敵キャラについて


敵キャラあってこそのRPGというわけで、今作も敵キャラはいろいろいました。
ざっと語ってみたいと思います。

*ルカ・ブライト*
この人は、なんていうかとにかく、「恐ろしい」「化け物」「大嫌い」「最低」という気持ちをひたすら抱かせてくれた人です。

彼自身、子供の頃に都市同盟に襲われて、目の前で母親を奪われても何もできなかったという激しいトラウマがあるわけです。
自分へも怒っただろうけど、その恨みや憎しみはすべて、母を守れなかった父アガレスや、都市同盟という敵へ向けられました。

彼の心はその瞬間にぶっこわれたんでしょうね。

だからもう人としての優しさとか、いたわりとか、そういうもの全部をかなぐりすてた化け物みたいになってしまった。

そのこと自体はかわいそうだな、と思います。
そりゃ、怒っても憎んでも仕方ない出来事だし、許せない気持ちもわかる。

でも都市同盟の人間すべてを「ゴミ」「カス」「クズ」の扱いをして、全員「死ね」ってのはおかしいヽ(*`Д´)ノ

「ブタは死ね!!!!」
「このおれにはきさまらの命を刈り取る権利があるのだ!!!」

よくそれだけ汚いセリフを言えるものだと感心するほどひどいセリフを延々吐き続けているので、本当にルカにはうんざりさせられました。
そしてミューズの人たちを生贄にして獣を呼び出すとか、やってることがあまりにもひどすぎて気分が悪くなりました。

これだけの狂ったキャラだったので、途中で死ぬとは全く想像もしていなかったため、ルカを討った時「え?ホントにこいつ、死んだの??」と信じられなかったくらいです。
最後までこいつは大暴れするんだろうなと思ってたから。

ルカが死んだあとはジョウイとの直接対決になってしまって、精神的につらかったけど、少なくとも胸くそが悪くなるようなシーンはなくなったのでよかったです。

ルカ・ブライトは本当に完璧な悪役でした。
大嫌いです( ̄∇ ̄|||)


*レオン・シルバーバーグ*
ジョウイの軍師。前作の108星。
・・・私は前作とつながった作品の場合、前作のキャラが死んでるとか、死ぬとか、敵対するとか、そういうのが嫌いなので、レオンの立ち位置にはガッカリしました(>_<;)

レオンは前作で「可も不可もない人」でした。
軍師と言ってもマッシュみたいに優しさがあるような人じゃなくて、レオンは成功のためならひどい作戦もたてるようなタイプっぽいので、なんとなく好きじゃない方の人かな、くらいのものではありました。

でも前作ではただ仲間になっただけの人だったので、あまり感情が湧かなかったのです。

そしたら今作で、ジョウイの軍師として登場。
延々主人公とは敵対し続けました・・・。

わざわざレオンじゃなくてもよかったのに(=д=;)

シュウやアップルと面識があるのを使いたかったのなら、マッシュのライバルとか、シュウのライバルとか、そういう風にしてほしかった。

たとえあまり印象がないひとでも、前作では仲間になったキャラが敵にいるのはあまり気分がいいものじゃないです・・。

でも、レオンと直接的に敵対して倒す、というふうではなかったのだけはよかったですね(;´▽`A

最後にレオンが出てきたので、「ここでレオンと戦うのか!?」と焦ったけど、
獣を解き放っただけで、彼とは戦わずに済みました。

まあジョウイのことをたくさん助けてくれたことだけは、レオンに感謝してます。


*アガレス・ブライト*
ルカの父親で皇王。
都市同盟との間に休戦条約を結んだ人。
・・・でもそれはあっという間にルカの策略でぶっ壊された。

ルカの幼少時に都市同盟の侵略があって、その時からルカに激しく憎まれてて、ついに毒殺されてしまった目立たない王様。

ほとんど出番なかったけど、ルカの憎悪を一身に浴びてちょっと不憫な人だったという感じ。
ルカは「貴様は助け出されるまで王座で震えていた」と言ってたけど、それがどこまで真実なのかはわからないしね・・。

血はつながってないけどジルはアガレスが死んだときに泣いてたので、可愛がってたのかな。

最期に泣いてくれる人もいたし、忠誠誓ってくれてたキバ&クラウスという配下もいたし、それなりに幸せな王様だったんじゃないかなと思います。
暗殺という方法は幸せな最期ではなかったけど。


*ジル・ブライト*
ルカの父違いの妹。
ルカの妹とは思えないほど静かでおしとやかなタイプ。

ジョウイの初恋の相手?

