セイラン


セイランは2のときの教官なので、一番最初に仲間にする人たちの一人です。
なにやらセイランはオープニングアニメーションのときから、不穏な何かを敏感に感じ取っているツワモノ。

感性の教官だけあって、感覚が鋭いってことなのでしょう。かっこいい。

アリオスと無人島で二人きり・・・というおいしいシチュの後、帰ってきたところで
さらにおいしいやきもちイベントが入ります。

メンバーが安心したように声をかけてくれて、とりあえず休むことになったコレットとアリオス。
そこで・・・。

セイラン「ちょっと待って。・・・部屋まで送るよ」

部屋につくと、
「さっきは悪かったね。別に怒っているわけじゃないから気にしないでくれよ。
ただ、自分の心の狭さに呆れちゃってさ。

・・・嫉妬心とか、今まであまり縁がなかったから。
僕の言ってることがわからないって?
それならそれでいいんだ。・・・それじゃ、おやすみ」

あああああああ〜〜〜(*/∇\*)

セイランもやきもち、やいてくれるのね〜〜〜VVVV


セイランの『雪』(イベント)も雰囲気あって好き。

セイラン「雪はどんなものも寂しい色に塗り替える強さを持っているよね。

冷たく透き通った空気も、遠く続く白い景色も、
吐く息の温かささえも、雪の中では寂しい。

だから人は、雪が降ると集まるのさ。
暖炉の前に、広場に、窓辺に・・・。

僕はいつも、その輪から外れてた。
寂しい時間は嫌いじゃないから。

でも・・・こうして誰かと一緒に見る雪も悪くないものだね。
寂しさが温かさに変わる・・・初めて知ったよ」
コレット「セイラン様・・・」

セイランにとって初めての大切な人・・・というニュアンスが伝わってきて、大変に素晴らしい・・・!


そして『白い渚の中で』というイベントも好きです。

外をお散歩するコレットとばったり会ったセイラン。
コレットに特に用事がなさそうだと判断した後・・・。

セイラン「ところで僕は今、君と共有できる時間を持っている。
これをどう使うかは僕と君の自由だけど・・・
どうする?好きにしてくれてかまわないよ」

めっちゃ回りくどい誘い方に噴き出す(* ̄▼ ̄*)

二人並んで座っているスチル。スチルついてると特別感あっていいですね〜♪

セイラン「こうして空を見上げていると、心の中の雲が消えていく気がしないかい?
・・・心が晴れて、珍しく素直な気持ちだから言うけどさ。

いくら宇宙の未来がかかっているからと言って、
責任とやらに押しつぶされる必要はないからね。

大事なのはプレッシャーを克服することじゃなくて、成し遂げようとする意思なんだ。
君は努力してる。
・・・それだけで、とりあえずは及第点をあげられるのさ」
コレット「セイラン様・・・V」

珍しくセイランがほめてくれる・・・♪(*´ω`*)


セイランとの恋愛イベントは、二段階目が素敵です。

セイラン「君は星の並びを見て、何を考える?
偶然の生んだ配置の妙?・・・僕の考えは違うな。

気まぐれに撒かれたように見える星たちだけど、
本当は見えない糸でつながれているんだ。

夜空はいわば、美しいネックレスなのさ。
壮大なスケールのね。

この考え方は意外かい?でもこれは、何も夜空に限ったことじゃない。
例えば・・・。

『時間』を糸でつなぎ、生と死という両端を結ぶと、
輪になるものがある。なんだかわかるね?

・・・そう、僕らの一生だよ。

飾りが違うだけで、作り方は同じなのさ。
夜空のネックレスの飾りは、星々の瞬き。

僕らのは・・・そうだな、与えられた日々ってとこか。

君の日々は、宝石?石ころ?
けっこうつらい毎日だけど、君のネックレスはちゃんと輝いているかい?

つらく厳しい時間も、美しい宝石だと断言できる?」

セイランらしい考え方で、とてもいいなと思いました(‘-^*)/

もちろん肯定して、セイランからも「同じだね」と言われます。

「素敵な宝石を与えてくれた運命に感謝したいよ。
もちろん、君にもね」


しかしアリオスが皇帝だったと分かったとき、仲がいい人が部屋まで送ってくれてなぐさめてくれるのですが、
セイランはなぐさめてはくれません。

「・・・やれやれ。生きてる?」←このセリフにウケた。

「裏切りなんて世間じゃそう珍しくもない。
ま、君には無縁な世界かもしれないけどね」

セイランは冷たく言い放ちます。

「彼は君が戦意を喪失し、闘いを放棄する瞬間を待ってる。
その罠に、君は自ら飛び込むのかい?

