テトリス

    (BPS)


これは昔、友達に借りてやったゲーム。

借り物だというのにやりまくり、相当長いこと借りてました。
催促されなかったのをいいことに、2ヶ月くらい借りていたというとんでもなさ。

私、普段すごく控えめなんですが(自分で言うな)、なんか時々ものすごくあつかましくなってましたね。主にゲームですが。


さておき、これはもう、やりまくってた頃は、ホントにこればっかりやってました。
そりゃもう、学校から帰ったらすぐこれ。
時間いっぱいずっとこれのみ。
次の日も同じ。その次の日も、次の日も、次の日も。

よく飽きなかったなあ、と今は感心します。
ハマるって、こういうことを言うんでしょうね。


少し前、中古ゲームショップで久しぶりにこれを見つけ、「おおっ」という懐かしさから、思わず購入しました。

早速やってみたら。


・・・・・・・・ド下手になってました。(TロT)


昔の、あの輝かしい栄光はどこに。

・・・いえ、そこまで言うほどすごかったわけではないんですが。
それでも、私にしたらかなりいけてた方で・・・・・・・・

まさか、こんなに下手になってるとは思いませんでした。
やっぱり、20年近く経つと腕も落ちるということなのですね・・・・・。


そんなこんなで、ちらっとやっただけで、タンスにしまわれたこのソフト。
もったいない・・・ですが、いずれまたやるときもあるでしょう。


しかし昔は、ホントに結構うまかったと思います。(自分の中では)
当然、井の中の蛙ですが。

レベル1から始めるので、ブロックが落ちてくるのが遅くて待てず、すぐに落下ボタンを押して猛スピードでクリアして次の面にいってました。

じゃあレベル3くらいから始めればいいのでは、と思うかもしれませんが、1からやるのが好きだったのです。

レベルが上がるにつれてどんどん落下スピードが上がるので、ブロックの形を切り替えるボタンを大急ぎで押さなくてはなりません。
少しでも遅れると、容赦なくブロックは落下、へんなところにくっついてしまうのです。

それの修復の大変なこと!

でも、そんな状態から何とかブロックを消せたときは思わずガッツポーズです。

「このあたしにケンカを売ったのが間違いなんだよ!」(*`▽´*)

しかし逆に、その変な形のブロックにさらにブロックが落ち、もうどうにも取り返しがつかなくなるときもあります。
一瞬にして、無造作に積みあがっていくブロックの山。

「あっ、あっ!・・・違う、そうじゃ・・・あぁっ!まちが・・・待っ・・」Σ(゜Д゜;)

・・・もはや、言葉も間に合いません。



これは、いくつかの形のブロックが、ただ延々と落下し続けていく、それをただ延々と敷き詰めていく・・・それだけの、単純なゲームです。

しかし、迫り来るゲームオーバーの影におびえつつ、
難しい角度のブロックばかりが続き苦戦しながらも、
ブロックを落とし続ける見えない敵との戦いに、
負けるわけにはいかないという、プレイヤーの意地と誇り。(大ゲサ)

そのスリルと闘争心が、私のハートに火をつけたのです。


まあ、そんなこと言っても、最初からブロックが積み上がってる、もっと難易度の高いステージはほとんどやらなかったけど。
私の「すごい」はその程度。



でも、なんてゆーか、こんな単純で意味のないゲーム(オイ)なのに、
何でか、面白い。

テトリス作った人って、すごい。


もしかしたら、ホントに面白いゲームって、
特別意味のない単純なゲームのことを言うのかもしれない。


・・・・そんな風に思えるくらい、
「なんかよくわかんないけど、面白いゲーム」・・なんだなあ。




HOMEへ  ゲーム部屋へ  FC その他へ  桃子の思い出へ