信長の野望・天翔記 withパワーアップキット

    (光栄)


『信長の野望』という、戦国時代をモデルにした戦略シミュレーションゲームが、人気シリーズであるということは知ってました。

シリーズなのでどれがいいのかさっぱりでしたが、とりあえず売っていたこれを選択。

もともと『信長の野望・天翔記』というゲームがあって、それに追加要素が加わったのがパワーアップキットのようです。

面白かったですヽ(*⌒∇⌒*)ノ


『信長の野望』は戦国時代の大名から一人を選んでプレイヤーとして、全国統一を成し遂げていくという壮大なゲームです。

タイトルからすると信長一択のようですけど、武田でも毛利でも好きなので始められるっていうのは、夢が広がっていいのではないかと。


戦国時代はその年号によって勢力図が大きく変化しているためか、『シナリオ』と称して、 スタートする年号をいくつかのシナリオから選べる仕様になっています。

パワーアップキットで追加されたものの一つに、 『もし信玄が京に無事に到達していたら』という1572年『信玄上洛』シナリオがあります。

見てみたところ、武田がすごい勢力拡大している勢力図でした。

当然シナリオごとに活躍していた武将も違いますし、有名大名や部下以外すごい人数同じ顔の武将で埋まっていたとはいえ、
これだけ大人数の武将用意するのもすごいなとびっくりしました。


さて、戦国時代のことはよく知らないけど、面白そうだなと思ってプレイ開始。
当然プレイヤーは信長です。(冒険しないやつ)

シナリオは『桶狭間の合戦(1560年)』と言うのを選択。
このひとつあとが『信長包囲網(1571年)』で、信長の勢力は大きいものの
包囲網という状況が恐ろしかったので選びたくなかったからです。

『桶狭間の合戦』では、まだ織田家の陣地は大きくなく、特に誰からも恨まれていない弱小状態。
しいていうなら、隣接している今川家にこのあと攻め込まれることがわかっているくらいでしょうか。

とはいっても、すぐではないだろうし、対策はたてられるのだろうと割と気楽に始めました。

ところが、始まってすぐ「なにこれ?」「なにをしたらいいの?」「わけわかんない」という状態に陥りました(゜▽゜;)


説明書を見ても、「内政」「外交」「訓練」など、なんだかよくわからない漢字の羅列で、
行動力を消費するうえ、金が必要なものもあり、どこから手を付けていいのか、誰を使えばいいのか、まごつくばかり。

適当にコマンドを入力して、ターンを終了すると、他の大名家(NPC)がなにやらなにかをやっている模様。
そしてそれらがざーっと終わると、再び自分のターンが巡ってくる流れでした。

・・・・・・。

なんだろ、これ。面白い????( ̄▽ ̄;)


少しやってみて、「これは一人でプレイしていても絶対にわからない」と確信。
藍を巻き込むことに決めました。

藍は私に比べて頭の回転が速いので、私では理解できない説明書の文字の羅列もきっと解読してくれるでしょう。


結論から言って、その私の判断は正しかったようです。
藍が説明書代わりとなり、数々のコマンドを無事に理解することができたのですヽ(*⌒∇⌒*)ノ

もちろん藍も初プレイですから、すぐに理解できたというわけではないんですが。


自分でこの後プレイ予定だったので、シナリオは違うのがいいかなと思って、 『信長包囲網』を選択。
自分一人でなければ怖くないというチキンな発想。

もちろんプレイヤーは信長です。私たちは信長以外で始めたことないですね。
武将の数も多いし、顔グラ個別の武将も多いので愛着がわきやすくて。


私は人数が多いと誰が誰だかわからなくなる脳みそなので、こういうシミュレーションゲームはもともと向いていないのでしょう。

しかし藍とああだこうだと、この人はこっちにおいて、これさせて、と相談しながらプレイしていたら、
少しずつ、少しずつ「なるほどこう動かせばいいのか」「この人の名前はこうなのか」「訓練にはこういう効果があるのか」と理解していけました。


単純に言えば「内政」してできた米を徴収してその金で戦争の道具(人、馬、銃)揃えたら
戦争をふっかけて陣地を奪い取るというだけのもの。

しかしそれを飲み込むまでが相当大変(;´∇`)

結構難易度というか、敷居の高いシリーズだったんですね。


そしてその難易度を大幅に下げる機能として、パワーアップキットには素晴らしいものが追加されています。
私たちはこれを大変に活用。

それは『武将を好きにカスタマイズできる』という、神様(になってしまった)機能!!