もしそのつもりなら、僕からひとつ言わせてもらうよ。

君がこの場で戦いを放棄することは、それこそ裏切り行為だ。
君を信頼する仲間へのね」
セイランなりの励まし方。

コレットが前に進むことを決めると、安心した様子。
セイランはいつも自分がまっすぐに進む人だから、人をなぐさめるの下手なんだろうね。


恋愛イベントの三段階目は、皇帝の城に乗り込む前に発生。

ここでもセイランは冷たい言葉でコレットを挑発します。

「宇宙の女王がこんなに弱い心の持ち主だなんて知りたくなかったな。
軽蔑するよ。あきれてものも言えない。

君は弱虫で自分勝手な利己主義者だ。
ついでに言わせてもらえば、人に頼るばかりの、
僕の最も苦手とする『女性』そのものだね」

しかしコレットが「そんな・・・」と顔をしかめると、
「・・・やっと怒ってくれたね。ずっと虚ろな顔をしているから、
怒りの感情を忘れたのかと思ったよ。

さあ、もっと君の心を言葉にしてくれよ。
・・・僕がそれをすべて否定してあげるからさ。

心の揺らぎも、足の震えも、くだらないねと一蹴して、
腹立ちに変えてあげよう。

憎んでもいい。無神経だと軽蔑してくれてもかまわない」

セイランはそう突き放した言葉を言った後で、本心を口にします。

「君を守ってあげる。
・・・そういう甘い言葉を紡ぐのは簡単なことさ。

だけど甘えが君の弱点になってしまったら・・・。
君を失うことにつながってしまったら・・・。

・・・後悔はしたくない。
だから怒ってほしいんだ。君が強く闘えるように。
屈折してると・・・自分でも思うよ」

セイランは、弱いんですね。弱い気持ちを怒りに変えなければきっと生きていけなかった。

優しくしてくれる人なんかもきっといなかったんだろうな、と思います。

だからコレットにもそういう風に接してくれるんだろうな。

確かに悲しみを消し去るのは強い怒りだと思いますが、好きな人からの言葉はやっぱり
「君を守るよ」のが断然勇気わいてきますよ(笑)


さて、皇帝の城では、一人ひとりバラバラにされてしまいます。セイランを見つけると・・・。

セイラン「コレット・・・!どうやら無事みたいだね、やれやれ。
気づいたら隣に君がいなくてさ・・・悪い夢でも見ているのかと思ったよ。

だけど・・・いつになっても目は覚めない。
自分の鼓動の音だけがやたらと響いて、聞きたくもない音楽を
勝手に奏でるばかりだ。

暗い迷路に一人で迷い込んだみたいに足元が揺れて・・・
すべての存在が、僕とともに崩れていく気がした・・・。

コレット、君はいるね?僕の心に住んでいる、幻、じゃないよね?」

やたらに詩人なセリフのセイラン。まあ、詩人でもあるわけだけど。
文章で読むと違和感少ないけど、口にすると違和感すごい言い回しですよねー(;´▽`A


コレット「はい」
セイラン「そう・・・だったらいいんだ。

これからもそばを離れないでいてくれることを願うよ。
ほかの誰が消えてもいいけど、君は・・・特別だから」

ほかの誰が消えてもいいのかよ!って思いつつも、最後のセリフ一言で萌えさせる・・・(///∇///)
やっぱ、これですよこれ!!


そして、皇帝を倒して平和が戻った後、最後にパーティーをしてみんなからメッセージをもらえます。

セイラン「おめでとう。宇宙を救った救世主の気分はどうだい?・・・なんて顔をするんだ。
別に嫌味じゃないよ。ただちょっとだけ、運命や時間というものに対して、意地悪な気持ちになってるだけさ。

さんざん僕のことを酷使しておいて、平気で大切なものを奪い去ってくれるんだからね。
怒らないっていうほうがどうかしてる」

コレット「セイラン様・・・」
セイラン「でも・・・僕が君に会えたのも、再会を果たせたのも、彼らのおかげだからな。
恨むばかりは身勝手か」

「踊ろう、コレット。僕らの運命のために。共に過ごした仲間のために。・・・いいだろ?」
コレット「セイラン様・・・はい、喜んで!」

かわいいダンスを披露する二人。ちまちましててかわいい〜〜♪
ていうか、笑ってみてるだけのセイランをコレットがひっぱって踊ってるのが笑えるわ。


下に行くと「コレット。最後の瞬間を同じ色に染めたい。・・・来てくれるかい」
このセリフをまだ言うとは!!2のときのデートのセリフじゃないか〜〜。なつかしい・・・!


