ウィル
最後にオトしたのはウィル。
彼は最初にハンナが目覚めさせた精霊人形で、どのルートでもハンナの味方についてくれる唯一の存在。しかしウィルは最初からハンナにそっけなく、何かを頼んでも断ったり、逆に命令して来たり、
どうにも態度が悪いのです。人形はオーナーに絶対服従ですが、ハンナは人形に命令することはしません。
なのでいつもウィルを怒らせたと、むしろハンナが謝ったり従ったりする関係となっています。
そういうキャラなので、私の中でのウィルの評価はどうにも低く、イマイチ気に入らないなあと思っていました。
別にハンナにへこへこしてほしいわけじゃないけど、ハンナに冷たすぎないか(-"- )「おまえは認識が甘いんだよ」というなら、ちゃんと理由を説明するくらいしてくれよ。
何も知らないことは罪ではないはず。
むしろただ力があるというだけで、一方的になじられたり(イグニスに)殺されかけたりするのはあまりにもかわいそうです。
しかしウィルがハンナと距離を置いていたのは、理由がありました。
前のオーナーは男だったものの、ハンナとよく似た性格の優しい人で、人形であるウィルを友人と思っていたとのこと。しかし恋人を殺され気がくるってしまい、ウィルに殺人を命令した。
ウィルもそれは当然だと思って、罪悪感など全く感じず実行したけど、オーナーは優しいばかりにその行為をさせた自分を責めてしまった。
そしてウィルに自分を殺すように命令した・・・。そのことで深く傷ついたウィルは、「こんな思いをするくらいならもう二度と目覚めたくない」と思い、
何百年かの眠りについていたのでした。まあその話をしたのはほとんど最後の方だったけど・・・。
ウィル編で選んだのはジルルートでした。
ルディが苦手だったので(まだコメントを見ていなかったため好感度上がっていない)最後に出会うキャラにしとこうと思ったわけです。
イグニスルートのように多分イグニス側につくキャラになるだろうことはわかっていましたが。
このルートでは、ウィルがアーヴィンを倒そうとしたのをハンナが止めるという展開でした。
そうこうするうちにイグニスが出てきて、アーヴィンから殺されかける恐怖から逃れられて一安心。ハンナは自分が殺されかけてるっていうのに、体張ってウィルを止めるんだからすごいよな〜。
本能的にしてしまう行動なんでしょうね。優しいから。
そのあとで到着したジル&ジャック。イグニスは鍵を要求。
「渡さなければ先ほどとらえた人間の命は保証しない」ん?そういえばルディが「じゃあね」と言ってアーヴィンを抱えてどっかにいったけど、さらってった人間てあれのこと?
・・・別にいいんじゃん(; ̄∇ ̄ )ほっとけば。
保証しないったって、アーヴィンを殺して困るのはルディじゃないですか?
オーナーが死んだら次の人間がねじを巻いてくれるまで眠りにつくんだから。当然ルディはオーナーを殺させないに決まってるし、イグニスだってルディが眠っちゃったら解放できなくなるわけで、本末転倒です。
アーヴィンには人質の価値がまったくないじゃないですか?これがグロリアだったら、ハンナにとってお姉さんみたいな存在だからおかしくないけど・・・。
ジャックたち編のときの人質はエミリーでした。エミリーならハンナにとって一番大事だからわかる。
なぜこのルートではオーナーを人質にすることにしたんでしょう。意味が分からない。
しかしこのあまりにも馬鹿げた取引に、ハンナは鍵を渡そうとしちゃうのです。
よく考えれば殺せないってわかるはずなんだけど、よく考えてる余裕がないからしかたないのかもしれません。そこでウィルは時間稼ぎに、自分が鍵を奪って逃走するという行動にでます。ありがとうウィルヽ(*⌒∇⌒*)ノ
ハンナはいい子すぎて、アーヴィンすら見捨てられないんだもの。
そしてそのあとで、ウィルからオーナーを殺した時のこと(さっきイグニスがばらした)を話してもらうことに。
ここでウィルが隠れてた場所がとてもきれいでした。ゲーム中一度しか見れないのはもったいない。泣いてしまったハンナを抱きしめるウィルがかっこよかったです(*´ω`*)
「いいんだよもう。・・たとえ永久に解放されなかったとしても俺は__おまえが生きている限りそばにいてやる。
お前が望む限り・・ずっと・・・」
やっとウィルからラブいセリフをもぎとれたよ!
そしてハンナたちは、解放のためにイグニスたちのもとへ。
その道中で、ウィルと常に険悪だったエミリーが、ウィルのことを「認めたくないけどあなたにとって有害ではないようです」といったのに笑いました。
ウィルと話をして、エミリーとは違うやり方でハンナを見守っていると理解したようです。でも、やっぱり私はウィルが全然ラブいセリフを言わないのが不満です。
エミリーとの会話(回想)の中でも、全然いい感じのセリフを言ってくれなかった・・・。
そして、エンディング。解放される瞬間に、他の人はみんな(イグニスは別として)ハンナに告白してくれるのに・・・
なんとあろうことかウィルの奴、ハンナに言わせるという所業Σ( ̄□ ̄;)エピローグではキスとかしてましたけど、そういう問題じゃない。
『コメント』でも、ウィルはちっとも甘いセリフを言いません。
”ハンナと一緒にアルバムを見てる感じ”なシチュエーションなのが裏目に出ている・・・。
他の人はみんな素直に甘いセリフを言ってるのにどういうことなんだおいこらo(*>д<)o解放の時の『コメント』も、「俺はあの時お前に言わせたかったんだ。お前が言ってくれるなら俺も言える。そう思ってたことも事実だ」
ウィルのバカヤローーー!!!
まあ、そんなわけでどのコメントもそれほどラブくなかったため、抜粋したいほどのものはありません。
ただ、ハンナと一緒にいるのが自然なのはやはりウィルであり、ウィルがいて安心するハンナという構図はとてもしっくりきました(*^▽^*)
だからウィル編をプレイしていて普通に楽しかったです。あとはエミリーとウィルの喧嘩が面白くて、三人でいいバランスだったので、できればエミリーも一緒にいてほしかったな・・・。
もうちょっとウィルがラブいセリフを言ってくれればもっと好きなキャラになったと思うんですが、物足りなかったので、
順位は下から二番目。ジャックよりはましというところですね。でもウィルを最後に攻略して、後味も悪くなかったし、まとめ的に良かったと思います。