不思議のダンジョンの思い出3
〇分裂の壺と催眠攻撃〇
クリア後もゲームを続けられます。
やりこみダンジョンやレアアイテム探し・・・。
私は不思議のダンジョンのレアアイテム探しが好きです(^.^)苦労して鍛えた武器や防具を携え、深く深くもぐる・・・。
絶対に倒されないという安堵感と、敵が弱く感じる優越感。
まさに至福のひとときです。しかしトルネコのダンジョンは、チョコボと違って、ワープ機能がありません。
一階から地道にコツコツと降りていかなければなりません。
それはとても時間のかかる作業でもあります。
それは70階で起こりました。
私の前に突然立ちはだかった敵は、悪魔神官。
「コイツにはいつも杖振ってから攻撃して倒してるけど、普通に戦っても倒せるだろう」
何気なくそう思った私は、普通に剣を振りました。
しかし一撃では倒れませんでした。
と、奴は『催眠攻撃』をしてきました。
これは今までにも何度かくらったことはあるけど、大した被害は受けておらず、
「まあ一ターン動けなくなる程度のことだろう」という感覚でした。
だからこそ、杖でたとえば封印するなどの方法を取るのが面倒くさくなったのです。ところが、奴の催眠攻撃で動けなくなったトルネコは、
何を思ったかいきなり・・・装備していた正義のそろばん+何十(細かい数値は忘れた)を
悪魔神官に投げつけたのですΣ(゜Д゜;)・・・次の瞬間、悪魔神官は消え去りました。
しかし、当然ながら正義のそろばんは戻ってきませんでした。
今、あんた、何したの!!??。・゜・(ノД`)・゜・。
しばらくの間、何が起こったのかわからず(いやわかってたけど認められず)放心してしまいました・・・。
70階までようやく来たのに。
今回はどこまで行けるかやってみよ〜〜と思って降りてきたのに。武器がなくちゃこの先にいけるはずもない。
いや、ここまで鍛えた武器を失ったら、もうロードするしかないから、
今回の冒険は何もかも全てが水の泡になったということ・・・・。トルネコ1と違って、2ではオートセーブでないので、ロードすればセーブしたところからやり直しができます。
それは・・・ありがたいけど・・・・(ノ_-。)
意気消沈して、その日はゲームをやめました。
そしてその話を藍にしたところ、彼女はこともなげに
「武器は増やしておかなくちゃダメだよ」と言いました。・・・・・??
増やしておくって何のこと?(T_T)
意味がわかりません。「分裂の壺あるでしょ。もう一本作って、保存に入れておけばいざってときに役に立つよ」
・・・・・・・・・。
分裂の壺ってなんですか??(つД`)
このトルネコ2では、銀行にお金を150万貯めると、『分裂の壺』という
アイテムを二つに増やせるアイテムが手に入ります。しかし、そんな金貯めたことなどない私。
持っていた正義のそろばん+何十は、
拾った武器の+がついたやつや、巻物で地道に少しずつ強くしていった、
たった一本しかない最強武器だったのです・・・。
私にとってはあまりのショックで呆然となる出来事でしたが、
藍にとっては「あ〜あ、しかたないか。まあスペアがあるからいいけど」と壺から新たな武器を取り出して先へ進むだけの出来事だった・・(゜Д゜)この事件?は、私と藍のプレイに大きな幅があることを知った事件でもありました。
一体藍は何をしてそんなに大金を集めているのか。
私だって普通にプレイしてるはずなのに・・・???それから何度もトルネコ2はプレイしましたが、私が分裂の壺を手に入れたことは一度もありませんでした・・・。
そしてまた・・・・私は深く心に刻みました。
催眠攻撃を甘く見てはいけない・・・・と(>_<。)
〇マダンテ〇
レアアイテムを求めて、どんどんと地下へ降りていき、
ついに今まで来たことのない階までやってきましたヽ(´▽`)/敵もおそらく最強ばかりでしょう。
姿は今まで出てきたモンスターの色違いばかりですが、倒すまでのターン数で強さの違いがわかります。フフ・・・
しかし今の私はまさに最強( ̄ー ̄)ほとんどすべての盾効果を合成しているため、敵の特殊攻撃が全く怖くありません。
杖もいろんな種類持っているし、
パンだってたくさんあるし、
今回は最深階までたどりつけるかもしれない。そんな気持ちでついに90階までたどりついたとき。
事件は起こりました。
何が起こったのか、瞬時には理解できませんでした。
シルバーデビルの色違いがいるな、と思っただけです。
次の瞬間、「マダンテ」という文字がチラリと目に入りました。
マダンテ・・・って。
たしかドラクエ6に出てきた超強力呪文だったよね(・_・?)何だ呪文か。
呪文ならば、『魔法の盾』を合成してるから大丈夫なはず♪( ̄ー ̄)v
しかし・・・。
次の瞬間、とんでもないことになりました。
画面に流星のようなものが落下して来たと思ったら、
あろうことか、トルネコのHPが急低下。瀕死状態になっていたのですΣ( ̄ロ ̄lll)
な、な、な、
なんだこれはあああああああっっっ!!!????
