野間卓人


二人目にオトしたのは、タクくんでした。

理由は、あとにまわしたらオトす気がなくなるかもしれないことを危惧したからです。
だって・・・オタクだし・・・ちょっと変わってるっぽかったので。

なにしろ彼は「AIで理想の女の子を作って、その子と恋に落ちるのが夢なんだ」と言い切り、
そのためにプログラムを作っているという男の子なのです。

ネコミミメイド服のアイちゃんという、名前を付けた女の子の姿も見せてくれます。

こういうキャラ、乙女ゲにもってくるのか・・・。

と、最初はかなり引いてましたが、話をしてみると
明るくて自然体であり、好きなものを堂々と好きだと言っているだけの素直な男の子という印象。

彼に勧められた『ミラクルフォーチュン』という漫画(アニメ化もしている)を真希もハマってしまったりと、
趣味が合わないわけではなさそう。

そうだよね、アニメとかゲームとか漫画とか私も好きだし。
しかも彼はただ好きってだけじゃなくて、コンピューター部に入っていて頭もいい。(理数系)

声が谷山紀章さんなせいか、柔らかい声なので聴いていると落ち着くところもいい。

変わっているところはあるけど、真希に対して優しいし、人懐こい雰囲気なのも好印象
普通に楽しかったです(*´ω`*)


ただまあ、慣れるまでは多少かかりましたが。

最初からその理想の女の子を作っていることを明かされ、
「バリエーションに乏しいから、君に協力してほしいんだ」と頼まれます。

現実の女の子を研究したいからと、陰でこっそり眺めることを受け入れてほしいと。

そういうわけで、陰からこっそり眺められるという行動をとられることに。

宣言してるから気持ち悪くはないけど、真希は「ストーカー?」とちょっと困っていました。


恋愛イベントも最初は、観察されるところから。

それも、掃除でゴミの処理をちょっと手抜きしたところを見られるとか、昼ご飯大盛を食べるところ見られるとか、恥ずかしいところばかり。
それでも新鮮に喜ぶ彼のおかげで後味は悪くないですが。


タクくんは最初から「ボクはキミの騎士(ナイト)になりたいんだ」と言っており、
ようするに守りたいってことみたいなんですが、そのセリフがおかしいことには気づいていない様子。

アニメや漫画のヒーローになりきってるというか、なりたがってるというところでしょうか。

とはいえ、守りたいというだけあって、
日々の会話イベントでも雨が降ってきた下校で、自分は濡れるのを気にせず傘を貸してくれたり、
ストーリーイベントでも図書室の届かない本をとってくれたりと常に優しい。


そして恋愛レベル3になると、雰囲気が変化。

火災の避難訓練で、真希のクラスが火災になったと校内放送が入り、真希もそれを忘れていたため慌てましたが、タクくんが本気にして消火器を持って飛び込んできます。

「真希ちゃん、助けに来たよっ!返事して!」

彼は一生懸命だったのですが、当然ながらただの訓練なのでみんなに笑われてしまい、
珍しく落ち込むタクくん。

そして、「ボク、キミを見守るって、騎士になりたいって言ったから・・・。恥ずかしい思いさせちゃったね。ごめん」


そのあとのストーリーイベントで、「真希ちゃんに恥ずかしい思いをさせたくないから、もうチェックをやめるね」と宣言するタクくん。

落ち込みながらも、その時の気持ちを話してくれます。
「真希ちゃんのクラスが火事だって放送があったとき、いてもたってもいられなくなったんだ。
真希ちゃんを助けなきゃ・・守らなきゃって。

データはバックアップがあるけど、真希ちゃんは一人しかいない。
もしキミがけがしたら・・・万が一死んじゃう・・なんてことがあったら・・。
現実って怖いね。現実の女の子は・・・傷つくし・・会えなくなっちゃうことだってあるんだ」

傷ついて落ち込んでいる彼に、真希は言います。

「野間君・・私ね、野間君が助けに来てくれた時・・・
恥ずかしかったけど、うれしかったよ。ストーカーじゃなくて、ちょっとだけ騎士に見えた」


タクくんはそこで、「もっとキミと親しくなりたい」という気持ちを伝えてくれ、
真希も「騎士じゃなくて、ちゃんとした友達なら」ということになり、
あらためてきちんとした友達としてつきあうことになったのでした。

真希がすごくいい子でほっこりしました(*´▽`*)

傷ついてるタクくんへかけた言葉があったかい。
タクくんもそれで元気出たみたいでよかった。


ゲームセンターで、クレーンゲームの景品、シロクマのアイピローがかわいいと思っていると、
ちょっととりにくい位置だからまた来てみようという話になる下校デート3段階目。

恋愛レベルを4にあげると、デートしないと5にあげられないのですが、
下校デートでゲームセンターへ行くと、このシロクマをモチーフにした映画を見に行く話になります。


いよいよデートね、と思っていたら、当日祖父が倒れたという知らせが入り、駆け付ける真希達。

そこでタクくんの連絡先を全く知らないということに、初めて気づきます。
そのためキャンセルとお詫びの電話をかけることができません。


夜になって、もういないよね、と待ち合わせ場所にいくと、彼は心配しながら待っててくれてました。
謝ると、「キミが無事ならそれでいいんだ」と笑ってくれます。

ゲームソフトの発売日とかで徹夜で並ぶから、待つのは得意だし慣れてるんだ、と。

や、優しい〜〜〜〜(つД`)

なんて優しい人なんだ、タクくん!!


学校で突然タクくんから電話が来て、一緒に虹を見上げるイベントもイイ♪

「初めての電話をどんなふうにするか考えてたんだ。せっかくだから何か印象に残ることがしたくて」
ロマンティックですね(*´▽`*)

そのあと、ミラクルフォーチュン(アニメ)の話になって、タクくんが「ごめん、つまらなかったよね」と謝ると、真希は「ううんそんなことないよ。私も好きだし、誰だって趣味はあるから。野間君は打ち込めるものがあっていいと思う」と返します。

真希の言葉がとてもやさしくていい感じです。
自然に仲良くなっていく二人の感じもよい。


そのあと屋上で、AIの女の子とお別れ(データ消去)したという話をするタクくん。
つらそうではあるものの、それは、真希が好きになったからだということをわかっており
クリスマスイブに約束をします。


そしてエンディングのクリスマスデートでは、きちんと「真希ちゃんが好きだ、大好きだ」と言ってくれて、
真希も「野間君が好き」とちゃんと答えるので満足感がありますヽ(*⌒∇⌒*)ノ

騎士の誓いをするシーンはちょっと「いや、それ必要?」と思わなくはないけど
理想を追いかけるのではなく、現実の目の前の女の子を大切にしていく、という気持ちは伝わってきてよかったです。

そして、プレゼントにクレーンゲームのシロクマのアイピローをくれるところが彼らしい。
ちゃんと彼がとってくれたものなので、愛がこもってていい感じ。


ちなみに、下校デートでその映画を見に行くことができます。
デート自体がつぶれちゃうから下校デートで補完、みたいな感じかな。
映画中にそっと手を握られるなど、ツボを押さえたシチュエーションがオイシイ。


タクくんはキャラが変わっているからダメだろうなと思ってたのに、大変満足度が高くて楽しかったです*・。ヽ(´▽`゜)/。.:*・
やっぱ優しい男の子っていいよね!


キャラ別ページへ


HOMEへ  ゲーム部屋へ  桃子の乙女ゲームへ