SuperLite1500シリーズ パンゲア
(サクセス)
*桃子の思い出
大体ゲームを買う前には、パッケージを見ます。
そのゲームがどんなジャンルの、どういった画面のものか。
さて、このゲームのパッケージ(裏)には何が書かれているか・・・。
すごろく感覚RPG・・・とまず書いてありますね。
よくわかりませんが、RPGなら面白いかもしれないですね。
そしてその下。“『サクサク進んで、どんどんハマる!』
『お手軽』で『楽しく』ダンジョン捜索!
戦士に魔法使いなど、ファンタジーの基本を抑えたキャラクターたちを操り、襲い来るモンスターを撃退しよう!
最大四人まで同時に遊べる多人数プレイも可能!”
なんか、面白そうじゃないですか?(*´▽`*)
その下の、画面写真も、特に私が苦手とする3Dやポリゴン仕様ではなさそうです。
よし!!
と思って、購入。
早速ワクワクしながらプレイしてみたところ・・・・・・。
騙されました・・・(T∇T)
何コレ。
全然面白くないじゃん・・・・・・。
まず、始めるとすぐ、「街」という場所が映りました。
パッケージにも載っている、街画面です。
ここで、冒険に出るキャラクターを決めることになるようですね。
ドラクエ3のルイーダの店みたいに、好きな役職のキャラを四人連れて行くことになるみたいです。
そして、適当に四人、名前と役職と性別を決めて登録。
その四人を連れ出します。
・・・で。
ここの画面で、道具を買ったり宿屋に泊まれたり、神殿では生き返らせることができるようです。
全部もちろんお金がかかりますが。
今はお金ゼロなので、何もできません。
あとはこの画面でセーブやロードができるみたいです。
・・・で。
「出発」
・・・というコマンドを選ぶと、出発します。
どこに?( ・◇・)?
出発した先は、突然ダンジョンです。
そして、プレイヤーは、サイコロを振ります。
このサイコロ、ダンジョンの道を決めるのに使われます。
サイコロによって出てきた道が二又だったり、行き止まりだったり、モンスターが出てくるマスだったりします。
プレイヤーは出きるだけ長く、道をつなげていき、ダンジョンを長く捜索するのが目的になるようです。
・・・・・・だから?(; ̄∇ ̄ )
どうして、突然、なんのストーリーもなく、
ダンジョン捜索なの???
キャラに性格もないし、
ストーリーもない。これはどう転んでもRPGとは言わないでしょ?
意味わかりません。
明らかにクソゲーです。
・・・しかし、何とかやりようによっては、面白くできないだろうか・・・。
と、あがくことにしました。
ひとりでプレイしてると、何の意味も持たないゲームにしかなりそうもないので、ここは一つ、藍も巻き込もうΣo( ̄― ̄;)
藍が面白がるはずはないことはわかっていましたが、
ひとまず、暇つぶしと称して、このゲームをやることに。
一応このゲームは同時プレイができることになっているので。
それぞれ二人ずつ、キャラを受け持つことにしました。
さて!
