ヴィオラートのアトリエ

    (ガスト)


グラムナートシリーズ二作目。
前作の特徴を受け継いだアトリエシリーズです。


ストーリーは・・
ヴィオラートの暮らすカロッテ村は過疎化が進んで、ヴィオラートの両親も別の場所に引っ越してしまいます。

しかしヴィオラートは大好物のにんじんがいくらでも作れるカロッテ村が大好きなので、
3年間村で店を開いて人を呼んで、カロッテ村を復活させてみせると両親と約束。

はたして3年後、カロッテ村は甦るのでしょうか?


錬金術のお店を開くシステム・簡易調合システム・オークションでの村おこし・村の発展
いろいろなシステムが増えました。



期限は最初3年ですが、条件を満たすと2年延長できます。

今作にも採取や調合をお手伝いしてくれる妖精さんがいないので、
時間無制限だった前作の方がやりやすかった・・・
と最初は思いましたが、時間短縮アイテムを作れればなんとかなります。



エンディングの数が増えたので、やりこみは前作よりあがりました。

まあ大変そうで多分やらないなと思うエンディングもありましたけど・・・。



今作にはアイゼルという、エリーのアトリエで出てきたキャラが登場します。
旅の途中で、困っていたヴィオラートを助けてくれて、以来ヴィオラートの錬金術の先生となり色々な助言をしてくれます。

アイゼルずいぶん優しくなったんだね( ´ー)ノいや、もともと優しかったけどいじわるでもあったので。



錬金術のお店というのが今回の目玉システムなのですが、
既製品を売る場合は、商品を仕入れるための街の移動時間、お金が必要になり、
自分で作る場合は、作る時間、材料集めが必要になります。


店番は雇えるキャラが最初から何人かいるし、ヴィオラートが店番をしているときにやってきて自分を雇ってほしいと言ってくるキャラもいるので問題はありませんが、
店の商品だけはヴィオラートがどうにかしなければいけません。



初回プレイ、私は金策に泣きました。
店で売るアイテムがまったくなかったので、ファスビンダーという近くの町(といっても6日かかる)へ行き、
タダで手に入れられるワインを持ってきてそれを売るということをひたすら繰り返しました。

町に行くと新しいアイテムを作るために必要な本、調合道具、素材などがありますが、それらを満足に購入する資金がまずない。


せっかく新しい町に行けるようになっても、お金がないとなにもできないまま帰ってくる羽目になります。

なにをどうすればいいのかわからないままワインを売っていると、そのうち売れなくなりました(つД`)



このゲームは店のレベルというのがあり、そのレベルに応じて客の求めるアイテムレベルも向上します。
店レベルは商品が売れると少しずつたまる経験値によって上がるため、
店を開いているとどんどん品質向上を求められることになるわけです。

タダで手に入れられるヘボいワインじゃもう、満足してもらえない。


しかし何をどうすれば満足にお金が手に入れられるのかやっぱりさっぱりわからない。
そのため、いつの間にか村にできていた量販店にメテオールという爆弾を登録して、
それを買っては店で売るということを繰り返しました。

もはや何が楽しいんだかわからない。

というか、全然まったく楽しくない。・゜・(ノД`)・゜・。



せっかく妖精の森へ行けるようになったから、やっとこれで楽になると思ったのに、
今回は妖精さんが雇えない(お手伝いとして)というのを知ってショックを受けました。

私はザールブルグ三部作のあと、ユーディーを飛ばしてヴィオラートを先にプレイしたので(ユーディーが売ってなかった)妖精さんが雇えないことを知らなかったのです。

冒険者として雇えた妖精さんは非常に弱くて、まったく戦力にならなかったのも痛手でした。



一年に一度開かれる村おこしのオークションでは、何を出せばいいのかもわからず、
その時点で一番高いものを出品してたのに結局お嬢様ブリギットに敗北。

当然ですが、出品したアイテムは手元に戻らないため、貴重なアイテムを損失するだけという悲惨な目にあいました・・・。

3年の我慢だ、と言い聞かせ、一応のエンディングを見るまでは何とか、と言い聞かせ、面白くもなんともない作業をこなし・・・ついに期限。

なんと、両親はあと2年戻らないというではありませんかΣ(゜Д゜|||)