武将の性能を好きにいじれるというトンデモナイもので、好きな武将の能力を底上げ、嫌いな武将の寿命をなくす、など、好き放題にいじれるのです。
最高.:*・。ヽ(´▽`)/。.:*・°

初回プレイでは寿命がなさすぎるお気に入り(竹中半兵衛など)の寿命を延ばすとか、ちょこっとしか使いませんでしたが
二回目以降の個別プレイでは結構いじりました(笑)

ちなみに新武将も作れます。


こういうのは好き嫌いが分かれるシステムだと思います。
邪道と思う人も結構多そう。

しかし使いたくなければ使わなければいいだけなので、使いたい人だけ使ってゲームを楽しめればそれでOKじゃないかなと。


結局、藍と一緒の初回プレイはエンディングまではいけませんでした。

というのも、信長包囲網では左半分が全員敵だったため、右の武田にしか侵攻できず、 武田と敵だった上杉から同盟を申し込まれたからです。

みんな敵の信長に手を差し伸べてくれる人がいるのねv(≧∇≦)v

喜んで同盟を組んだのが大失敗。

確かに上杉の力があったため、武田との戦いもさくさくでした。
左にも上杉と協力し合って攻め込みました。

しかし、上杉は騎馬軍団で、信長は鉄砲軍団です。

戦争しても、本丸に到達する率は上杉のほうが圧倒的に高く、
何度も城を奪われました。

そして気が付いてみれば、北半分上杉、南半分織田という勢力図が出来上がっていたのです(゜▽゜;)

上杉は同盟を組んでいるにもかかわらず、空き城があるとみれば同盟を破棄して攻め込んできて、しれっと人の城を奪い取った後、再び同盟組もうとやってくる奴なのです。

・・・なのに、勢力が大きすぎて敵対するわけにもいかないから、そんなことされてるのに
同盟を受けるしかないのです。

もはや、残すところ南の城が少しと、上杉との戦い・・・という状況まで来て、
私たちはそのシナリオをプレイするのをやめたのでした。

たぶん上杉に勝てそうもないことを、二人とも悟っていたのでしょう。

上杉とは同盟を組んではいけない・・・。
これが初回プレイで学んだことでした。


その後も何度もプレイしましたが、クリアするとなるとかなりの時間を使うし、
最終的には敵が上杉のようにひとつふたつになってしまうため、飽きるということもあって、
プレイ数は多いもののエンディングまではなかなか見れませんでした。

しかしまあ一度くらいは、とだいぶ前に一回だけエンディングまで頑張りました。

オープニングで流れる3Dアニメーションと似たようなものが流れていきました。
やはりおもちゃみたいだなと思いつつ、舞う人物を眺めました。
こういうゲームはエンディングはあまり重要じゃないのでこんなもんかな、というところです。

自分自身で成し遂げた全国統一の達成感が、おそらく最大のご褒美でしょう。

私はすでに飽きており、残っている弱小は配下の軍団(NPCに指令を出すと勝手に戦争とかもやってくれる)に任せるという適当なプレイだったため感慨も特になかったんですが・・・( ̄▽ ̄;)


ちなみに、8人までプレイヤー大名を選べるので、中央で信長やりつつ端っこで別の大名で遊ぶとかもできるわけですね。

弱小大名は大きいところにあっさりつぶされていくので、たまには違う旗印を見たいという勝手な願望により、わざと小さいところの傘下に入ることにしてつぶしたり、結構凶悪な遊びもいろいろしました(;´∇`)

もちろん自分一人でのプレイだけじゃなく、友達と戦うプレイもできるわけですが、
私や藍は常に自分一人のまったりプレイです。
やっぱこういうのは自分が王者になりたいものですから♪


基本的には戦争の準備を整えて出陣、を繰り返すだけなので、シナリオというものはありませんが、たまに歴史上の出来事が発生したりします。

藍は初回以降も『信長包囲網』シナリオでやってますが、そうすると隣接する浅井に攻め込んで浅井長政の城をとると必ず「市っ、市ーーー!」とか彼が叫んで死ぬというイベントが起きます。

浅井は結構イケメンな顔グラをもらっているのに、絶対に彼を家臣に加えることは不可能なのです。

私が選択している『桶狭間の合戦』シナリオでも、唐突に上杉謙信が行方知れずになり、出家するとか言い出し、家臣がなだめて上杉家の結束は強くなったとかいうイベントが必ず入ります。

何のために入ってるイベントなんだか、ちょっとわからない。

あとは三好の松永久秀を倒すと「平蜘蛛は信長には渡さん」とかなんとかのたまって自害してしまい、
能力値の高い彼を仲間にするには普通に戦争しちゃダメとか、めんどくさいことも(つД`)


しかしいろんな遊び方ができるので、なんだかんだで何度も遊び倒しました( ´ー)ノ

お気に入りの武将をひいきして、本丸に突撃させて勲功をためてレベルアップさせたり、褒美をあげたり、軍団長に任命したり、軍師にしたり。

遠くのお気に入り武将(顔が好き)を調略コマンドでなんども通って「内応」させたり。

ちなみにこの「内応」、その場では約束だけするという形に落ち着くこともあり、戦争中に内応を要請するパターンがあります。
うまくいけば戦争中に寝返ってもらえるのですが、口約束なため裏切りを断られて地団太踏むことも。

はたまた気に入らないやつを調略コマンドの「暗殺」で亡き者にしたり・・。

とはいえこの暗殺は、こっちがやられたこともあって危険なので、基本はこっそりエディットで消してますが。


まさに自由に戦国時代を遊べるゲームでした。

理解するまで全く面白みがわからないところがとっつきにくいですが、
理解すると何もかもが面白くなるというのが不思議です。

戦争にすごく時間がかかるという難点を除けば、ふとしたときにプレイしたくなるいいゲームだと思います(*´▽`*)



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