってもハラハラドキドキしましたね(>_<;)
ゲートを発見したときも、迷ってる暇なんかないよ、もう大臣たち来るよ〜とすごい焦ってました(笑)

二度目以降のプレイでは、私の大好きなシーンが待っている未来に早く行きたくて行きたくて(*´▽`*)
・・・うん、未来の世界自体はそれほど好きじゃないんですけどね。廃墟だし。嫌いな敵も多いし。


章ごとの簡単感想 その2へ続きます。



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