カノンとF太郎の世界 十七代目リージュ
その4
はてさて。
リージュ
は念願だったプファイルくん顔のイビカ
と結婚し、
幸せな結婚生活を送ることになるのですが、なぜかそこで一時中断することにしました。
その理由は、『桃ちゃんにもイビカ（プファイルくん顔）を好きになってもらおう』計画によるものです。
何度も書いている通り、私はプファイルくん顔に並々ならぬ情熱を注いでおります。
初めて手に入れられなかった悔しい思い出とともに、まったく生まれてきてくれないレア顔ゆえ、
『今度こそ手に入れる』という夢がなかなかかなわず、想いがつのった結果と言えるでしょう。
しかし、姉・桃子にとっては、ただの一キャラに過ぎず、「普通に可愛いね」程度なわけです。
もちろん好みは人それぞれ。
桃ちゃんの大好きな顔だけど私にとっては普通・それなりという顔もあります。
しかし・・・！！
他のキャラならそれでいいのですが、プファイルくん顔は特別です。
この顔だけは、なんとしても、桃ちゃんにももう少し好き度を上げてもらいたい・・・！！
・・・とまあ、非常にどうでもいい私のわがままで、
桃ちゃんにプファイルくん顔をプッシュするべく、この世界のコピーデータを押し付けたのです。
イビカは桃ちゃんの好きなミダナァムの血筋であり、将来的にミダショルグ邸（ナァム邸）に住める。
おまけにイビカには、ミダの魂という才能もついており、子供に引き継げば、ミダのドラゴン技を使えるようになります。
ミダ好きの桃ちゃんには美味しいエサ・・・さあ、食いつくがよい！！(≧∇≦)/
桃ちゃんはまんまとデータをもらってくれましたが、
移住したところ、イビカよりリアド
が気になっていたようで、
あまりイビカに関心を持っていない様子・・・これはいかん！
これではただの妥協婚。好き度などアップするはずもない。
とりあえず一回リアドを手に入れてもらって、イビカのことは傍らから見守ることで愛着を持ってもらい、
リアドとの結婚生活に満足してから、仕切り直してイビカをゲットしてもらおう。
それならもう、リアドのことは気にせず、イビカにきちんと100％向いてくれるに違いない。
そんな私の提案に、すっかり気もそぞろになっていた桃ちゃんは、あっさり乗っかり仕切り直していそいそとリアドをゲット。
うん・・・これでいいのか・・・？（°-°
）
ともあれ、桃ちゃんはこの世界をプレイし始めました。
私も同時にこの世界を進めていました。
桃ちゃんがPC
のパスワードをくれたので、彼女を私の世界にも移住させ、サポートをしたりと仲良くしていました。
と、そんな折。
桃ちゃんが、なんと自分の世界のコピーデータを、私にもくれると言ったのです。
私は、桃ちゃんが私のこの世界をプレイしていて、
同じキャラが、桃ちゃんの方では違う人と付き合ったりして、違う子を産んだりしている様がとても新鮮に感じていました。
私のPCであるリージュやその家族なども、別の人生を生きている・・・
そのこともかなり面白く、桃ちゃんに『もう一つの世界』の行方をよく聞いたりしていました。
そこへ来て、桃ちゃんから『桃ちゃんのやっている世界』をもらった私。
桃ちゃんの世界のキャラたちが、私の方で、違う道を進み出す。
桃ちゃんの世界には、どんなキャラたちがいて、誰と誰が恋人で、誰と誰が親戚なのか？
桃ちゃんのPCは、桃ちゃんの手から離れて、どんな人生を歩んでいくのか？
この『世界のとっかえっこ』、これは非常に楽しいです。
わくわくします。
私は喜んでその世界をもらい、その世界に移住者として移住し、プレイすることにしたのでした。
ところで、そんなこんなで私がこの世界を一時中断し、新たな世界をやっている間、
桃ちゃんがこの世界の先をプレイしていたことにより、驚愕の事実が発覚しました。
なんとリージュはイビカよりかなり短命ということが判明！！Σ(･д･lllﾉﾉ
プファイルくん顔のイビカは、短命の恐れがありました。（そんな気がしただけ）
しかし実際にはイビカは長生きで、むしろリージュが短命だった。
もともとイビカより4つも年上のリージュ、このままならイビカよりずっと早く召されてしまいます。
私は、再びこの世界に戻ったら、イビカではなく自分の延命をしなければ・・・と思いました。
イビカとの間には2人の男の子が生まれ、
しかも2人目の子は、リージュのやさしさとまじめさを受け継ぎ、イビカの才能ミダエナを受け継いだ、まさにいいとこ取りの上、顔も可愛い男の子。
「大きくなったら何になる？」
「お母さんみたいになるんだ」
可愛い
（*´ω｀*）
さらに3人目を懐妊・・・という幸せな状態で、リージュの人生はひとまず中断。
次に戻ってくるのは、なんとリアル時間で10年後。
リージュ、イビカ、そして彼らの子供たちの未来は、またその時に。
そして私は、
桃ちゃんにもらった、彼女の一番長く続けている世界でもある、初代A子の未来国。
そこに、初代マリア
として移住し、新たな世界を築いていくことになるのでした。