ホブルディ
彼の名前はホブルディですが、初対面の時から「ルディと呼んでください」と言われるので、ルディ以外呼ばない。
ホブルディという名前にはよくない意味があるとのことで、彼のオーナー・アーヴィンにも最初からルディと名乗っていたようです。
しかし人形仲間は、ジルだけがルディと呼んでおり、ウィルからは「ホブ」他の二人からは「ホブルディ」と呼ばれてます。
チャプター4がルディ&アーヴィンでウィルがいたときに戦闘モードになり、ウィルが「どけよ、ホブ」と言ったら
「ルディって呼んでくれない?呼んでくれてもどかないけどね」と返したルディに笑いました。
結構ホントにフルネーム呼ばれたくないのかも。
彼は一番最初に興味がわいたキャラでした。ホントの一番はイグニスだったけど、イグニスはハンナを殺そうとする存在なので、
興味がわいたといっても単に「子安さんの声を堪能したい」ということだけだったので。
顔と声が結構好みだったので、しゃべり方はちょっとキザっぽいかな?と思ったけど似合ってはいるし、
お気に入りキャラになりそうだな♪と期待をしていたルディ。
しかし・・・初回(と二回目)はジャックルートを選択。出会いの強烈さで、ちょっとやってみようかとルディは後回しに。
してよかったです・・・。
優しくて王子様のように丁寧で(キザで)穏やかで・・・というのは、彼が人間に気に入られるためにつくった性格に過ぎず、
本当の彼は結構ものをずけずけ言う意地悪で人間を見下してるようなとこがある性格だったのです・・・(つД`)私は基本的に猫かぶりキャラというのが苦手なので、裏切られたショックはかなり大きかったです。
何しろほかに気に入りそうなキャラがいないのに、唯一この人と思ったら裏切られた・・・。・・・なんかこういうキャラいたなと思ったらグロリアでした。グロリアのショックは私の比じゃないけど。
でももし最初にルディルートを選択してたらもっとショックだったでしょう。
ルディはハンナに気に入られるために、ハンナに惚れたようなセリフを言いまくり、近づいてきたのです。
「まあ素敵なセリフVv」と喜んで裏切られたら悲しすぎるとこでした。
ジャックルートではチャプター3で登場。
彼のオーナーであるアーヴィンは、気が弱くて自分の殻にこもっている人で、そして自分を守ってくれると信じてなぜか
呪い人形をコレクションしているという変わったタイプです。
どうしてそこで呪い人形に手が出るのか謎だ。ともかく彼はルディのことも『幸運の呪い人形』と信じています。
そしてルディに深く依存し、ルディさえいればうまくいく、逆にルディがいないと僕は駄目だということになってます。
ルディに裏切られたと思ったアーヴィンが狂ったあと、ルディは「現実逃避なら一人でやってくれない?いい加減うんざりなんだよね」・・・。誰!?Σ(゜Д゜|||)←この瞬間初めてルディの性格を知った大ショック。
しかもそのあと完全に自分の世界にこもったアーヴィンを見捨てるルディ。ひどすぎる。
そんなこんなでジャックの次にげんなりしながらオトしたルディ。もちろん楽しいはずはなく、ストレスだけがたまって終わりました。
どんなセリフをきいても全く心が動かない。こりゃダメだと思いました。
しかし、そのあとジル→イグニス(3ルートプレイした)→ウィルとクリアするうちに、ちょっとルディに慣れてきました。
顔は割と気に入っていたし、声も好きで、しゃべり方は私の一番好きな「僕〜です」口調じゃなくなったものの、
次に気に入っている「僕〜だね」しゃべりだし。私が気に入らない『かわいくないルディ』の部分(冷たいセリフを笑いながら言ったりするところや、基本的に戦いモードのルディ)はやっぱりダメだけど、普通のルディならまあ、いいかもしれないという感じに・・・。
戦いモードのルディのグラフィックがすでにかわいくないので好きじゃないんですが、
余裕のないルディは悪くないかもとも思いました。イグニスやウィルルートで、ルディがイグニス側についたときの彼はいつもの余裕がなくて真剣な感じだったので。