プレイ期間、2年延長。



その事実を知った私は愕然とし、そのままゲームを終えて、もう2度とやらないだろうと確信したため売っぱらいました・・・。

これがあの楽しかったアトリエシリーズだなんて信じられない・・・。

それが私のヴィオラートの初回プレイの思い出です。ひどかった・・・。



時は過ぎ、ユーディーのアトリエが売っていたのを見て、こっちはどうだろうと購入。

私としてはザールブルグシリーズの方が面白かったですが、ユーディーもそれなりに楽しめました。

そうなると、ちょっとヴィオラートももしかしたらいけるのではないかという気持ちが浮上し始め、もう一度やってみようかなという気持ちになってきました。(懲りてない)


そんなわけで、再び購入(藍にもらった)してのプレイ開始。
ユーディーで培った知識を使えばなんてことなくいけるんじゃないかしら(*´ω`*)


・・・・・甘かった。

確かにユーディーのアトリエと似たようなシステムなんですが、素材につく従属効果がやたらに増えているし、
採取場所も多いし、前回はこのアイテムについた従属効果がつかないとか、
この素材から作れたはずなのに作れないとか、前作と変えられてる部分が非常に多くて。

お店システムがまた面倒くさくてイライラしてしまうし、金がたまらないのは変わらない。


初回プレイと同じパターンにはまりそうだったので、攻略サイトなどを巡って序盤の攻略を調べてプレイすることに(;´∇`)

やっぱりヴィオラートは私には敷居が高かったようです・・・。


序盤に売りまくって金貯め&お店番レアアイテムげっとという素敵な方法を伝授していただき
ほぼ1年かけて準備は万端。

下準備が整った状態でプレイしたら、非常に快適にプレイできて本当に助かりました。
ありがとう攻略サイト様*・。ヽ(´▽`゜)/。.:*・



お店を開くといっても、最初は酒場のオッフェンに反対されて開けません。
ある程度ヴィオラートの評判が上がってくると、開けるようになります。

しかしそのまま開いても、カロッテ村の人しか来てくれず、村の人のほとんどは物々交換。
ゆえに貧困に陥るループが待っています・・・。



それを打破するために他の町へ行って依頼をこなし、カロッテ村に来てくれる人を増やす必要があるのですが・・・作れるものも多くない上、移動に取られる時間がハンパない。

カロッテ村からハーフェン(都会)まで15日とか・・・なにそれ、往復で1か月!?というとんでもなさです。

さらにそこから10日もかかる場所とか・・・気が狂いそうになりますね。

時間短縮アイテムをできるだけ早めに作るのが必須みたいなバランスがちょっと厳しい。



しかし、まったり自分で店を開いて、しょーもないアイテムと物々交換されたりしながら、高望みせずに貧困しつつものんびりと過ごしてノーマルエンドを迎えたとして・・・。

そのノーマルエンドがとても雰囲気が温かくて、いい感じだったのでそれもいいかと(*´ω`*)

なんかヴィオラートっぽい感じでした♪

アトリエ定番の旅立ちエンドも見ましたが、やっぱりヴィオはカロッテ村にいるのがいいなと思ったので、私的には微妙でした。



いくつもエンディングがあって、自分で選べる仕様っていいなあヽ(´▽`)/って、思います。

ユーディーの時よりもエンディングが丁寧だったのも嬉しかったです。
また見たいなあと思える感じ。



オークションでの村おこしも、別にヴィオが勝つ必要はないので気楽に参加できるし、
勝った場合はアイテムをもらえたり、
3回のトータルで一番の売り上げ達成した人に合わせて町のシンボルが変化したりも楽しい。


