ライオス


ルミナの婚約者、実力のあるイーヴルランドの王という輝かしい肩書の持ち主。
シオンやギルスと同じように、冒頭のいくつかの選択肢のみでルートが確定します。

しかし冒頭、ルミナは勝手に決められた婚約者にショックを受けて家出もどきまでしてるわけで。
そこから特に何のイベもないのに、なにゆえライオスに好意的な選択肢を選ばないといけないのでしょう。

まあこの冒頭の選択肢の内容は結構いろいろあるんですけど、
どれがライオス編に通じてるんじゃーーーーヽ(*`Д´)ノってキレながら選んでました。


この時の選択肢で、シオンとの友好が上がった時にギルスが登場して「あいつらには気をつけろよ」と忠告して来てギルスルートへいけるようになったため、私は『ギルスが出てくる=シオンと友好が上がった証』だと思っていました。

ところが、シオンに非友好的な態度をとってもギルスが登場することがあるので、「あれ???」となり
『ギルスが登場するのはライオスかシオンと友好が上がった時』なのだと判明(;´∇`)

そしてやっと、ライオスの国イーヴルランドへ視察に行った時に違う展開になり、心底ほっとしたのでした。


しかし、私は期待していました。

ライオスはぶっちゃけ今まで他のルートをプレイしていて、とにかくひどかったので
『いいのは顔と声だけだな』と思っていました。

しかしシオンと張り合って強引にいろいろ進めていく行動派だし、頭はいいんだろう。
ルートに入ればカッコいい姿を見られるに違いない・・・。


なんてそんなことは全然なかった。・゜・(ノД`)・゜・。
『いいのは顔と声だけだな』という印象が、最後まで全く変わらないなんて・・・。


ライオスには、イワザールキカザールミザールというバカバカしい名前の三人の側近がいるんですが、
そいつらがライオスを操って政治をしているというのが、イーヴルランドの実情でした。

名前の付け方のてきとうっぷりは何だと言うツッコミはおいておいても・・・。

今日の靴下を何にするかすら自分で決められず、三人の勧めでそれにして「やっぱり頼りになるな」って
ただのアホ君主じゃないかーーーーヽ(*`Д´)ノ


ルミナはその彼の姿を見て、かつての自分のようだと感じ、なんとかしなければと考えます。
たいした選択肢もないのにすでにライオスにオチているようですね。
こっちはむしろ興味がないのがさらになくなった感じなんですけど(゜_ ゜)


さておき、ライオスが戦争をやりたがっている共通イベでもちょっと変化があります。
ライオスの意思ではなく三人の入れ知恵によるものであるという、王として情けない姿ですが・・。


そのあとルミナはソウルディシアでエディオスとのひとときを過ごし、
彼がくるってしまわなければそのままエディオスと一緒にいたんじゃ?という感じにいい雰囲気でしたが、
これはエディオス編ではないので帰国。

するとライオスが部下とともに、無事なルミナの姿を確認してそっと帰国するというシーンが追加。
あのライオスが心配してくれたのね(*´ω`*)と喜ぶところですがどうも盛り上がりません。

つまるところ、ライオスのカッコいいシーンをいまだ見ていないからなのでしょう。
あれだけ見た目きりっとかっこよく、堂々としていて、どのルートでも非情な態度をとっている強引な王。
ルートに入ったら、さぞやかっこいいんだろうと期待していたのに・・・。

そこしか期待できるところがなかったのに・・・(>_<。)


そしてついに例の三人がライオスを裏切り、ライオスの兄の息子を君主にしようと反乱を起こすイベントがやってきました。
ちょうど各国の諸侯たちが集まり、くだらないことを話し合う場に届いた知らせ。

ルミナは彼に三人のことを忠告していたのですが、ライオスにとっては信頼できる配下だったため信じていませんでした。
そのためすぐには飲み込めず、ショックが大きい様子。
「すぐに鎮圧されるはず」「今ここを離れたら立場が」とか相変わらずのんきなことをつぶやくだけです。

イーヴルランドではサーバントという奴隷を使っていたのですが、それも三人の指示で、ライオスは何も知らなかったとのこと。
今回の反乱の原動力もサーバントらしいですが。


ルミナが、反乱を鎮めるために諸侯たちへの協力を呼び掛けると、なぜかそれにシオンが応えますが、
なんと「思う存分暴れて来い。目に見えたものすべて破壊しろ。略奪も好きなだけ行うがいい」などというとんでもない指令を出す始末Σ(゜Д゜|||)

何も知らない(こればっかだが)ライオスは、協力を感謝したものの、国へ戻って愕然。
仕返ししようにも国がボロボロでどうにもなりませんでした。


ルミナもライオスについてったようで、ショックを受ける彼と会話をしました。

そこで、自分が8歳の頃兄が反乱で殺され、兄の子が赤ん坊だったために君主をつぎ、あの三人が支えてくれたこと。
三人の言うとおりにしていれば国が治まったので、安心して任せていて、それなのにそれを自分の功績だと思っていたこと。
シューマール王国に頼るようなことを、自分に頼ってくる人たちが増えてきたので、王になったような気分になっていたこと。
そこであの三人が「王になりなさい」とささやいたことなどを語ります。

まあ子どもだったんだからしょうがないといえばしょうがないけど・・・(=д=;)

上の人は下の人たちのことを何も知らないとか、よくあることだしね・・・。
それでいいとは全く思いませんが。


そこへ市民たちがやってきて、ライオスを励ましてくれました。
「悪いのはあの三人だ」と言ってくれて、ルミナも「ライオス様なら大丈夫です。こんなに慕ってくれる人がいるんだもの」と微笑み、
ライオスも「今初めて君主とはどういうものかわかったよ」と言います。

非常に心温まるワンシーンです(*´▽`*)

・・・と言いたいところなんですが、『なんでですか??』という気がしてなりません。


ライオスが国の人たちのことを何も知らないで能天気に過ごしていたのに、なんで市民はライオスのことを知っているの?

