カノンとF太郎の世界 三代目レオ
その2


大好きだった父テヨン父テヨンが亡くなり、喪が明けてすぐに彼氏を作った母ミレア母ミレア
その翌年、レオ成人レオ成人

長姉はすでに結婚しており、兄もこの年結婚。
ミレア、テヨン、子供たち4人の大家族も、いまやミレアと次姉とレオの3人だけになってしまいました。

そして翌年、あっという間に母ミレアが恋人デルタ(顔忘れた)と婚約。
婚約したのは9日だったので、翌日10日には再婚。
しかもミレアはバハウルグ長だったために、引越しはなし。
なんとデルタが我が家にやってきたのです。表札は「シコサナ」宅

なんという悲劇・・・!!(≧Д≦)


いよいよもってレオはミレアに愛想がつきました。
ほとんど家には帰らず、夜でも外に出ている始末。
この怒りを試合で晴らすべく、訓練に明け暮れます。

・・・と言っても成人したばかりで能力が低いため、まだ試合には出れませんが・・・。

一応、彼女くらい作っておくかと、同級生でいとこのデメテルデメテルと恋人に。
テヨンの妹であるリナモラの子供で、ちょうどリナモラを亡くしたばかりで不幸になっていた子でした。

そして年の瀬・・・
ミレアはウルグ長を降り、一般家屋に移り住むことに。
もう少し再婚が遅ければ、デルタと二人で出てってくれたのに!
このタイミングの悪さも腹立たしい。


1年と少し後、デメテルにプロポーズされる。
うーん・・・ま、いっか! OK!

デメテルは同級生のいとこだから、それなりの愛着はあったし好きな子ではあったのですが、それ以上でもそれ以下でもなくといった存在で。
でも、やっぱりつきあってここまできたわけだし、早く家を出たい気持ちもあったから、ちょっと早いけど結婚を決めることにしました。

なんと、予約をしに行ったら、午前に次姉の結婚式が入っていました。
うおおお、危なかった。
あやうくデルタとミレアと3人暮らしになるところだったよ。


デルタ「結婚してもたまには遊びにこいよ」
レオ「ここまで育ててくれてありがとう」

・・・って、お前に育てられた覚えはねえよ!(*゜Д゜)

本当なら、そのセリフはテヨンが言うべきものだったんだ!
お前なんかに言われるなんて!
バカバカ、そのセリフ返せ!!


やがて結婚式当日。
ミレア「いざ結婚となるとなんだかさみしいわ」

デルタがいるだろッ!!

シコサナ宅なんて、もおイヤなんだよ!!ヽ(*゜■゜)ノペーッ!!

そして、例によって倉庫のものを近所の人に配りまわったり食い荒らしたりそのへんに捨てたりするレオ。

24日から食い続けたものの、食いきれず・・・。
しかしあらかた食ったのでよしとする。(死ぬほど無駄な行為)


そして、ついに結婚!!

やっとシコサナ宅から開放され、これからレオの幸せな人生が始まる!!


その後。

ミレアとデルタのことなどすっかり忘れて、レオはデメテルと幸せな家庭を築いていきました。

子供も3人でき、やっと試合に出ることもできるようになり、優しい妻と子に応援されて、リーグも勝ち進んでいきました。


・・・が。

そんな幸せなレオの人生は、わりと短く終わりました。


別に、レオが短命だったとか、子供ができなかったとかじゃありません。
単に、可愛い子ができなかったためです。

結婚した翌年、長男が生まれました。
が、特にやりたいほどかわいい顔ではありませんでした。
そして年子で娘が誕生。
期待したのですが、長男以上に好みとかけ離れた顔でした。

それから2年が過ぎ、長男入学の年に前PCミレアがようやく他界。
その5日後、待望の第3子ができます。
ミレアの祝福でしょうか。たいそう喜びました。
今度こそ、可愛い子を・・・!!

ところが。

その子(娘)は、類まれなるブ・・・いや、かわいくない子でした。
ミレアの祝福ではなく、呪いだったようです。
元PCの再婚を喜ばなかった息子への嫌がらせでしょうか・・・。


とにかく、そんなこんなで一番マシだった長男が成人するまでに次の子はできず、
また、できてもさらにひどいのができてしまう可能性を考えると、欲をかいてこのまま子作りに励むのは得策ではないような気がしたのです。


かくして、レオのPC人生はここであっけなく幕を閉じることになりました。
バリバリやろうと決めていた試合人生。やっとBリーグにたどり着いたところでした・・・。



その後のレオは、しばらくB、Cリーグをうろつきつつも、
ウルグの方ではウルグ長に選ばれ、妻デメテルも同じくウルグ長を務めるなど、夫婦そろって働き者で、順調に毎日が進んでいきました。

が、上の子供たちは結婚し、最後の娘が来年成人というとき、なんと21才の若さでデメテルが死去。

NPCのレオは、あれほどまでに憎んだ母同様、喪が明けたとたんに彼女を作ります。

その天罰か・・・再びミレアの呪いか。
3年後、6つ下だったにもかかわらず、その彼女を亡くします。彼女は18才でした。
当時レオは24。(25才の年)

以後彼女は作らず、ひたすら訓練と試合と仕事に精を出す日々を送ります。
そのかいあってか、念願のAリーグに入り、ついには評議会議長をも務めるまでになりました。

そして、27才の誕生日を迎えた2日後、末娘の結婚式の日にきとくになります。
思い残すことは全てなくなり、幸せにこの世を去っていきました。



父を愛するあまり母のことを許せなかったレオ人生。
しかし、きっとワクトの元では、「あのときはごめんね」と言っていることでしょう。

だって、
自分だって同じことをしたのですから。

・・・やっぱり、生きているんだもの。新しい想いが生まれるのも当然だよね!
人生は恋だよ、母さん!

そんなレオの言葉が聞こえます。



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