全く面白くもなんともない冒険のはじまりです。
始まってすぐ、藍も面白くなさそうでした。
が、まあもうしばらく様子を見ようということで、ダンジョンを探索。
このゲームでは、ダンジョン内の進む道を決めるのにサイコロを使用しますが、そこで行き止まりが出ると、その時点でダンジョンクリアになり、再び街へ戻されています。
(そこからまたダンジョンへ行くことになる)
せっかく出発したんだから、できるだけ長くダンジョンをうろつこう、というのが私たちの目的になりました。
そして、二人で交互にサイコロを振り、チマチマと道をつなげていきました。
そこで、モンスターが出てくると、モンスターとの戦闘開始。
この戦闘がまたとってもつまらない仕様になっていたりします( `▽´;)
戦闘ダメージを与える方法も、サイコロです。
サイコロを振り、そのマスに書かれた効果を与えます。
ダメージをいっぱい与えられる(といっても2ポイントとか)マスや、
ミス(ダメージを与えられない)、二回攻撃などいろいろ。魔法使いは、確かMPというのがなく何回でも魔法を使えることになっていて、
僧侶は決められた回数分、仲間を回復するという独自のコマンドがありました。しかし、モンスターにトドメをさした人にしか経験値が入らず、
また、防御して、自分のターンを別の人に譲るというようなことができないため、強い人だけがレベルを上げることができるという、はた迷惑なシステムになっています。
ダメージもサイコロ制なので、いくつ与えるとか自分で決められるわけではないため、この人にトドメをさせたいと思っても、うまくいきません(T_T)
せめて防御くらいさせろよ・・・。
「かばう」とかさ・・・。
そのため、戦士や魔法使い(魔法が結構強い)、がい骨系にダメージをたくさん与えられる僧侶などはまだいいけど、シーフはかなりの役立たずになっていました。
しかしシーフは唯一、ダンジョンでワナが作動したとき(サイコロを振って、ワナのマスにあたったとき)、ワナを回避できる可能性があるため、やっぱり必要なんですね。
でもレベルが上がらないと、HPは低いし、役に立ちません。
オマケに、モンスターに最後トドメをさしたとき、宝箱が入手できることがあるのですが、それもトドメをさした人が入手できるもの。
四人それぞれがアイテムを持つ形になっていて、共有はできません。
もし、四人の中で、死んだ人がいたとして、その人を生き返らせるには、その人の持ち金で生き返らせることになっているのもヒドイです。
宿屋に泊まるのも、それぞれで自分の分を払うというシステム。
ものすごいレベルと貧富の差ができるシステムなんですけど(TロT)
どこまでつまらないシステムにすれば気が済むのかこのゲーム。
おかげで、私たちの間にもイライラ感が生まれました。
「ひとりだけレベルが上がっちゃってるコイツ邪魔だよね。」
「どうしてこいつがミスして、こっちがトドメをさしちゃうわけ?」
それでも私たちは、無理やりゲームを続けました。
なんか、どっかに面白い部分がないかと、探していたわけです。
それぞれのキャラクターに、性格設定とかつけて、「ゴッコ遊び」みたいなことをチマチマしながら、冒険してみました。
しかし。
やっぱり、ダメでした。このゲームのシステムでは、さらによくないことが見つかりました。
それは、レベルが10だったか、20だったかになると、役職のパワーアップをして、上級職に変化します。
が、再びレベル1になっていて、役職は上がったのかもしれないけど、弱くないですか?(つД`)
というような状況になったわけです。
そして、このゲームをつまらなくさせている最大の難関は、
突如強烈な敵が現れることです。
いつものようにダンジョン捜索をしていた私たちの目の前に、突然の強烈なボス敵っぽいヤツ登場。
手も足も出ません。
全滅です。
何あれ(゜ロ゜)
しばしボーゼンとしつつ、再びダンジョンへ。
・・・やっぱり、出てくる。
そこで、もしかしたら、ダンジョンが行き詰って、ダンジョンクリアになるたび、ダンジョンのレベルが上がってしまって、ボス敵が出る仕組みになっているのかも、と推測。
できるだけできるだけ、ダンジョンを長くプレイしていけば、あんなのは出てこないんじゃないだろうか・・・?
しかし。
やっぱり、しばらくプレイしていると出てくる。
こっちのレベルは、上級職になってる人もいるけど、どのみちみんな弱いのに、反則的に強いんですよ。
あんなのに勝てるはずがないでしょう・・・・・・。
・・・・・・というわけで。
これ以上続ける気がなくなりました(; ̄∇ ̄ )
ラスボスを倒したら、どういうエンディングがあるのか見ようと思ったけど、
無理みたいです。エンディングがあるかどうかも謎なんですけどね・・・。
ともかく、パッケージに書いてあることは大嘘と言うことだけはわかりました。
やっぱ安いゲームは安いなりなのかな・・・( ̄∇ ̄||| )
まあ、つまらないとわかっていながらも、しばらく付き合ってくれた藍には感謝してます・・・(;^∇^ )