カノンとF太郎の世界 初代カノン
その3
F太郎にデートを断られ続けて、いまだ手もつなげない形ばかりの恋人、カノン。
もはや、怒り心頭です。「・・・・・・・・。」
(F太郎なんか、妥協婚もいいとこなのに。
ハッキリ言って、こちとら目当てはお前の金と才能ステータスだけなんだよ。
いまや金も減ったし、才能しかとりえのないお前なんかを手に入れてやろうってんだ、ありがたくデートに応じやがればいいものを)最低女にバチが当たったとかはとりあえず考えてはいません。
490年19日。
やっとF太郎に誘われる。
明日はエナの子コンテストがあるから、そのあとでデートということになるのね・・・。20日。
エナコンでF太郎が25票獲得でミスタープルト。カノンが31票獲得でミスプルト。
終了と同時に大通り南へすっ飛んでいくカノン。しばらくF太郎が来なかったので、待っている間に、同じくうろついていた人に戯れに声をかけてみた。
「何やってんの?」
「F太郎を待ってるの」・・・・・・・・・・は!?(゜ロ゜)
と、そこへ、試合観戦を終えて出てきたF太郎。
あっと思う間もなく、そのオバさんに先を越される。ま、ま、待ちやがれ、F太郎〜〜〜っっっ!!!
「こ、これどういうこと!?」
「あわわわ・・・」あわわじゃねえよ。
あわてて後をつけるカノン。
港で別れる二人を見て、ひとまず安心・・・。気がつくと、すでに日付は翌日に。
・・・私とのデートはスッポカされた・・・。
その翌日も、ニルパマやらリーンやらが「F太郎さんを誘いに・・・」とか抜かしていて、気が気じゃないカノン。
もはや、なりふりかまってはいられない。
とにかくデートに誘える状態にならなければ。
高価な贈りものを用意する金がないので、せっせと貝ときのこを採ってきて、「ふしぎなもの」を作る。「これ、F太郎にプレゼント」
「ふしぎなものを、僕に?」
「もらってくれるよね?」
「わぁい、欲しかったんだ、それ」よしよし。
22日。ふしぎなものみつぐ。
23日。ふしぎなものみつぐ。
その効果か、なんとF太郎から誘いに来てくれた!!
・・・まあ、こっちから誘えないから、F太郎から来てくれないとデートできないんだけどさ。しかしこれで、ついにデートの約束。今度こそ、手をつなぐ!!
24日。F太郎とデート。
やっと・・・・!!
やっと手をにぎってくれたァァァ・・・!!(≧▽≦)ノ「明日、デートしようよ」
「ごめん、用事があるんだ。また今度」
「・・・これ、F太郎にプレゼント」
「ふしぎなものを、僕に?」くそう、まだ誘えんか。
夜にもふしぎなものみつぐ。
25日。
「明日、デートしようよ」
「いいよ、大通り南で待ち合わせね」
え・・・・!?(゜ロ゜)
は・・・初めて・・・!!
初めてデートOKしてくれた・・・・!!!!ふしぎなもののおかげねきっと・・・!!
ああ・・・ついに・・・ついに・・・!!
翌、26日。
「カノンってホントにステキだね」うおおおおおお!!
ヽ(´▽`゜)/ああああ・・・.:*・。.:*・°☆。.:*・°・・・・・
んっ?
・・・F太郎・・・
「今日デート」が消えてない・・・・。
・・・・・・・・・・(゜ロ゜|||)
まさか・・・・
まさか・・・・?大通り南にて。
「F太郎さんを待ってるの」ぎゃあああ!コイツか!
ま・・・まさか・・よネ? F太郎・・・ね?
「これ、F太郎にプレゼント」(ふしぎなもの)後をつけることに決定。
))) 「・・・。」 )))
ああっっ!!Σ(゜Д゜|||)
・・・ハートを撒き散らし去っていく二人を発見・・・。
F太郎が声をかけた・・・ってことは・・・
「君のこと好きだったんだ」
と・・・言った・・・のね・・・。
てゆーか・・・さっきF太郎が待ってたのは・・・カノンじゃなかったの・・・ね・・・。
F太郎は・・・F太郎は・・・F太郎は・・・
カノンをふる。
・・・近いうちに・・・・・。
・・・フラれた・・・。
「こわいほど幸せ」が「ちょっぴり不幸」になった・・・・・・・・・・・。
「ごめん・・・君より愛する人ができたんだ」
「それでもあなたのことが好き・・・」
・・・ホントは「ひどい」と言いたかった・・・。
・・・まさか、PCがフラれるなんて・・・・・・。
このあと、27日にF太郎奪い返し作戦を計るも、誘えず失敗・・・。
カノンに魅力がないからだとようやく気づき、力をつけようとDリーグを目指し訓練するも、30日外リーグ脱出はならず。
しかしなんとかF太郎を誘うことはできました。翌年1日、F太郎の奪還を果たします。
しかし・・・
カノンの戦いは、
むしろそれからだったのです。
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