私の悲しい冒険の記録


トルネコ2を始めていろいろなことがありました・・・。

その多くは忘れてしまいましたが(え?)
心に残る悲しい思い出もございます・・・。

このページは、トルネコでの悲しい思い出を思い出すか、あるいは増えるかした場合、
追加更新されていくと思います。


1.どろぼうは、死の始まり

トルネコ2において、「どろぼう」行為は必須です。

最低行為ですが、これができるとできないとでは、大違いなのです。

お金もなく、道具もなく、武器も盾もない、そんな冒険でも、「どろぼう」が成功すればなんとか生きながらえることが可能になることもあるのです。

しかし・・・

当然、失敗することもあります。
そして、失敗すれば、それは即、死を意味します。

罪深い行為は、それによって得るものも大きいですが、
失敗したときの代償は、さらに大きいものなのですね。


さて、どろぼうをするにあたって、
いろいろ気をつけなければいけないことがあります。

まず、「どろぼうを成功させるために必要なアイテムを持っているか」

そして、「必要なアイテムをどんな順序で使えばいいか」

これを正確に理解したうえで、実行しなければなりません。


最も重要なのは、当然『必要なアイテム』を持っているか否か。

必要なアイテムを持っているときは、いいのです。

問題は、必要なアイテムがそろってないとき。

これが一番、危険なケースです。

この状態でどろぼうをするときは、
まさに命がけで逃げる以外の方法がないので、一歩間違えれば即、死にます。

お店内に落とし穴でもあれば、道具もいらず、危険を冒す必要もなくすんなり実行できますが、
この場合はもちろん、そのようなワナもない場合の話です。


例えば「場所替えの杖」を持っていて、店のものを持った後ガーゴイルに向けて杖を振り、入り口から脱出。
どろぼうの始まりです。
しかしこれしか持っていなければ、後は階段まで逃げるのみ。
ガーゴイルに捕まれば、その場でおだぶつです。

「ふきとばしの杖」を使っても同じです。

どんな道具を使うにせよ、入り口のガーゴイルをどかす、あるいは倒しても、
階段まで逃げている途中にたくさんのガーゴイルが押し寄せるので、それしか道具がないと失敗の可能性が高くなります。

「大部屋の巻物」を使って店のものを拾い、ガーゴイルと場所替えして階段から逃げる、というような、合わせ技が必要、ということです。


さて、何度も冒険を重ねている藍トルネコ。
それくらいのことは頭に入っています。

しかし、その『必要なアイテム』がない。

でも、今、欲しいものがあって、なんとしてもどろほうをしたい。

だってこの先、再び店が出てきてくれるとは限らないし、
たとえあっても欲しいものが売っているとも限らないのです。

チャンスは、今しかないかもしれません。


必要なアイテムを一つも持っていない場合のどろぼうは、
アリなどに壁を壊され、ガーゴイルがふさぐ入り口以外に出口があるときに実行できます。

もちろん、階段が近くにあるときのみ実行可能。


しかし今は、その出口さえも、ないのです。

通常なら、あきらめるしか方法はないこの現状。


しかし、トルネコはひらめきました!


道具の中に、「リレミトの巻物」があったのです!!

これを読めば、一瞬で家に帰れます。
何のリスクもなく、どろぼうできるではないですか!?


さっそく店に荷物をすべて置き、売り、そして拾い、
おもむろに「リレミトの巻物」を読むトルネコ。


家に帰ってきて、トルネコは・・・

気づいたのです。

全ての荷物が
なくなっているということに(゜Д゜|||)


そうです・・・。

お店の中でリレミトを読んでも、
会計を済ませていないものは持って帰ってこられない
ようなのでした・・・。

そうとも知らずトルネコは、

ご丁寧に全てを売ってから巻物を読んだので、
大事な武器も防具も道具も何もかも、
命以外の全てを
失うことになったのでした。・゜・(ノД`)・゜・。



さて、

同じ失敗はくり返しません。
トルネコは再びどろぼうを企てます。

今度は、「ふきとばしの杖」があります。
そして、「リレミトの巻物」。

フッ・・・そうです。

今度は、
どろぼうしてからリレミトを読もうと考えたのです。

さっそく店に荷物をすべて置き、売り、そして拾い、
ガーゴイルをふっとばし、店の外に出ました。

さあ、これでどろぼうの始まりです!

ガーゴイルが戻ってくる前に、さっさとリレミトしてしまいましょう。


トルネコは、リレミトの巻物を読んだ!