そしてジョウイの妻(つД`)

ジョウイとナナミラブラブ妄想の私にとっては、あまり好きになれないキャラでした。
うん、全然ジル悪くないけど。

ラストのジルの告白は名シーンだったと思いますが、私にとっては「ふーん」で通り過ぎました。むしろいらない。

それでも、ジルのことは微妙だけどジル自身が嫌いなわけではないので、
一応ジョウイを好きになれたなら、よかったね、と思います。


*ソロン・ジー*
最初の頃常に主人公たちを攻めてきていた将。
でも何回か失敗したからルカの怒りを買って殺されてしまいました。

しかしこの人、髪型が変てこだなあ。
きゅっと一つに絞り上げて立たせたようなヘアスタイル。
一人だけおかしい・・・。

それほど出番がなく、常に戦場で怒鳴っているような人だったので、どっちかというとキライな人。まあ敵だし好きになる要素がないからしょうがないですね。


*クルガン&シード*
クルガンとシードは途中まではソロン・ジーの配下、それ以後はジョウイの配下として戦ってた人たち。

クルガンは冷静、シードは攻撃的という反対のタイプでしたが、どっちも好きじゃないです。まあ敵だし。
特にシードの顔グラがきつくて好きになれない。

ついでにシードは戦ってる時のセリフとかもクルガンより好戦的で嫌だった。
でもクルガンのが好きってわけでもないので、同じくらい。

ただ彼らは、ジョウイのピンチを救ってくれた人たちでもあるので、そこだけは感謝してます。
孤立無援だったジョウイ(レオンいたけど)にとって、心強い味方だったことは間違いないでしょう。

・・・こいつらがいたせいで、引くに引けなくなったってのもあるような気はするんだけど。

最後まで王国に従い、主人公たちとも直接バトルした二人。
破れた二人は倒れて、力尽きます。
「この国と運命を共にするのもよかろう・・・」
そこまで大切に思われたハイランド王国は幸せ者です。

主人公みたいに故郷という場所をもっているようなもっていないような人にとっては、そこまで思えるのってうらやましいんじゃないかなと思ったりして。


*ハーン・カニンガム*
昔ゲンカクと戦った英雄。
主人公の父、ゲンカクとハーンは昔『はじまりの紋章』を分け合って戦ったようです。
今の主人公とジョウイのように。

そして最後の戦いへ向かう主人公の前に、立ちはだかります。

もちろん全力で倒すから、そのあとハーンも力尽きるのですが、
自分の力全てを出し切って死ねるのは、ある意味幸せなのかもしれない。

ところでこの人は最後の戦争イベントで初めて顔を見たのですが、
高い戦闘能力に焦りました(゜ー゜;)

でも最後の戦争イベントは、敵は積極的に戦ってこないので、
まあ見かけ倒しというか、助かりましたけど。(全員倒さなくても、城に突入すれば戦争イベント終わる)

ゲンカクの顔グラはなかったけどキャラグラを見る限り白髪の老人という感じだったので、きりっとした勇ましいハーンの方が年下に見えます。


*ラウド*
主人公たちユニコーン部隊の隊長だった人。
のちに出世するも、かつての部下だったジョウイに使われる身分になってしまった男。

ルカと一緒にユニコーン部隊をいけにえにして休戦条約を破る策略に乗った男なので、最初から憎まれ役です。

なんかキャロの街の目の見えない少女の兄という設定だとかどこかで見たけど、「あの優しそうな子の兄!?」とびっくりしました。

いろんな場面で主人公やジョウイを窮地に落としてくれた奴なので、できればぶっ倒したかったキャラですが、最後はどこ行っちゃったのかわかりません。

こいつさえいなかったらあのキャンプで主人公とジョウイが見つかることもなく、無事にミューズに逃げられたのにヽ(*`Д´)ノ

・・・まあ、でも、どうせどこかでジョウイとは袂を分かつことにはなっていただろうけど。
紋章が二人に宿った以上は避けられない道だったし・・。

ラストでキャロの街に入れるようになりますが、目の見えない少女もいなくなってます。
ラウドと一緒にどっかに逃げたのかなあ・・・。
ラウドはどーでもいいけど、あの少女は主人公に優しかったから結構好きだったので、あの子が幸せになってほしいからラウドも生きてていいよ、と何となく思っています。