そして売ったアイテム次第で3パターンに変化する村がいいですね〜♪

私は「キワモノ」発展がお気に入りです。
メロディがかわいくて、村に入るたびにニコニコしてしまいます。
発展させるのに一番苦労したので、その苦労の甲斐があった・・・ヽ(´▽`)/



初回プレイではこんなの無意味!と思っていた簡易調合システムも、
その町で出やすい依頼の素材を工房から運び、その場で調達した素材と掛け合わせてアイテムを作れるのでなかなか便利だということがわかりました。

量販店に登録しておくことで依頼がこなしやすくなるのも嬉しい。



お気に入りのアイテムは、メテオールです♪
初回の私の命綱でもありましたが、量販店に登録できるアイテムの中では一番使い勝手がいいと思いますV

効力によって4つの見た目に変化するところが実に楽しいです。
早い段階から作れるところもありがたく、どこへ行くにも持ち歩いている便利アイテム。
ダメージで壊れてしまうダンジョンでは、敵倒すのに何を持っていけばいいのΣ(゜Д゜|||)ってなりました。


あとはブリッツスタッフですね!何本も作って、魔法をぶっぱなしまくりました。
使い捨てでないのがよい。ユーディーの時からのお気に入りであります。


まあ一番はなんといっても移動時短アイテムなのですが。移動にかかるストレスが本当に大きかったので。



いろいろ楽しめる今作ですが・・唯一の欠点は、店なんですよね(;´д` )

調合をしてるとひっきりなしに「誰か来たみたい」と中断させられるので、最初はイライラしてましたが
それは『店にアイテムを置かない』ことで誰も訪ねてこない状態にできたのでよかったです。

まあ・・いちいち商品を並べ直すの大変だから、休業札とか設置したかったですが・・・。


しかし店レベルが上がるとどのアイテムを置いても「どうでもいい感じ」「見向きもされない」とか評価されるのがつまらない・・・。

店レベルとかなくて、しょぼいのから高級のまで幅広く置けて、その人に応じて買ってもらう・・・という何でも屋さんにしたかったなー。
その方が商品のバリエーションも増やせて、楽しかったです。


レベルが高いものは数が作れないので、結局量販店に登録してるアイテムを一気買いして売るというパターンに陥るし、せっかく作ったレアものを物々交換で奪われるとガッカリするし。

せめて物々交換はこのアイテムレベルまでとかにするべきじゃないかなと。



あと変な従属効果が増えすぎたため、範囲+や破壊力+、腐りにくい+など、欲しいものだけつけるのが非常に難しくなりました(;´д` )

「カッコいい」とかいらないから、戦闘に役立つ効果がつけたい・・・。
せっかく手に入れたのに「いい香り」とかが邪魔する・・・。
そんなことばかりで悲しいです。



と文句も書きましたが、まったりとプレイするには結構楽しいゲームです。
例えばすべてのボスを倒すとかそういうのを狙うと、ちょっといろいろ大変かなと思いますが。



ヴィオは両親と別れて暮らしてますが、頼れるバルテル兄ちゃんもいて村長さんが親代わりみたいなもので、温かみを感じるムードが常にあるので・・プレイしてて優しい気持ちになれる。

村の人からも(兄ちゃんからも)愛称の「ヴィオ」と呼ばれている所もお気に入り。
今回こそ「ヴィオのアトリエ」というタイトルでよかったんじゃないかと思いました。

初代マリーも、エリーも、ユーディーも、フルネームでしかほとんど呼ばれないので、タイトルだけ愛称というちぐはぐでしたが・・・ヴィオラートはなぜフルネームなのか謎。



しかし買い直してよかったです(≧∇≦)/(というか藍にプレゼントしてもらったんだけど)

エンディングコンプリートはいつになるのか、はたしてそんな日は来るのか謎ですが、
これからものんびりとプレイしたいな〜と思っています♪



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