絶対に死ぬ訳がないとたかをくくっていた私が、いきなり瀕死の大ピンチ。
しかも、魔法が効かないはずなのに、どうして!?呆然とした私は、敵がうろついているフロアで一歩も動く気になれず、
しばし固まったあとで震える手でリレミトしたのでした・・・・・(ノд<。)゜。
まさに血も凍る体験でした。
のちに試練の館で『ゴールデンスライム』という敵に同じ攻撃を受けて倒れたこともありますが(二匹の奴に立て続けにくらったため)
あまりにも恐ろしすぎる呪文です・・。
マダンテを唱えてきた敵は、デビルロードと言う名前だった・・はず。
そして、不思議のダンジョンにもゴールデンスライムがでてくることがわかり、・・・かなりプレイ意欲を削いでくれました・・・・。あれ・・?もしかしてマダンテ唱えてきたのデビルロードだと思ってたけど、ゴールデンスライムが密かに紛れ込んでたのかな・・・?
わかりませんがとにかく強烈な呪文でした。
ドラクエ6のときはほとんど使わない呪文でしたが
こんなに恐ろしかったのか・・・。・゜・(ノД`)・゜・。
〇ロトの剣〇
ついに地下98階で、レアアイテムを見つけることができましたヽ(´▽`゜)/
その名もロトの剣。ドラクエっぽい!(←今さらですが)このアイテムを取るためには、なぜか『もっと不思議のダンジョン』にある『モンスターの巻物』がないとダメだということでした。
このフロアには敵がいません。
失敗するかもしれないのでモンスターの巻物をコピーして、いざトライ。巻物を読むと、はぐれメタルがわんさかあふれ出てきましたΣ(・ロ・ )
??????
よくわからんが、はぐれメタルを倒したら手に入るってこと?
追い掛け回しはぐれメタルを倒すも、何もなし。
アイテムがある小部屋をのぞくと、ワナと水に囲まれて、通常のトルネコには全く手が届きそうもありません・・・。
しばらく意味もわからずはぐれメタルを追い掛け回していた私は、
「これは何か間違っている気がする」と思い、
『やりなおしの巻物』を読んでしきりなおしました。
ただ漠然とモンスターの巻物を読めば手に入るってもんではないようです。
小部屋のところまで行って、そこで読んでみたら・・・。
はぐれメタルが小部屋のワナの上にぎっしりΣ(゜Д゜;)これか!!
通常ワナの上にいくと、トルネコはワナにかかってしまうけど、モンスターはワナにかかりません。
それを利用してモンスターと位置を入れ替えれば、剣が手に入るという寸法だったのです。・・・しかし、私はこれまで、
『場所替えの杖』は持っていませんでした。モンスターと場所を入れ替えるだけの杖なので、私の中では役にたたないほうにランクインしていたのです。
泥棒とかには使える杖なんですが・・・ほとんど泥棒しないんで(;^∇^ )
分裂の壺で簡単にアイテムを倍増できないため(持ってないから)
杖も、コツコツと地道に集めたのを合成の壺で使用回数を伸ばして使っていました。
場所替えの杖は、手に入っても捨ててしまう杖のひとつでした。
ここまで来たのに、ロトの剣は手に入らないのか・・・。
しかし!!
なんという幸運のめぐりあわせか、
このときはなぜか、途中で拾った場所替えの杖を、
「なんかの役に立つかもしれないから」と、取っておいたのですヽ(´▽`)/いつもなら捨てちゃう杖なのに・・・
これぞ奇跡ってやつ!?きらめきながら、ついにレアアイテムをゲットした私。
手に入れても、それを使う場所なんてないんですが、
そんなことはどうでもいい!
(本当は試練の館で使えるけど、私はほとんど行かないため)
この喜びを私はすぐに藍に伝えました。
私は、場所替えの杖なんて誰ももっていないものだと決めていたので、
こんな幸運に恵まれてね〜〜ヽ(´▽`゜)/
と話し、藍にも行くときは場所替え忘れずにねと言ったのですが、
藍は「私はいつも場所替えの杖も持ってるよ」とこともなげに答えました・・。そうだったのか。
役立たずだと思ってたのは私だけだったのか。それだと、私のこの興奮や喜びは伝わらないだろうな・・・( ̄― ̄°)
まあ、いい・・・。
そして、私が場所替えの杖を捨ててしまう理由の一つは、アイテムが持てなくなるからでした。
しかし藍は、分裂の壺と合成の壺とすいだしの巻物のコンボで、
杖を手早く合成してしまえるので、場所を取らず、杖もいろんな種類をまんべんなく用意していたようです。そんな話を藍から聞き、チマチマと合成して合成の壺を割ってまた集めて・・・を繰り返している自分のプレイを省みて、
ものすごく彼女がうらやましくなりました。しかし・・・150万は遠い・・・・遠すぎる。
毎回今度こそと思いつつも挫折して、チマチマと強化を繰り返す私なのでした・・・。