ディアン
落ち着いて穏やかなお医者様。
敬語喋りなので雰囲気がやわらかめです。なのですが、悪人のことは許せないようで
イベントの一つでは、極悪盗賊を自分の手で殺そうとします。天使はもちろん天使なのでそれをとめますが、悪人なんだから別にいいんじゃないのと思ったり。
むしろ天使なんだから天罰でも与えてやればいいのに。しかしディアンは、悪人を許せないあまりに、非常に危なっかしい人ではあります。
というのも、よく知りもしない相手に、悪人を殺すためだといわれて毒薬を渡そうとしたのです。
天使が止めたので、一応渡してはいませんが。
そのあとディアンは、疫病がはやる村に往診に行きたいと言い出し、その村で治療を行います。
こういうところは立派なお医者様。しかしその疫病は、かつてディアンの心を深く傷つけた一件と同じものでした。
治らない疫病は、ディアンが持ち込んだものではないかという噂、かつても子供を殺したことがある、という噂が届きます。
そして必死に看病していたディアンに、村人は冷たい言葉を投げかけます。
「あんたがいてもよくならない、もうあんたには子供に触れさせない。出て行ってくれ」と。
村から去ることになって、落ち込むディアンを慰める天使、しかしディアンは「もう耐えられない」とつぶやきました。
そして、過去に同じことが起こったことを打ち明けます。
流行病を治すために、恋人であり助手だったライザとともに村に行き、治療していた二人。
しかし一向に良くならず、ついに子供を失って、逆上した村人が切りかかってきて、ディアンをかばったライザが死んでしまったと・・・。その数日前、もうあきらめようとしていたディアンに、子供たちを助けてあげたいといい続けていたライザ。
「なのになぜ、そんな優しい彼女が殺されなくてはならなかったのです!?
私は知りました・・。この世界には理不尽な死があり、またその逆の理不尽な生もあるということを・・・」かわいそうなディアン・・。
しかしそのあと、泉で魔物が疫病をまきちらしているとわかり、向かいます。
血清が取れれば村人が助かる、と。この人って医者なんだねえ(;´∇`)
あれだけ絶望して、もう耐えられないとまでいってて、それでも助けようとするんだもの。偉いな。結果血清をとれて、村人を助けられて感謝されますが、
同時に、先日毒薬を渡そうとしたのが魔族で、ディアンは利用されていたことを知ることに。ディアンは、自分の中にある恐ろしい憤りを、ライザがいなくなってから止められなくなってしまったことを反省し、しばらく考えたいと行方不明になりますΣ(゜Д゜|||)
どうしようと思ったら、なんと、天界へ行くとライザに会えました。
確かに天界だけど、そういうのアリだったのか。驚いた。ライザはディアンからもらった思い出の指輪を託し、「あの頃のあなたを忘れていません」と伝えてほしいとのこと。
妖精に探してもらって、その言葉と指輪を渡すと、再び勇者をやってくれるようになるディアン。
ライザは素晴らしい女性ですね・・・。かわいい顔だし。
と、まあ、こんなシナリオなので、告白されて地上に降りることはできますが、なんか複雑ですね(;´∇`)
「あなたがいてくれたから私は前に進むことができました」といわれるも、それはライザがいたからなんじゃないかなという気がしたり・・。
そもそもライザ本人に会ってしまうと、彼女がもう亡くなっているといっても申し訳ないというか、いたたまれない気分になってしまいます。
エンディングでは、天使がライザの代わりに助手を務めている様子です。
もともと立派なお医者様なので、今度はライザの代わりに天使が支えてあげればうまくいくでしょう。
タイプ的にも似ているので、結局ライザの影を天使に見ているのではないかが微妙なラインではありますが・・。