セイラン「旅の間、君とこうして何度か夜空を見上げたね。・・・覚えてるかい?
思い返すと、夢の記憶だ。遠く霧がかった懐かしい色をしている。

・・・それにしても、本当に君は大した人だな。
宇宙の危機をクリアしてしまうなんてさ。

挫けず、諦めず・・・さすがは宇宙の女王だね。
だからこそ、僕は・・・好きだったんだ。

敵と戦うことも、知らない街を歩くことも、
・・・君と、微笑うことも。

君の創る、波乱万丈な物語の登場人物でいたかった。
これから先も、ずっとね。

だけど、君の創る物語は、僕の知らない紙の上につづられていく。
明日から、未来に向かって。

退場する詩人より、せめて言葉を贈らせてくれ。
飾った言葉ではなく・・・真実の言葉を」

「君が・・・好きだよ。
過去も、現在も、未来も、二人で過ごしたかった。

同じ時間を生きたかった。
君の歩く姿を、この目で見ていたかった。

・・・僕の人生を、確かめてもらいたかった。

・・・参ったね。この僕が、一人の女性にこんなに心を奪われるなんてさ。
だけど、本当に・・生涯君以上に興味深い女性には、出会えないと思うよ。

これからは、君への想いを詩に変えていこう。
ともに旅した冒険から、曲を生み出していこう。

君と見た思い出の風景を絵に起こしていこう。
だけど・・・・」

アニメーション。
バルコニーでコレットを振り返るセイラン。

「僕はもう、肖像画は描かない。今の君の姿を心に描いたのが、最後の肖像画だ。
だから今は動かないで。君の姿を記憶の中に描きとめるよ。」

コレットのそばに歩いていき、そっと髪をすくいとる。
「さよなら、とは言わないよ。
生涯ただ一人の相手に別れの言葉をたたきつけるほど、僕は運命に従順じゃない。

・・・わかるよね?」
コレットは赤い顔をしてそっとうつむく・・・・。


ああ、セイランが優しい!!!!(つД`)

セイランが優しくて感動する・・・・・!!!


お別れを告げて、自分の宇宙へ帰っていくコレット。
セイランのモノローグで終わります。

『打ち返す波のように、時は記憶を連れ去るけど・・・
僕の心は流れゆくことを知らない。

旅の始まりは、僕の瞳が君の姿をとらえたあの日。
驚きに満ちた突然の再会だったね。

あれから僕たちは、見知らぬ街をさまよい、様々な風景に出会って
・・・たくさんの話をした。

風のささやきを音楽に、流れる雲を背景に。
君と僕との接点をつなげて線にして・・・。

そして知ったんだ。君への想いを。
言葉では伝えきれない、愛の重さを。

・・・コレット。
これから先、君がどれほどたくさんの人に囲まれても、
幾多の星に包まれても・・・・。

僕はきっと、いつかまた君を見つけ出すだろう。
この想いには、それだけの力がある。

強い想いはときとして、奇跡の原動力に変わる。
真実を生む卵になる。だから・・・。

待っていてほしい。終わらない未来を信じて。
僕が君を見つける、その日まで・・・ずっと』

うおおおお、セイラーーーン。・゜・(ノД`)・゜・。

セイランは人間だから、生きる時間も違っていて、多分もう二度と会えないんだろうなーと思ってしまうけど、
セイランは芸術家だから、想いを作品に変えられるだけ、幸せかなとも思います。

まあ乙女ゲでありハッピーエンド至上主義の私なので、すぐ再会できてもう離れない妄想をばっちりしてますけど。

セイランは芸術家であり、その地に縛られてもいないから、コレットの宇宙に呼べばいいよ!


キャラ別ページへ


HOMEへ  ゲーム部屋へ  桃子の乙女ゲームへ