ポートピア連続殺人事件

    (エニックス)


このゲームは、推理ものが好きな姉・桃子が希望して買ってもらったものです。

私は怖い系が苦手だったので、子供の頃は、このゲーム内で大きい音が出ると無条件でビクッとしたものでした。
ひらた(だったっけ?)が死んでるシーンとかも怖かった記憶があります。

でもまあ、何回もプレイしてるうちに全然怖くなくなったんですけど(^O^)


刑事ドラマが大好きだった私たちは、推理しながら一つ一つ明かされていく謎が面白く、とても楽しくプレイした思い出があります。


が・・・・

同時に、何回やってもクリアできないという、非常に苦い想いをさせられたゲームでもあります。


このゲームを買ったのは大分小さいときでしたが、
それ以来ずっと、ずっと、くり返しプレイし続けてきました。
何年も、何年も・・・。

やがて、全ての元凶であるこうぞうの屋敷の地下通路の地図を作成し、
また何回も何回もプレイしました。


さらにその後、私たちは何かで「犯人が誰か」を知り、
あとはどうやってその犯人にそれを言えるのか、だけになりました。
いろんな場面で試してみたり、何か見落としがないか探してみたり・・・。

しかし、やはり問題はあの地下通路。
あの迷路の謎さえ解ければ、全てが解決するのに!
それだけを考えて、何度も何度も挑戦してきました。


が・・・

結局、自力でクリアすることは不可能でした。


しかし実はものすごくあっけない終わり方だった、と知ったのはそれからさらに後のこと。
もちろん、この「あっけない」というのは「その終わり方を知ったとき」であり、
このゲームが発売された頃には、しかも自力で解決法を見つけ出しクリアした場合には、それなりに感慨深い終わりだったのかもしれません。

でも、私たちは、発売から何年も経って桃ちゃんの友達からその方法を聞き、結末を知ったのです・・・( ̄ー ̄°)


まあ、それでも、このゲームをやっている間はやっぱり楽しかったし、
同じ結末(迷路で迷って時間が来て終わり)を迎えることがわかっていても、ついやってしまうほど、
私たちはこのゲームが好きだった・・・ということでしょう。


コマンド入力によって、一つ一つの行動を自分が決められるということ。
実際に「調べたい場所」や「聞きたい話」を自分で選べるということ。
シナリオ自体は決められているものでも、
「自分が捜査している」という気持ちになってプレイできたことが、何より楽しかったのだと思います。

そう考えると、二時間サスペンスドラマのように重厚な作りのゲームより、単純でも「自分がやってる!」感のある推理ゲームの方が、私は好きなのかもしれません( ´ー`)

また、これくらいワクワクするような推理ゲームに出会いたいなあ。
子供の頃と比べちゃうと、難しいかもしれないけど。



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