ドラゴンクエスト3 そして伝説へ・・・
(エニックス)
私がドラクエシリーズで一番好きなのが、この『3』です。
諸々の理由からSFC版の方が好きではあるんですが、でも、それもこのFC版である『3』のストーリーあってこそ。
発売から大分遅れてプレイした私たちでしたが、本当に楽しくて楽しくて、毎日ワクワクしながら遊んでいました。
今でも、あの頃のことを思い出すと、懐かしくて顔がほころんできます。・・・出逢えてよかった、そう思える、本当に素晴らしいゲームだと思います。
『ドラクエ1』では一人、『ドラクエ2』ではストーリーに沿って三人、
しかし『3』では、最初から、自分(勇者)以外に三人の仲間を連れていける!
それも、「職業」を選べるなんて!この画期的な進化に、私たちはめちゃくちゃ盛り上がりました。
どんな組み合わせがいいんだろう?
どの職業が、どんなふうに成長するんだろう?
どんな旅になるんだろうか。
・・・しかし結局、初回プレイでは、セオリー通りに戦士、魔法使い、僧侶の三人を連れて行きました。
「最初だから、一番バランスのいいパーティがいいよね」
冒険心がない私たち・・・。
まあ、最初なので・・・とゆーか、性格ですね。うん。例によって攻略本がっつり見ながら進んでたし(笑)今でも覚えてます。
戦士の「ハンソロ」魔法使いの「ロミオ」僧侶の「ニコライ」。
彼らになりきってごっこ遊びをしていた思い出が、懐かしい・・・(*´ー`*)
実際、この四人の旅は普通にバランスよくてよかったです。
でも、そのうち「戦士」より他の職業の方が色々特性があっていいってことで、「戦士」はお払い箱になりました。
やっぱり、素早さが足りないのとお金がかかることがネックだったのかもしれないですね。
力はどうとでもなるし、それより特性がある方が使い勝手がいいですから・・・。
お気に入りだったのは「商人」。
やっぱり、仲間が四人もいるとお金がかかってかかって(;´∇`)
商人が戦闘後に数ゴールド見つけてくれるのがとても嬉しかったです。
それは微々たるものだけど、ちりも積もればで、商人が見つけてくれたお金だけで一つの武器や防具が買えることにもなるもので・・・重宝してました。うん・・欲をかいて、商人一人いるのに転職でもう一人商人にしたのも、今となってはいい(?)思い出です。
何の意味もなかった・・・。
武闘家も好きでした。
最初の頃は素手で強いし、「てつのつめ」取ってからは格段に強くなって、その頃には結構会心の一撃も繰り出すようになって。遊び人はハッキリ言って全然使い物にならないし、仲間にしませんでした。
そんなわけで、私のパーティ選択肢は、
武闘家・商人・魔法使い・僧侶のみ。勇者入れて四人なので、この中から三人を連れて行く・・・ということで、
一番多かったのが「勇者・商人・魔法使い・僧侶」
次が「勇者・武闘家・魔法使い・僧侶」
ほとんどこのどちらかでやってたような気がします。魔法使いを捨てて、「勇者・武闘家・商人・僧侶」でやったこともありますが、
強かったけど、場所によってはとっても苦労することになったパーティでもありました。
いつもはちょっと足手まといに感じている魔法使いの偉大さに、いたるところで気づかされることに・・・。「勇者・魔法使い・僧侶・僧侶」のときは、回復をケチることなく湯水のようにホイミしまくることができましたが、ものすごく弱いパーティでした。
確か、このパーティでやった時はクリアまでやらなかったような気も。
子供の頃はプレイ時間が決められてて、しかも短かったから、レベル上げだけで数日かかってしまっていたので、弱いパーティを鍛えるのに何日もかけたくなくなったのかもしれませんね。同じく「勇者・魔法使い・魔法使い・僧侶」でやったときも、輪をかけて弱かったので、ロマリアだかカザーブだかに行ったくらいまでやって、すぐにやめてしまった記憶があります。
さすがに打撃攻撃ができるのが勇者しかいないというのは、かなりキツいものでした。
せめてHPが高ければそれでも何とかなりますが、魔法使いはHPも低かった・・・。
そんな中、確実にパーティに入れていたのは、僧侶。
一度抜かしてやってみたら、勇者の「ホイミ」とやくそうだけでパーティ全員の回復をまかなうのがあまりに大変で、
最悪、攻撃の要の武闘家を、「素早いから」という理由だけでやくそう要員にしてしまう羽目になり、何の意味があるんだと・・・(=д=;)
この頃は子供だったし、難しいものに挑戦というよりは、とにかく楽しく進めることが第一でした。
だから必然的に、連れて行くメンバーは結局大体いつも同じ。
それでも、毎回楽しくプレイしていましたね♪
お気に入りのイベントは、不死鳥ラーミア関連。
世界に散らばる6つのオーブを集めたら、船がいらなくなる・・・
そんな言い伝えに従って、世界を回って集めた6色のオーブ。
これがまた、攻略本でとってもきれいに描かれていたので、大のお気に入りでした。
英語の色名を知ったのも懐かしい思い出。
レッドとかは知ってたけど、「パープル」は知らなくて、きれいな響きだなーと思った記憶があります(*´ー`*)
一つの町についたら、一つのダンジョン、そうやって次に次にと進んで、
それと同時に、先々で見つかる「オーブ」の存在。
同時に、だけどバラバラに進んでいたふたつのものが、最後になってひとつになる・・・
それがまた、とっても楽しくて、壮大なストーリーを感じて、感動していました。特にイエローオーブは・・・
「やまびこのふえ」でも見つけられない、人から人へと渡って旅するオーブ。
人との絆を感じたイベントでもありました。
そして、6つのオーブが集まって、よみがえった伝説の不死鳥ラーミア。
音楽が、大好きだった・・・!(#´∀`#)
キラキラと光る羽を広げて、世界中を飛ぶラーミア。
そのキレイさと音楽の心地よさに、とても感動したことを覚えています。
朝が来て、夜が来て。
遠くに見えるあの町は、この町は・・・思い出にひたりながら、ずっとずっと飛び続けていたこともありました。
『1』の世界である、アレフガルドに行けたのも嬉しかった。
懐かしい『1』の音楽が聞こえたとき、なんだか・・・故郷に帰ってきたような気持ちになりました。
そして何より感動したのは、エンディング。
伝説の始まり。
勇者ロトの物語。
ラストの画面に表示されたあの文字を見て、
言葉にできない感動がわきあがりました。
クリアできたという達成感、プレイしてよかったと思うエンディング、たくさんありますが・・・
ここまでの感動を味わったのは、このドラクエ3だけです。
本当に本当に、
このゲームに出逢えてよかった・・・!
・・・私の中で、『ドラクエ3』が不動のベストRPGなのは、
きっとこれからも変わらないんじゃないかなあ・・・と、思います。