サーバントを使っているというのも、三人の命令で、ライオスはノータッチであるなんて情報、一般市民が知ってるわけないと思うんですが・・・。
そうでなければ、サーバントを使って暴動を起こすなんて三人にできないはずだし・・・。

そもそも、ちょっとこの国は変ですしね。
アッシュが「国民はほとんどだれもライオスの顔を知らない」とか言ってましたが、その割に、共通イベントでイーヴルランドに言った時にライオスが一緒に馬に乗せてくれて街中を走ったのですが、人々にきゃーきゃーいわれてましたし。
あれは国民じゃないのかい?

まあ、いいんですけどね。ライオスがかっこよくなってくれれば( ̄▽ ̄;)早くかっこいいシーン来い。


そんな私の気持ちをあざ笑うかのように、相変わらずカッコ悪いライオス。

戦争が決まり、ルミナが元帥として指揮を執ることになったのを、後方部隊に回ってほしいと言うライオス。
「女性が指揮を執っているということが敵に知られたらみっともないし・・戦場は男の物。女性は足手まといにしか・・」

なぜ、心配だから後ろにいてくれと言えない!?ヽ(*゜Д゜)ノ


婚約者だから一緒にいたいというルミナに、婚約解消を申し出たというライオス。
理由を述べず去ろうとするライオスを、行かせない突然登場のアッシュ。

「ルミナはあんたにホレてるんだ。わかってるんだろ?」と、説明を求めたため、しぶしぶ口を開くライオス。
要するに弱小国の君主と王国の姫では釣り合いが取れないということです。

そんなライオスに、「身分とか家柄とか関係ない。肝心なのは心だ。あんたの心が知りたいんだよ!ルミナそのものが好きかどうかなんだ」と食い下がるアッシュ。

「なんで君はそこまで・・」と相変わらずはっきりしない男。


するとアッシュは一世一代のカッコいい告白.:*・。ヽ(´▽`)/。.:*・°

「オレはルミナの事が好きだ。幼い頃からルミナだけをずっとずっとオレが守ってきたんだ!
もちろん身分や家柄なんかあんたとは比較にならないほどかけ離れてるさ!
だがそんなのは関係ない。大事なのはオレがルミナを愛してるってことなんだ!
それをあんたみたいなはっきりしない男に渡してたまるか。
本当にルミナを思っているなら、俺からルミナを奪い取ってみせろよ!」

アッシュカッコいい!!

剣を抜いて決闘だ!って切りかかります。
・・・・・って、ライオス、よわっっっっ。・゜・(ノД`)・゜・。

アッシュが強すぎるのかもしれないけど・・・。


「この程度だったんだな、あんたのルミナへの想いは・・。
結局あんたはルミナより王女様って名前がほしかっただけだったんだ!」
ライオス「そんなこと、ない!王女かどうかなんて関係ない。
関係あるか!僕だってルミナを愛してるんだーーーーー」

再び向かっていくライオス。
うん、結局負けたけども( ̄― ̄°)

しかしアッシュは負けを認めました。ライオスの気持ちを確かめることが大事だったから。
はあ〜〜〜アッシュ、君はいい奴だねえ・・・。

そしてやっと、ルミナへの気持ちをはっきりと『自分の気持ち』であると認められるライオス。
あの三人にいろいろ吹き込まれすぎて、自分の気持ちがどれなのかわからなくなっていたようです。
「ルミナ、あなたのことが好きです。こんなにもいとおしい・・・」

ルミナも喜び、ともに戦うことを誓い合います。

うん、よかったね( ̄▽ ̄;)

しかしこの男・・・告白までこんなにとろいなんて・・・・。
アッシュがいなかったら言えなかったし、アッシュのが全然かっこよかった・・・。
ルミナはこいつのどこが好きなんだろう。わからない。自分と似た境遇という親近感なのか?


そして戦い。シオンが相変わらず最悪なのはおいといて、とどめを刺すためにソウルディシアに向かっていくライオス。
そして行方不明になる・・・。

のちにライオスは、もちろん見つかるのですが、なんと失明してしまっていましたΣ( ̄□ ̄;)

そして、つきものが落ちたように穏やかで優しい人として、国民と一緒に笑っていました。
そこへ降り立つルミナ・・・。

まあ、これからは二人幸せになれることでしょう。よかったよかった。


と、物語的にはめでたしなのかもしれませんが・・・。

ライオスのカッコいい姿を見たいと思っていた願いはついにかなわず。
ルートに入ってのライオスの印象は『間抜けな人』となってしまいました・・・。なんだったんだ・・。


このゲームはスロットというミニゲームがあり、コインをためて各キャラのおまけシナリオと交換できます。
私が交換したのはペルモとギルスだけなのですが(エディオス・ミケールは本編で満足。あとは興味なし)
スロットにボーナスタイムが発生することがあります。

ヴァンダールの騎士を見つけるわ、と誓うルミナが、「あれは!」と誰かを発見。
大抵エリザベスに邪魔されて失敗という終わり。

しかしごくまれに、攻略キャラを見つけて、一言ラブいメッセージをもらえることが!

ライオス「僕とぜいたくな暮らしをしましょう」

ギャグ!?Σ( ̄□ ̄;)


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