さんまの名探偵
（ナムコ）
このゲームは、重要なネタバレを含んでいますので、クリアした人だけご覧ください。
私の中で「ベスト・オブ・推理ゲーム」です！
実在の吉本芸人さんたちが出演しているとのことでしたが、
私たちは子供だったので・・・登場人物の中で、当時知っていたのは「さんま」「しんすけ」「いくよくるよ」「のりお」くらいでした。
のちにテレビで「やすし」「ぶんちん」など、本物の方を拝見し、「似てるなぁ」とびっくりしました（；´∇｀）
このゲームは
「自分で解いていく感があってやりがいがある」
「無駄なことや無駄なキャラがいない」
「複雑すぎず単純すぎない、飽きないシナリオ」
と、どれを取っても◎。冒頭起きた殺人事件の裏側で、複数の人間がいくつもの思惑の中で少しずつ、事件に関わっている。
捜査に伴って、明らかになっていく小さな罪、大きな罪・・・
それらが複雑に絡み合い、つながり、そして解決の糸口が見えてくる・・・。本当にワクワクしました（#´∀｀#）
桃ちゃんと二人で知恵を出し合ってクリアしたことを、今でも憶えています。
ゲーム中のみならず、夜寝る前に布団に横になりながら、あーでもない、こーでもないと、夢中になって推理し合ったものでした。
「こうかも！」と提案したことがバッチリ合っていると、「すごーい！」とお互いをほめまくり、喜々としてゲームを進めていった私たち。
私は、今やどっちがどの謎を解いたとかはすっかり忘れてしまっているんですが、
桃ちゃんは今でも「これは藍が」「これは私」と、印象深い思い出があるようです。やっぱり、よく詰まることが多かったので、やっと答えが見つかると本当に嬉しくて。
毎日毎日、クリアまでうんうん唸ってましたね（笑）
だからこそ、クリアしたときは本当に感動したし、このゲームが大好きになったんだと思います（ ´ー｀）
ところで・・・
このゲームをプレイしていて、やたら印象に残ったこと。
「のりお」の顔、でかい・・・。
彼は事件とは直接関係なく、全くの別口でプレイヤーたちに関わってくるキャラで、
重要な役どころでありながら出番は少ないのですが、私の中ではかなりのインパクトがありました。まあ、出番が少ないから、余計に強烈なインパクトを残したということもあるかもしれませんが・・・。
「のりお」関連のイベントには、本編の事件と直接的には関係ないのに、
いろんなところと絡み合ってて、かなり混乱させられました。「やみのていおう」の脅迫電話、そして「はんこうせいめい」・・・
犯人はこの「やみのていおう」なのか・・・！？
ところがどっこい、「のりお」は別口でダイヤ捜してただけ。
おまけに「たかゆき」が犯人くさい情報を数々持っていながら、ここに至るまで何も教えてくれないという・・・「しんすけ」が殺されず、アフリカの星が手に入ってなかったら、それらの証言や密輸の契約書なんかは闇に葬られていたのでしょうか。
「のりお」のやつ・・・！！ヽ(`Д´；)ﾉでも、このときの「のりお」の証言には衝撃を受けるとともに、
激しく気持ちが高揚したことを思い出します。「じけんのばん、わいはみたんや。
ぶんちんはきんこしつにいったんやない。たかゆきのへやにむかってホールをでてったんや。
それで、なぜかきんこしつで、したいとなってはっけんされたんや」
デ・デ・デ・デ〜〜〜ン（効果音）なぜかこのシーンだけ、全部メモってる（笑）
それまでアフリカの星を盗まれて困ってるだけのおっさんかと思ってました。
それが、ここへ来ていきなり犯人くさい展開。
チャタに話を聞いて、それは確信へ。
私たちの興奮も最高潮。
そして、エンディング。
もの悲しいメロディーが流れる事件解決シーンは、子供心にジーンとしました。
この時の曲もそうですが、このゲームは音がとても印象的でしたね。
とくに大きな証拠の発見や、とんでもない事態が起こったときの効果音には・・・かなりドキッとしました。「音」の持つ効果もまた、ゲームの盛り上がりを高めてくれますね（^o^ ）
しかし、問題はその後。
いきなり間違った推理をしゃべりだすプレイヤー。
○○「しんすけ、かわいそうに。ダイヤをぬすんだばっかりに・・・」
待て待て待て、どうした、○○！！Σ（゜ロ゜；）
アホかお前・・・って言うか、なんでいきなりしゃべり出した！！さんま「○○ちゃん、わかってへんな」
私たち「・・・・・・・・・・・・。」いやいやいや、わかってるよ。
「しんすけ」を殺したのは「たかゆき」なんだから、あの書置きも「たかゆき」の仕業。
おまけに脅迫状まで見つけて、なぜにそんな勘違いをするのか！まあ、子供だったから「みつゆ」の意味がさっぱりで、真相の一部は分からなかったけども。
（「とにかく悪いことらしい」・・・という程度の認識）○○のやつ・・・私たち自身（プレイヤー）かと思ってたけど、一キャラだったのか。
今まで黙ってたくせに最後だけ、しかも間違った推理をしゃべるなんて。私たちはしばしボーゼン。
感動のエンディングの後にまさかこんな・・・
はっ・・・！！Σ（￣ロ￣lll）
これが、いわゆるお笑いで言うところの、
オチというやつか・・・！？
・・・まあ、それはさておき。
私にとって推理物というのは、
一度やると、すっかり忘れてしまうまでもう一度やりたくはならないもの・・・なんですが、
このゲームだけは違いました。クリアするまでも結構かかりましたが、クリア後も何度もプレイしました。
やることは決まってるし、展開もわかってるんだけど・・・それでもやってしまう。
それくらい好きだったんですね♪やる度に、ボートレースやギャラクシガニで苦労するんですけど（笑）
今でも時々、数年に一度はやりたくなるゲームです。