ようするに余裕かましてるときのルディが可愛くないから好きじゃないんですね。
しかしゲームが一通り終わって、スチルの『コメント』を見たら、ルディの好感度が上がりました。
ほとんどが私の好きなルディといってもいい、やわらかいセリフだったからです(*´▽`*)
そしてとくに、本編で私が「最悪」と思っていた、チャプター4でレドモンドを殺したときのスチル。
状況的にはレドモンドに殺されかけたところを助けてもらったので「ありがとう!」だったんですが、
スチルのルディの顔がものすごい悪人顔で、おまけに「自業自得だね。彼女に傷をつけようなんて馬鹿なことを考えるからこうなるんだよ」
と倒したレドモンドにのたまい、さらに同じくオーナーが死んだため倒れたジャックに対しても「まあ一気に邪魔者が片付いて結果的にはよかったのかな」などといったのでものすごい嫌な気持ちになった・・・。
そのスチルのコメントが・・・。
『・・・あんまり思い出してほしくないけど。この時の僕はね、君のこと以外何も見えなくなってたんだ。
君がいなくなるのは怖かった。君を傷つける者すべてが許せなかった。ただそれだけだった。味方と信じてた僕に執着し、僕だけいればいいなんて言ってたアーヴィン様を笑えないね。
君を守れたことには満足してるけど、それ以上に後悔もしてるんだ。今はね。・・・ねえ、彼の墓前に花を供えたりしたら彼は気を悪くするかな?
自己満足でしかないかもしれないけど・・・そうしたいんだ。・・・ありがとう。じゃ、二人で行こうか。飛び切り素敵な花を選ぼうね。
彼が安らかに眠れるように・・・』.:*・。ヽ(´▽`)/。.:*・°
これすごくイイ・・・!!あのひどい捨て台詞を帳消しにするコメントだ・・・!!
てなわけで、コメントのルディはものすごく満足いたしました。
その後でもう一度、ルディをオトしてみたところ、ストレスもあまりたまらなくプレイできました。
そして、ルディ編ではほとんど私の苦手なルディではないことに気づきました。
最初の頃は意地悪いこともよく言ってるけど、後半はハンナを大事に思っていることが伝わってきますし、
ルディが人間をだましてきたのも、オーナー不在の間眠りにつかなくてはならないことを恐れてのことで、
そのために常に人間に求められるようにと努力して作り上げた偶像だったわけで。
結論として、イグニスの次に好きなキャラになったかも。・・かわいくないルディの部分は最下位として。
ルディ全部を好きとは決して言えないんですが、それでもかなり好感度上がっためずらしいキャラとなりました。
まさに『コメント』のおかげです。
それにしても、チャプター4はどのキャラもみんなひどい状況になってますが、
ルディ&アーヴィンもひどかったです。会いに行ったらいきなり「君はやっぱり僕のことをわかってくれるんだね!」とアーヴィンに喜ばれ、監禁Σ(゜Д゜|||)
しかもベッドに片腕を鎖で縛りつけるというキモイことされて・・・。
あげく助けに来てくれた人形と逃げようとしたら「他の人と同じだね。じゃあいらないよ」って殺そうとする。コワーーーーッ!!
アーヴィンから逃げたがるルディの気持ちがよくわかりました。
まあこの時のルディも相当ひどかったんだけど。
心細くなってるハンナに最初優しく声かけてきて、いきなり手のひら返していたぶる、みたいな。
ハンナはわざとそういう態度をとってるように見えるとか思ってたけど、わざととる理由がわからない。
また、ルディ編ではチャプター4はジャック&レドモンドになりますが、治安の悪い場所に一人で行こうとしてるハンナも「おいおい待て待て」と思ったけど、同じくらいルディがついてくるというのにも「待て待て」と思ってしまいました。
そんなきらびやかな風貌の目立つルディではなく、地味なウィルについてきてもらいたい。怖いから。
まあでも誰にも絡まれなかったからよかったけどね(^−^;)
ルディに関してはいろいろと語りたいことがまだある気もするけど、このへんに。
なんだかんだでわりと好きなキャラになったことはよかったと思います。