「泥棒中は、リレミトを使えません!!」


え・・・・!?(゜ロ゜|||)


足早に戻ってきたガーゴイルに
怒りの一撃を食らわされ、
あっという間にトルネコは
お星様になりました.:*・。・'°☆。.:*・°


      ・・・・

その後、藍トルネコの脳裏に、
「リレミトの巻物は、
どろぼうに使える道具ではない」

と、しっかりと刻み込まれたのでした・・・・・・(T_T)



2.魔法使い、失格

魔のダンジョンに行くには、トルネコが魔法使いにならなければいけません。

魔法使いに転職し、じいさんの家の先にあるダンジョンに足を踏み入れれば、
魔法使いトルネコの冒険の始まりです。

さて・・・

魔法使いトルネコにとっての命綱は魔法ですが、
一度覚えたことのある魔法なら何でも書き込め、また何度でも使えるという素晴らしいアイテム、
スペルブックの存在。

これは、まさに救世主です。
(魔法使い以外のトルネコは使えませんが)


魔法使いトルネコはとても弱いので、魔法を唱えるのにも、注意が必要です。

強力な魔法ほど、唱えるのにHPを大幅に使ってしまい、下手すると一回唱えただけで瀕死、という事態にもなったりするのです。

だから、『回復の壺』など準備を整えて、万端にしてから魔法を唱えたいところですが、
そういつもいつもうまくいくわけではありません。

ヤバイ、という瞬間は、突然現れ、
そして一瞬の隙を突いて、
死ぬはずのないところで命を落とすことも多々あるのです。


だからこそ、いざという時の保険が何より大事になってきます。

いざという時の保険・・・
それこそが、魔法『メガザル』です。

この魔法は、一度唱えたら忘れてしまう魔法ですが、
「やられても一度だけ復活できる」
という素晴らしい効果を持っています。

ウロウロしているとすぐに転んで忘れたり、敵からの攻撃で忘れたりするので、覚えた直後に唱えて保険をかけます。

そして、この魔法のおかげで、「死ぬはずじゃなかった」ところで死んでも、復活して人生をやり直すことができるというわけです。
もちろん、絶体絶命のピンチに陥り、今ここで全快しようがどうしようが意味はない、という局面で死んで復活しても、もう一度死ぬだけですが。


ここで、話は戻ります。

ダンジョン内でスペルブックを見つけ、喜んだそのとき・・・

私は思いました。

これに『メガザル』を書き込んだら、
魔法で唱えるのと違って本に残るから、何度でも使えるんじゃないの?

もしそうなら、一度死んだらそのたびにこれを唱えれば、もう死ぬことなんて怖くないじゃありませんか。
邪道?
だから何?

私は手に入れたスペルブックに、
『メガザル』と記入。

読んでみました。


スペルブックは、

消えていました。・゜・(ノД`)・゜・。

やっぱり、そんな都合のいいことはないのね・・・。

『メガザル』は魔法自体が「一度唱えると忘れる」という性質のものなので、
スペルブックに書き込んでも、同様にスペルブックごと消えてしまうもの・・・ということのようです。

浅はかな夢をみました・・・。


失意のトルネコでしたが、再び冒険を進めていきます。
一応『メガザル』を読んでいるので、一度なら復活もできます。

そして・・・

死にました。

復活。これで、もう一度死んだら、今度こそサヨナラです。
私は再び『メガザル』を覚えるのを待ちました。


そんな時、出会ったのが
2冊目のスペルブック。

私は、考えました。

もしまた『メガザル』を書き込んでも、消えてしまう。
貴重なスペルブック、なかなか手に入らないスペルブックを、一度きりの巻物にしてしまっていいのか?

      答えは簡単でした。

ものすごく便利で、大事なスペルブック。
それを『メガザル』で一度きりしか使えなくしてしまうのは、非常にもったいないことです。

しかし・・・

どれだけ便利なものも、どれだけ大事に取っておいても、
所詮死んでしまえばゴミなのです。


私は迷わず、書き込むことにしました。


そして、

読んだ瞬間・・・


なんと、トルネコが
消し飛びました!!(゜Д゜|||)


    ど、ど、どういうこと!?


もしかして、スペルブックに『メガンテ』を書き込めるのは、一度だけ!?

それとも、スペルブックに限らず、同じ冒険で、二度の保険はかけられないということ!?

パニックしながら、私は後悔しました。

ああ、せっかくのスペルブック、
『メガンテ』なんか書き込むんじゃなかった。

どうせなら、もっと戦闘で役に立つ魔法でも書き込んでおけばよかった。
そうすれば、もっともっと冒険を続けられたのに。

『メガンテ』なんか書き込んだばっかりに・・・


・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・めがんて?


・・・・・・・
・・・・・・・・・・

   はっ!!Σ(゜Д゜|||)


『メガンテ』は、
フロア内の敵全滅か、トルネコの死かの
二択の魔法でした。



ぎゃあああ間違えたーー!!!




・・・・・・まさか、こんなことになるとは・・・・・。

よもやの幕切れに、
トルネコは放心するしかありませんでした。

安全策を立てるつもりで、
まさか、真反対のギャンブルで命を落とすとは・・・・。



そして、それ以来私は、
スペルブックに『メガザル』を書き込むことを封印したのでした。

(当然、『メガンテ』も・・・)



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