*ゴルドー*
マチルダ騎士団の団長。
最初に見たのは都市同盟会議の時だったけど、その時から最悪な印象でした。

ミューズが王国に狙われているという報告もデマだと流し、
やんわり反論するグリンヒルには金も出さないくせにと悪態をつき、
結局わざわざ騎士団を連れてきたにもかかわらず、敵を目の前にして撤退命令を出す始末。

自分の身だけが可愛いという、騎士として最悪の性格。

こんな奴に、協力を要請してももちろん断られます。
騎士たちの中には「味方したい」と言ってる人たちもいるのに、こいつの言葉が全てなのでどうにもならない。

結局こいつは王国と手を結んでいたようです。
まあそういうタイプですから驚かないけど。

仮にこいつが協力を受けてくれても、肝心な時に兵を出そうとしないのは同じだろうから、むしろ断ってくれた方がありがたかったと言えるでしょう。
まともな騎士だったマイクロトフやカミューたちが仲間になってくれたから、その方がずっとありがたいですV(^0^)

こいつのことはきちんとぶっ倒せたのでスッキリしました。
こんな奴が生きてたら、マチルダ騎士団がかわいそうすぎる。

顔グラも見るからに「悪いです」と言ってるような顔だったので、思う存分嫌えてよかったです。


*ルシア*
カラヤの民。
ジョウイたちが勝てば領地を約束してもらえるという約束の元に、ジョウイの味方に付く。

主人公の暗殺を謀ったり、常に敵として憎まれてたので、こっちも全然好きじゃなかったです。

父を前のグリンヒル市長に殺されたとして、テレーズにも恨みをぶつけますが、最後にテレーズの取った態度で少し態度を和らげてくれました。
私にとってちょっと苦手なテレーズの株がそれによってちょっと上がったので、ルシアにはそういう意味では感謝してます。


*ユーバー*
また出てきた謎な黒騎士。
レオンが連れてきたらしいですが、何なんだろうこの人。

最後の戦争イベントでは敵武将にやたら強い人がそろってて、「これ大丈夫か・・」と青ざめましたが、ユーバーは「潮時だな」と勝手に消えてしまいます。

えっ、消えてくれるの?Σ(゜∀゜)

普通に戦ったら倒せるかどうかかなり微妙な味方軍だったので、非常に嬉しかったです。
ハッキリ言って、敵が全員全力で向かってきたら勝てそうにないくらい向こうの戦闘能力みんな高いんで。

前作よりも出番がなく、戦争イベントでちょこっと戦うだけなのですが、相変わらず不気味なキャラだったなあ・・・。
人間じゃないみたいだしね・・・。


*ネクロード*
前作で倒したはずの吸血鬼。
でも身代わりだったみたいで、ちゃんと生きてた・・・。

今作でもピカッと稲光、光る赤い目、の演出があって嬉しかったです♪
やっぱ吸血鬼はそれでないとね!!

あ、こいつ自身は嫌いなんですけど。
でも吸血鬼っていうその存在はゾクゾクして好きなのです。

今回のネクロードは二回に分けての出演。
前作では星辰剣だけでしたが、カーンやシエラなど関係者も増えて、いろいろ盛り上げてくれます。

こいつのおかげでティントも仲間に加わったので、ありがとうティントを選んでくれてというところでしょうか。

今回も花嫁をさらうという行動取ってましたが、ロウエンは好みじゃないのになんでさらってきたんでしょう。顔は好みだったのかな。
リリィは美人になりそうだからわかるけど。

前作でのネクロードは、主人公にはあまり関係がないところでの存在でしたが、今作では殺されかけたり、ゾンビに追いかけられたりして、より恐怖を味わえてよかったです。


ハルモニア神聖国のササライも一応敵の味方してたけど、ルックと何か関係があるらしいとしかわからないので書きようがないです。

今作もいろんな敵が出てきたけど、とにかくルカ・ブライトのインパクトが強すぎました(゜Д゜|||)



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